かぼちゃス-プ

  • アスラン書房
3.92
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本棚登録 : 686
感想 : 82
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900656321

作品紹介・あらすじ

世界一おいしいかぼちゃスープを作るなかよし三人、ねことりすとあひる。ところがある朝、あひるが言った「ぼくがスープをかきまぜる」それからはじまるおおげんか。なかよし三人はどこへやら。ついにあひるは家出した。かぼちゃスープは、どうなるの?1999年ケイト・グリーナウェイ賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 世界一おいしいかぼちゃのスープを作る3匹
    猫・りす・あひるはスープをつくるのも、食後に楽器であそぶのも
    ふとんをつくるのも、役割分担しながらとてもなかよくくらしている。
    ある日、あひるが・・・・
    役割分担をめぐってけんかがはじまり
    あひるが家出。
    いろいろあって、仲直り。

    仲直り後にスープをつくってめでたしめでたし。
    と、おもいきや・・・・あひるがまた・・・。
    あれれ、エンドレスだよ(笑)。
    締めもお好みです。

    絵の毛質感などリアル。
    三匹の表情が豊かでかわいい(?)ので
    あったかいものが飲みたくなる寒い季節にぜひ読んで欲しい一冊ですね。

  • 世界一おいしいかぼちゃスープを作る、ねことりすとあひるの物語。

    3匹のやり取りが面白く、言葉のリズムも楽しい。
    やけにリアルな絵は可愛いんだか、気味悪いんだか判断に困るところではあるけど。
    あひるはワガママで困った奴だけど、憎めない。何をやっても、最後にはなんだかんだであとの2匹も許しちゃうんだろうな。時には母のように、時には兄のように。

    結局またあひるの一言で、エンドレスな展開になるのには思わずニヤリ。

  • 題名「かぼちゃスープ」に惹かれて借りる。案の定、子供も見つけて「あ!かぼちゃスープの本だ〜」と。みんなが大好きなかぼちゃスープを作るにあたってはそれぞれの役割分担があるものの…。ドタバタ模様がなんとも楽しい。あ〜、かぼちゃスープが飲みたくなる。

  • おいしいスープを作るお話が好きなので、地域の図書室からお借りしてきました。

    ねことりすとあひるが作るかぼちゃスープは世界一!作り方を模索していく物語ではなく、既にベストなレシピが確立されているのがおもしろい。
    ところがところが、いつもは味付け担当のあひるが「今日はぼくがスープをかき混ぜる!」と言い出したからさあ大変。ねことりすは大反対、それでも退かないあひるはブチ切れて家を飛び出してしまうのでした。

    あひるお前いい加減にしろよ……!!!

    何というか、私は大変に保守的というか急激な変化が苦手というか融通の利かない人間なので、あひるの思いつきに振り回されるねことりすに同情してしまうんですよねえ。
    家出したままなかなか帰ってこないあひるを心配して、泣きながら「スプーンくらい貸してやれば良かった」とか反省するのも痛々しい。いや、あひるだってわがまま言ったんだから、ねことりすだけが責任感じるのおかしくない!?ねえ!?

    なんてモヤりつつ、まあお前さんたちが許すってんならそれでいいんでしょうよ、と若干捨て鉢になりながら最後のページへ。

    マンガのようなオチに笑ってしまいました。あひるゥ!!!

  • ねことリスとあひるの3匹はいつも仲良くかぼちゃスープを作り、
    食後は演奏会。
    みんなそれぞれの役割分担をして、喧嘩することなく仲良くしていたのに、
    あひるが今日はぼくが作る!と言った途端に大げんか。

    とても語感とリズム感の良い文章で、
    歌うように読み進められる。
    そして、絵がとっても可愛く表情豊かで臨場感たっぷり。

    帰ってこないあひるを探し始めるねことリスのハラハラ感や悲壮感は人間みたいで、
    家族や兄弟、友人関係で思い当たる節があるよーな…あるな。笑

    最後のオチまで綺麗で、
    思わず、あひる!とツッコんでしまった。笑

  • せかいいちのかぼちゃスープは、ねこがきりわけりすがかきまぜ、あひるがしおであじつけたかぼちゃスープ。いつも3人なかよくくらしていたけれど、あるひあひるがおこっていえをとびだした!しんぱいしたねことりすはあひるをさがしにでかけるが・・・。
    ねことりすと、ちょっとわがままでどじなあひるのおはなし。

    というのを秋の読書週間に、児童オススメ本として紹介。
    去年おはなし会の読み聞かせにも使用したけれど、対象年齢は2歳~かな。それより下になるとおはなし聞いてくんないもんな。
    でも、ちいちゃい子でも絵がいいから見飽きないかも。

    ねことりすがしっかりもののお兄ちゃん、あひるが末っ子て感じで、なんだかんだお兄ちゃんたちが振り回されている様子がいい。
    絵も細かいところまで描かれていて、じっくり見ていたくなる。
    随所に登場するムシ2匹を探すのも楽しい。

  • 家きたなくなって、良かったのかな?

  • おもしろかった。しおをいれるのは、すぐにおわっちゃうから、まぜるのをやってみたくなったんじゃないかな。

  • 旅行先のカフェにて。
    あひるがちいこくてかわいいです。
    お子さんとだったら、草木に紛れてる虫さんを探したりするのも楽しそうです。
    なんでこのメンツ集まったん?笑
    スープ作って演奏会する謎ルーティーン、かわいいです。
    大人でも、それぞれの気持ちになって考えたら学びがありそうで良いですね。

  • いつも決まった手順があってもたまには違うこともやってみたくなるんだよなぁ。と思った絵本。

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