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- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784900594371
感想・レビュー・書評
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このような本は企業のいいところしか見ることができないから実態はいい会社かは分からない。
しかし、日本の製造業はすごいという気持ちにさせてくれる一冊である。
もっと製造業のステータスを上げるべきときっと思うだろう。
日本にこんな会社があることは誇りです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いわゆる町工場などで、肉眼はもちろんのこと精度の高い工作機械でも見分けられないような違いを見抜き修正する等の神業を持つ人々を紹介するのが本書。登場するのは幅広い分野の職人たちであるが、筆者はどの分野でもきちんと勉強し、かれらの技巧のスゴさを素人にわかりやすく説明している。前書きからして非常に生真面目で誠実な物書きであることがつたわってくる。それが本書全体にクオリティが高い理由だろう。
どの企業でも神業を持つ職人の後継者の育成に力を入れていることがわかるが、その形態は多岐に渡り、神業の継承にこれといった正解がないことが浮き彫りになる。芸術の領域にある業を教育で次の世代に引き継げるのか?モノ作り企業がんばれ!