ゲームの達人 下巻

  • アカデミー出版
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900430044

感想・レビュー・書評

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  • 上巻の感想でほぼ書いてしまったようなもの…
    大河ドラマでもいいのだけど、展開が読ませながらグイグイと進むので「二時間二夜連続放送ドラマ」みたいな印象に変わる。(なんとなく)

    最初の場面に出てきた人々の正体が徐々に明らかになっていき、嵐とはこのことだったのかと納得。

    ケイトは年をとっても全然(欲望が)落ち着かないし、やり過ぎる性格のまま貫くのかなこの人は…

    今月、他の本は少しずつしか読めなかったが、こちらはやはり引き込む力があり読了してしまった。

  • おもしろかった、のだろうか?
    よくおぼえていない。

  • こではまりました。

  • こんな話だったっけー!
    まるで覚えていませんでした汗
    ジェミー、ケイト、イブは完全に血が繋がってるなと感じました。気、強すぎ。
    イブの性格のネジ曲がり度に辟易しながら読みました。
    中学生の時の私は、一体この話をどんな風に読んでたのかなあ、確か、アレクサンドラの方を「鈍臭いなあ」みたいに思ってなかったっけ……なーんて思い出しつつ懐かしくなりました。

  • 親子4代に渡る大会社経営者の波乱万丈人生の顛末は普通の人生を生きてきた自分にとって想像を超えた世界だったし、ジェイミーがなんども窮地に陥りながらも、とうとうダイヤモンドの原石を見つけ出し、その後手ひどい裏切りを受けながらも、会社を設立するまでの苦難の数々にアメリカン・ドリームを見、またそれが単に「棚ぼた」でなしえる物でなく、九死に一生を得るほどの苦難を乗り越えないと成功は手に入れられないことを知った。
    またその娘ケイトが物語の中心となるが、その気性の激しさに女性の恐ろしさを、さらには彼女の孫娘達をシェルダンがまばゆいばかりの美貌で描写するがために、どれほどの美人なのかと想像も掻き立てられた。そして私にとっては少々、いやかなりハードな濡れ場の描写に思春期特有の興奮を覚えたものだ。

    またケイトの会社が社会的成功を収め、着実に帝国を築いていきながらも、家族の関係は常に泥沼であり、志半ばで斃れる者も数多あり、本当の幸せとは一体なんなのだろうかと考えさせられもした。

    このようにこの小説は私にとって小説を読むことを多面的に教えてくれた作品だった。この本はその後、うちの家族の中でも回し読みされ、普段本を読まない弟さえも手に取り、2人で色々内容について話し合った記憶がある。こんな小説は本当に珍しい。

    その後私はシドニー・シェルダンの新刊が出るたびに、購入することになる。当時ハードカバーで1冊2000円近かったと思うが、高校生・大学生と金のない時期にもかかわらず、自分の小遣いで買っていた。
    アカデミー出版社が当時売りにしていた超訳という、翻訳家が訳した文章を作家がさらに小説として文章を練り直し、書くという手法は確かに翻訳本としては読みやすく、日本の作家のそれと違和感なく入り込むことが出来たのも、本作が広く読まれた一因だろう。しかしその功罪が解るのはかなり後になってからの話である。

    • hs19501112さん
      はじめまして。
      レビューを拝見して「超訳」という単語を初めて目にしました。それを知ると、

      「あの作品を、○○(自分の好きな作家)の超...
      はじめまして。
      レビューを拝見して「超訳」という単語を初めて目にしました。それを知ると、

      「あの作品を、○○(自分の好きな作家)の超訳で読んでみたいものだ」と、心が沸き立ったのですが・・・・・


      “超訳のもたらした功罪”とは?????

