またまた自殺うさぎの本

  • ネオテリック
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本棚登録 : 576
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (89ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899980698

感想・レビュー・書評

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  • 前作『自殺うさぎの本』と要領は全く同じ。
    無表情のうさぎさん達がやたらめったらにあらゆる手段・方法で自殺を試み続けるだけの画集。

    前作のブクログユーザーさん達のレビューを読んで気付かされたが、「死」をこれでもかと軽んじて無感情に描く事で、自殺するのが馬鹿馬鹿しくなるというプラスの効果がもたらされるとは。
    ただナンセンスなだけではない本。

    ネタ的には映画ネタが増えたような?
    前作よりも初見ではどういう事かわからない絵が増えたので続きの展開を想像する頭の体操にもなるかも。


    17刷
    2022.1.10

  • おそらく(死ぬ事)以外、何も考えていない彼らの
    (~へ至る瞬間)を見続けていると、
    思わず「痛たた・・・」なんて、声は出てしまうけど。

    不思議な事に

    暗さや恐怖や苦痛を微塵も感じない。

    目的の為に、
    一生懸命がんばる人(うさぎ)達には、
    ついエールを送ってしまいたくなるヒトの性、故?

    更にシュールさ、物語性を増した「またまた…」

    うさぎ達、この後一体どこへ向かう…?

  •  前作、自殺うさぎの本の続編。
     前回よりもパワーアップした兎たちが、またも脈絡無く次から次へと死んでいく絵本。
     倒れて来たクリスマスツリーの星に刺さったり、ハリウッドの看板に押しつぶされて圧死したり、リモコンにくくり付けた包丁で切られたり。
     自殺に対して手間を惜しまずポジティブに邁進する兎は可愛いけれども、しかしやっていることはちっとも可愛くないというこの矛盾。
     ブラックユーモアの世界をご堪能ください。


     前回に引き続き、健全なお子様がたへのプレゼントには向かない内容なので、その点だけご注意を。

  • 前作よりさらに迂遠。そっちか!とか、なにもそこまで!とか、もはや何がしたいのかわからない無表情な情熱が素敵。
    ほんの少ーしだけうさぎ同士の交流が窺えるのが前作との違いか。

  • 自殺うさぎシリーズの第2作目。前回以上に自殺の方法がパワーアップしている。それがまた面倒くさくてシュールすぎる。

  • 一作目より死に方が難しい。
    かわいいくせに、よくこんなに思いつくもんだ、と。
    なんでこんなにアクロバティックに死にたいのか、と。

    相変わらずの、ブラックユーモアです。

  • 真っ二つ系は想像するとちょっと怖いけど面白い!サウロンの目とハリーポッターと熱帯魚の餌と願かけが好きです。

  • またまた自殺うさぎの本 単行本 – 2006/7/1

    まだまだ死に足りないうさぎたち
    2015年4月26日記述

    アンディ・ライリー(Andy Riley)による絵本。

    自殺うさぎの第二弾。
    シュールな自殺を繰り広げるうさぎたち・・
    有名映画のパロディとしてターミネーター、ジョーズ、
    エイリアンに喧嘩を売り見事死亡する絵もある。

    創意工夫というものを感じるつくりになっている。
    もっとそのエネルギーを自殺以外に使えよと言いたくなる感じ。

  • 仕掛けが複雑すぎてすごい

  • 2012年読了

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