服は何故音楽を必要とするのか?―「ウォーキング・ミュージック」という存在しないジャンルに召還された音楽達について
- INFASパブリケーションズ (2008年3月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784900785625
感想・レビュー・書評
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モデルのキャットウォークの動きと、会場で流れている音楽のリズムとの関係性に注目した服飾批評。
音楽家にして文筆家である彼にしか書けない文章で、けっこう読ませる。
パリコレも東京ガールズコレクションも同列に論じているのが好感を持てる。
音楽と服が好きで、モードの世界を斜めから覗いてみたいという方におすすめ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファッションブランドのいわゆるコレクションには
知識があまりないが、興味深く読んだ。
一冊を通して貫かれる
「なぜファッションモデルはハウスミュージックをバックに、それを無視したように歩くのか」
「モデルやファッションデザイナーが最もクラブで踊るのは
コレクションのランウェイで踊ることを抑制しているからではないか」
といった疑問・仮説への回答は今後出る慶應での講義録に
掲載されると思われる。
むしろ、この本の読みどころはパリコレレポート。
菊地氏の文章が生き生きとしすぎて、
らしからぬ綻び、乱れが良い意味で楽しめた。 -
大谷 能生との共著のような文章のグルーヴが無い。前半が特にそうで、ファッション通信という他所で借りてきた猫のような(事実そうであろうし)文章。後半はいつもの饒舌さが見えるものの、つまり言葉がスイングしているのは大谷 能生の力? と思ってしまう。
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2017/08/17
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2014/8/12購入
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服についての知識よりも音楽についてより深く親しみを持てるような内容。
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文が面白くて割と読めたけど、飽きる。
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理論に偏らず、エッセイとして楽しい。
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著者ご本人にサインをして頂いた本です。
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タイトルの指す内容よりも、セレブリティが理解できた。あるものを使わない贅沢。