      差支えなければ、ご教授願えますか?
      2017/11/18
    • Tetchyさん
      hs19501112さん、コメント有難うございました。
      本書を売り出したアカデミー出版は他の出版社とは異なる「超訳」というのを売りにしてま...
      hs19501112さん、コメント有難うございました。
      本書を売り出したアカデミー出版は他の出版社とは異なる「超訳」というのを売りにしてました。
      それは一旦翻訳家が訳した原稿を改めて小説家が文章を書き直すというもので、海外小説を敬遠しがちな日本人の読者にも読みやすい文章にするプロセスを「翻訳を超えた訳」という意味で「超訳」とこの出版社が名付けたのが最初です。
      云わば出版社の造語で、この会社以外でこのやり方を行った会社はなかったように思います。
      それは確かに読みやすくて海外小説にしては異例のベストセラーを生み出しましたが、小説家の手によって文章が省かれたり、また意味合いが異なるようになったりもしたとも聞いてます。一応原作者の確認を得たうえで出版したとの触れ込みでしたが、正直言語が違う原作者がどこまで理解していたのかは今となっては疑問ですね。
      長々と書きましたが、私の拙い記憶で書いているので諸々誤っているところもあるかもしれませんので参考程度に留めていただけると幸甚です。
      2017/11/19
    • hs19501112さん
      さっそくのお返事、ありがとうございます。
      なるほど確かに!というハナシですね。

      それでもやっぱり、可能なら・・・・過去に読んだ海外作...
      さっそくのお返事、ありがとうございます。
      なるほど確かに!というハナシですね。

      それでもやっぱり、可能なら・・・・過去に読んだ海外作品の「超訳」を読んでみたい気もします。

      例)スティーブン・キング「グリーンマイル」を、宮部みゆき超訳で、とか。
      2017/11/20
  • シェルダンさん、すごいよ!と言われてたけれども
    手に取りずらくてようやく

    上巻にて
    確実に騙されるよ…と思ったら
    しっかり騙され、うわあうわあと読みつつ
    次のページ開いたら1文であっさりすごいこと
    書いてあったりして
    訳者さんの読みやすさは抜群です。
    (当たり前だ!と言われそうだけれど)

    一族の伝記でした。
    おそろしいやらすごいやら
    きれいにまとまってるなあ…!
    あと2作品ほど手元にあるので
    そちらも読んでみます

  • 下巻の方が断然おもしろい。

    切なかったり爽快だったり、波乱の話。
    全体通して残酷さがもっとマイルドだったらもっとよかった。

  • 展開が早すぎな所とか色々と突っ込み所はあるけど、、、。
    それでも好きな1冊。

    ジェミーの復讐劇に驚かされ
    ケイトの執着心に驚かされ
    イブの狡賢さに驚かされ
    そのイブの最後に驚かされ

    初めて読んだ時は驚きの連続やったなぁ。

  • この作者気に入った

  • 購入者:川端
    最後まで展開が読めそうで読めない内容で面白かったです。上巻と合わせてちょっと長すぎましたが、、、。

  • 最初のシドニィ・シェルダン作品。
    まるで映画を観ているかのようなストーリー展開。
    図書館で一気読みしました。

  • ちょっと読み終わるまで時間がかかったが、おもしろかった。

  • とにかく展開が速く一気に読むんでしまった。ラストのケイトの言葉が良かった、ケイト恐るべし。

  • 面白かった
    上下3日で読めた

  • ・・・だれか人生の攻略本をくれませんか。

  • ケイトの話が中心。話がめまぐるしく変るので、『ありえない話』という印象を受けたが、それでもケイトのえげつない陰謀に反発する気持ちと惹かれる気持ちが半々ずつ。

  • アカデミー出版の超翻訳版。会話が自然で、テンポよく読めたのが嬉しい。ただ、ところどころ「?」となるような不自然な表現があったのが残念。(例えば「焼き肉にタレをかける」と表現されても、日本人が思い浮かべるタレと、作中での焼いた肉にかけるソースは違うでしょう。)

    この作品は、現代の道徳感で人物の行動をいいわけがましく正当化しないところがいい。大体、主要人物の中に「いい人」が存在しない。全ての人がおかしくて、時代もおかしい。復讐に徹するジェミーの外道っぷりがいい。マーガレットのおめでたさがいい。ケイトが最後まで一片ほども自分のやり方を疑わないところがいい。彼らには内省とか後悔がない。だからこの本には教訓がない。にも関わらず、時代だとか人間の愚かさや計算高さ、復讐の後に残るものなんかを色々考えてしまうのは、やはりこの本が面白いからだと思う。

  • 久しぶりに読んだけど、それなりに面白かった。

  • 途中から「悪い予感」におびえながら読んだが、まあなんとか楽しく読み終えた。
    でも、上巻と下巻では、お話の世界が全く異なる。
    後半部の、イブの話はいらないのではないか?

