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この作品からのみんなの引用
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しかし、時代は変わり、新しさという目に見える何かで、本当に豊かさを手にすることはできない。それだけでは暮らしが満たされることがないことにわたしたちは気がついた。消費という名の新しさで、暮らしを埋め尽くしてみたけれども、そこに残っているのは、寂しさやむなしさや違和感だった。目の前の暮らしが、飾りのようでちょっと嘘っぽいというような。
― 58ページ -
手書きの地図くらい面白いものはない。人それぞれ目印にする建物や方向感覚、距離感が違うから個性が表れる。外国の知らない町で出会った人に、知りたい目的地までの地図を書いてもらうことは、僕にとって至福の楽しみだ。記念のサインもしてもらう。相手は笑うけれど、その地図の愛らしいことといったらない。それこそ宝物だ。
― 166ページ -
詩集に余白が必要なように、本棚にも余白が必要である。そして、空間が味気ないものにならないように、小さきものを置く。小さきものは、浜辺で見つけた貝殻でも良いし、どこかで拾ってきた木の枝でもいいし、思い出のグラスでも良い。本棚の中に、空や、海や、大地を作り、そよそよと風を流す。本棚とは本を整然と並べればいいものではなく、ひとつの個人的な風景として、情緒ある雰囲気を生み出してこそ本当である。
― 114ページ
みんなの感想・レビュー・書評
モノが捨てられないのは、それが単なるモノではなく、そこに思いがあるから。
これを読むと、自分の<日々の100>を書き出したくなる。
憧れの人だ。松浦氏のように、自分にとって良いものを選び取れる眼を私もいつか持つことができたら、と切望している。
男の人なので、そのまま自分が使えるものは少ないですが、参考にはなりました。自分の夫がこんなにこだわる人だったら面倒くさいでしょうけど…。
3月にCLASKAで行なわれた「日々の100」展に行きました。
ステキな展示会でした☆
40歳くらいでスニーカーが似合わなくなる話にびっくりした。いつでも履けると思ってだけどれども、そうか。いつかは、と思っているニューバランスを早めに買うことにする。025レインボウペンシルはスタンダードブックストアに売っていたので次にきっと手に入れる。あとは023Dr.Bronner'sの石鹸が気になる。鞄に、手みやげに086ハーブティーというのは気がきいている。また10年後に読むと違うものに心惹かれると思う。
この人の好きなものには「白いもの」がとても多い。白いシャツ、白いハンカチ、白い風呂敷…本文中では色に触れていないが、たぶんトランクスも白だ。
白いものを身の回りにおくのには、その白さを保つためのそれなりの覚悟と集中力がいる。筆者のものへの潔い姿勢を真似るほどの覚悟は持てないけれど、好きなものを長く、大切に使い続けることがどれほど生活を豊かにしてくれるかをこの本は教えてくれる。
思い切って白いシャツを着て、山葡萄の籠を提げて街に出かけて見たくなった。
こだわりのひと、松浦弥太郎が選ぶ
お気に入りの100のアイテム。
右側にアイテムにまつわるエピソード・エッセイ、
左側にアイテムの写真。
1ページで読みきれるので
のんびりしたいときによむと良い
下のブログにレビュー?を記載しました。
100の「もの」がその人を物語る...面白いですね!
http://zoo08.blog.so-net.ne.jp/2011-03-20
松浦弥太郎さんが「ヒト」と付き合うように大事に付き合っている「100のモノ」との「関係性」を語った一冊。 まず、本がやっぱり多い。石鹸とか、ノートとか、運動靴、財布、洋服、調味料、長く愛し続けているモノたちへのオマージュ。 禅僧のように簡素で丁寧な人柄があらわれている。 愛すべき100のモノだけに、すべてご自分で撮影されているのもいい。 ◆◆◆ 「すべては結局、私が誰と... 続きを読む »
松浦さんの愛すべき100の「もの」が紹介されています。
日用品から愛読書、装飾品にいたるまで、100だからかなりの数。
そのどれにもひとつひとつ、大切なエピソードが添えられていました。
今って、お金さえ払えばわりとカンタンにものが手にはいってしまう。
でも、どんなものを持つにせよ、買うにせよ、
自分とちゃんと結びつくものを見極めて側に置くことで
ほんとに豊かになれるんだなあ。
今の自分にほんとに必要だとか、馴染むということ、
ものをみる目を養ってないとなかなかむずかしい、です。
今の自分をちゃんと振り返れてないとそれはできないものね。
そう考えると自分の身の回りのものたちってどうなのかなと思う。
‘断捨離‘ではないが今一度、フィルターにかけてみる作業も
自分を知るひとつのよきプロセスになるかも!
以前に読んだ今日もていねいには ちょっと説教くさいのがNGでしたが こちらはちょいマシ
セレクトされてる物も良いし。。。
「暮しの手帖」編集長、松浦弥太郎による書き下ろしエッセイ100篇、撮り下ろし写真100点、渾身の一冊!松浦弥太郎が辿り着いた暮らしの宝物100品が登場。衣食住にまつわる物から、松浦氏の人生を強く支え続けている本たち。愛着100品に秘められた、出会い、記憶、想い、そして、ひとつひとつのモノと向き合う真剣な姿勢。物語いっぱいの、完全書き下ろし写真エッセイ集。
登場アイテム:
・レシピカードボックスと3×5カード
・ヒノキの漆椀と匙
・ネイティブアメリカンのお守り
・エンリ― ベグリンの財布
・中村正常の『隕石の寝床』
・村上開新堂のクッキー
・ロレックス社の金だるま
・ルーシー・リーという生き方
・アンティークの定規
・おばあちゃん眼鏡
・『路上』と『北回帰線』
ほか、全100品
ものを通して人はみえる。素敵な人は素敵なものを持っていて、大事にしている。ということを確信させてくれた本。トゲトゲした気持ちをホッと落ち着かせてくれる。

雑誌「暮らしの手帖」編集長である松浦さんのモノにまつわるエッセイ。
洋服から食べ物や本にいたるまで、いろいろなモノが登場して、どれももちろん素敵なのだけれど、そのモノたちにかける松浦さんの愛情とか、...





