小説ドラゴンクエスト3 下: そして伝説へ (エニックス文庫 33)

著者 :
  • スクウェア・エニックス
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900527737

感想・レビュー・書評

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  • ドラゴンクエストのロトシリーズの完結編で始まりの物語!

    全体として端折っている感はあるもののまぁまぁまぁと言う感じ。

    本作品は切なさが振り切れている。

    ・故郷に帰れなくなってしまった勇者一行
    ・再開直後のオルテガの死
    ・辿り着けなかった勇者サイモン
    ・リザの血筋と、それに纏わるエンディング

    そして、最後の『勇者達のその後の行方を知る者はいない』→それってどう言う事と思っちゃいますが想像が無限に掻き立てられます。

    いずれに致しましても、リザからガルチラへ引き継がれる銀の横笛の物語がアレル達にとって幸せな物であった事を精霊ルビス様に祈るばかりです。

  • そして、伝説がはじまった。感無量であります。若干の物足りなさはあるものの、最後まで読むと充実感に包まれる。でも、後一冊欲しかったな。3は仲間の性別や職業自由でオリキャラばかりですから、もっと掘り下げて欲しかったな。アレルとリザがその後どうなったか書かれていないので気になるところですが、1や2に繋がっていくのはわかるので、これでいいのかも。ただ、銀の横笛だけは謎ですよね。なぜ、ガルチラに渡ったのかが気になります。

  • ロト三部作ノベライズの完結編。
    主人公でありのちに勇者ロトとなるアレルの個性こそ控えめだが(『2』のあとがきを読むと、ヒーローに典型の性格付けしかしていないのは意図的なものかとも思う)、彼を取り巻く仲間たちがいずれも魅力的で、彼らと苦難を乗り越えていくところはロト三部作のノベライズのなかで一番おもしろかった。商人サバロと遊び人ロザンのコンビは原作のバークイベントの再現のみならず、要所要所でアレルたちの情報源にもなり、彼ら自身の憎めないキャラクターもあって作者のアレンジの巧さを改めて実感した。
    魔法使いリザとその双子の姉チコの葛藤は、特にチコの側の人生があまり明かされなかったぶん、最期の言葉が余計に切なく感じられた。リザが自分の体に流れる「魔物の血」を意識しつつ、もとの姿に戻れなくなるリスクを覚悟でドラゴラムを唱える場面は、そこまでの展開も踏まえた名シーンだと思う。

  • 終盤の父と子より、姉妹(母娘も)の相克がすごく印象に残ってる。

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