  • これまたぶっとい本。
    好みじゃないのに、最後まで読んだのがすごい(笑)
    友情のなせる業か(笑)

  • 読みやすい。

  • この後も同じ著者の作品を何作か読んだんですが、出版社によって同じ作品でもずいぶん訳が違うことを知ったのはかなり後のことでした(苦笑)

  • 多くを語らない方が良いのかもしれない。
    これは確実に名作です。

  • 上下巻、同じ事を書きます。

     珍しく洋物です。登場人物がそれほど多くないのか、あまり迷わなかったけれど、でも、やっぱり、「え〜〜〜っと、これは誰だっけ?」状態に、何度かなりました。(^_^;)

     一言で言うと、壮大な小説です。新書版で800ページ以上ある。そして、5代にわたる物語。もっとも、前半の主人公のジェミーと、後半(こちらの方が遙かに長い)の主人公、ケイトの2人の物語だとも言える。しかし、ケイトの曾孫、ロバートが学童期になるまでで、そのロバートが話題の中心になるから、5代の物語でよいのではないか、と。

     話は、ジェミーが苦労して会社を興し、大きくするまでと、ケイトがその会社をさらに大きくする話である。ゲームというのは、この大きくなった会社の経営や、その会社の争奪戦を指している。異常な夫婦関係、兄弟の関係、親子の関係、金銭が絡むことにより、肉親の殺人も辞さない異常な事態となっていく。
     しかし、最後にケイトと読者は本当に必要なものを悟るのではないかと思う。

     読んでいてもどかしく感じることが多かったが、最後の最後で納得できる小説だった。

  • 最初はジェミー・マクレガーがダイヤモンドを掘り当てて一発当てるため、南アフリカに旅立つ。そこで裏切り・死ぬ思いをしながらも巨大企業を立ち上げる。<br>
    その後は娘ケイトを中心に、その父から受け継いだ会社をさらに大きく発展させ、世界で名をとどろかせる多国籍企業になる。<br>
    そんな大企業のトップであり、また大富豪でもある上流の家に住んでいても、その家族たちはそれぞれ問題を抱えており、非業の死を遂げたり、夢を断ち切られたりしてしまう。そして、ケイトが子供たちに受け継がせたいと思っていた会社も結局は息子も孫も、ひ孫も継がず、ちょっと残念に終わった。でも、最後はまぁハッピーエンド、なのかな??<br>
    この話はケイトを中心に、その父からひ孫まで、なんと5世代近くにわたる人々の話。とってもスリルに溢れていて「次はどうなるの??」と重いながら読んでいた。<br>
    とても充実した内容の濃い話。でも、その中でも私はジェミーが会社を立ち上げてケイトが生まれる辺りまでが一番好きだな&#9825;

  • のめりこみました。
    主人公の起死回生がすごい。
    執念ですね。

  • どうしてシドニィシェルダンって何世代もつながっていく話、主人公が代わっていってしまう話が多いのでしょうか?

  • 上巻の続編。当時ハラハラドキドキしながら読んでた記憶があるなぁ。もう一回絶対に読みたい!

  • 上巻を読んだら必然的に下巻は読む事間違いなし!最後まで読んだときに少しボーっとするのも間違いなし!

  • スリルとサスペンスを持つ、惹き付けられる作品 ・・・とにかくスゴイ!!!内容です。もうドロドロです。。。読めばその意味分かると思います。

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著者プロフィール

シドニィ・シェルダン(Sidney Sheldon)
1917年2月11日 - 2007年1月30日
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ生まれ。父はドイツ系ユダヤ人、母はロシア系ユダヤ人。1937年からハリウッドで映画に関わった後、大戦中兵役に就く。終戦後、本格的に劇作家・脚本家の道へ。1947年に映画『独身者と女学生』でアカデミー脚本賞を受賞した。
1969年から小説を書き始める。『顔』でデビューし評価を受け、執筆を続けた。主な代表作としてテレビドラマ化された1982年『ゲームの達人』で、日本でも上下計700万部を突破するベストセラーとなった。ほか、映画化・ドラマ化された『真夜中は別の顔』。

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