14歳からはじめるC言語わくわくゲームプログラミング教室Visual Studio 2008編―Windows XP/Vista対応

著者 :
  • ラトルズ
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899772170

感想・レビュー・書評

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  • 同タイトルにて、Borland C++を使用したものがあるが、本書はその後編的な役割を担う存在と言えるだろう。前の本も、ズブの素人にグラディウスタイプのシューティングをいきなり作らせてしまうという凄いコンセプトだったが、今回に至っては、ゲームプログラミングを志す者としては最初のハードルとなるであろう「ジャンプアクション」もの、それも「大魔界村」みたいに坂道があるような代物を、ベクトル演算を駆使して14歳に作らせてしまおうっていうんだから、タダごとじゃない。
    しかし、前の本のときは成功していたこのコンセプトも、今回はちょっとムリがあるようには見える。作るものの内容が濃すぎて、ところどころ大事な部分を端折ってしまっている印象も受ける。このシリーズで目立つ誤記誤植の多さも相変わらずだ。
    とはいえ、そうしたジャンプアクションゲームを作るにあたってのノウハウを得るという観点では、本書は決して悪くない。自分としては、得たものは多かった。
    プログラミングの右も左も分からない状態の人間がついていくには少々キツい内容なので、同タイトルのBorland C++版、出来ればその前にHSPを使用する「12歳からはじめるHSP3.0わくわくゲームプログラミング教室」を経てから、本書にたどり着くことをお奨めしたい。蛇足ながら、本書の姉妹書として「14歳からはじめるリアルに動く!ゲーム物理プログラミング教室」があたるようなので、こちらも押さえておいた方が良いのかもしれない。自分は未読ですが。
    こうして最初から、アクションゲームでプログラミングを教えてくれる参考書は皆無に近いので、これら「○○歳からはじめる」シリーズの存在は本当に貴重だ。その内容には不満は正直なくもないのですが、素晴らしいコンセプトであることは確かなので、今後のシリーズの続刊にも心より期待してます。

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