「日中戦争」は侵略ではなかった (WAC BUNKO)

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著者 : 黄文雄
  • ワック (2011年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898316399

「日中戦争」は侵略ではなかった (WAC BUNKO)の感想・レビュー・書評

  • プロパガンダに対するカウンタープロパガンダ。真実に基づかない感情的な政治判断、謝罪。もはや、何が真実なのかはわからない。いや、世界は何が真実かを重要視していない。何が真実かではなく、何が利益となるかを考え「物語り」を構築しているのだ。その論理に従わなければ、日本は世界の食い物にされるだろう。

    よくある論理。他国が無秩序であった。その無秩序な状態は、第三国の介入を許す危険があり、第三国の介入を齎せば、自国の存続の危機に陥る。また、無秩序な状態では、内戦により其の国の民族が虐殺されている。その国には、自国の居留民も存在する。従い、その国に対し、介入する必要があった。秩序化する過程において、国家が成立する。さて、これは侵略か否か。

    日中戦争は侵略では、なかったか。

    これは立場の問題である。当然、時代背景や当時の環境からして、そういった判断に至りやすい、必然的に生じた出来事として結論付けられる。当時は、どの国も帝国主義だった。法の不遡及という考え方からしても、日本だけ裁くのはおかしい。その通り。その通りだが、論点が異なる。

    アヘンの利権や満州鉄道の利権を、日本国は求めなかったのだろうか。そのような利権を求めた時点で植民地政策と言えないだろうか。この話は、南京虐殺が無かったとかいう話とは別の次元の問題だ。

  • 本書は史実に基づいて執筆されている。
    日中戦争は侵略戦争だったのか?が大きな命題だが、陰謀により巻き込まれた感が強い。
    日本は侵略戦争などしていない。これもまた史実です。
    日本が進駐した地域は、それまで数百年にわたって英・仏・蘭・米の植民地だった国々だ。それら列強勢力を駆逐した日本の行為を「侵略」と呼ぶなら、東南アジアの民衆にとって白人の支配はなんだったのだろうか。彼らは白人を歓迎し、その植民地でいるほうがよかったのだろうか。そこに大東亜戦争の意義があるのです。
    巷では自虐史観と言われますが、先人の行為を悪と見る人々にナショナリズムは育ちません。
    もう、謂れのない謝罪外交は止めて頂きたいものだ。

  •  日中戦争は侵略ではない、というのはさすがにすぐにはうなずけないですが、当時の世界情勢や中国の内部事情を考えると単純に「日本が征服欲にかられれて」行ったものでない、という部分は伝わります。
     中国が単一政府により統治される統一国家であれば、そこに遠征し戦争をしかけることは「侵略」です。実情は、当時中国各地に有力者が割拠する状況で先進国各国がそれぞれ支持する軍閥を持ち、中国内部に足がかりを作ろうとしていた、とします。
     一方、日本人が現地で殺害されたり、財産を奪われたり、という事態が起き、(今と違って)軍を持っていた日本は自国民を守るためにも出兵する方が自然だった、と。
     また、日本が植民地化した満州国は建国後どんどん人口が増えた。これは万里の長城以南から治安のよさなどを求めて中国人が大量に流入したから、と。
     著者は台湾の方ですが、「中国は常に仮想敵がないと分解する。過去それはアメリカであり、ソ連であったが今は日本になっているだけ。まともに相手をしてはいけない」と警告します。
     そのほか中国の歴史観にも触れます。
     中国とは、中国民族とは?という部分について知らないことが書かれている本でした。

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