90分でわかるヴィトゲンシュタイン

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制作 : Paul Strathern  浅見 昇吾 
  • 青山出版社 (1997年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900845367

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90分でわかるヴィトゲンシュタインの感想・レビュー・書評

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  • ニーチェの入門書をいくつか読んでいて、よく比較で出てくるので気になって読んでみました。
    あ、ヴィトゲンシュタインは、哲学者、とくくられる類の人の名前ね。

    どうやら彼は哲学にはまった有名人のなかではかなり最近の人で
    オーストリアのいいうちだけどみんなちょっと激しい性向の家庭に生まれて
    自分もすんごいはげしい人でいろいろと過激に考えて
    言語とか論理を厳密に考えて
    最終的には哲学を始めとして、すべての思考は言語とか論理を使うから間違ってると言って
    言語とか論理が大事なはずの哲学は
    「錬金術、占星術」とか、神とかと、融合してしまった。

    あとがきにも書いているけど、このひとは、すごく不器用で本気で変な危険人物だったんだろうけど、「自分の考えに忠実に生きた度」はぴかいちでしょう。

    けど実際この人の話はあまりすんなり入ってこなかった(理解できてない)ので、私にあってない思想なんだろうなという感想です。

  • 2016.11.10
    BOOKOFFで立ち読み。薄い本なので、さらっと読めた。
    ウィトゲンシュタインといえば、「論理哲学論考」における「語ることができないものは、沈黙しなければならない」という哲学と、「哲学探求」における言語ゲームである。どちらも、言葉とは何かというところからスタートしていて、前者は言葉は現実をそのまま写真のように映し出すものであって、ゆえに現実に存在しないものは言葉では描ききれないとする、のかな?後者は、言葉とは文脈や状況に依存して様々な幅のある意味を持つという、これが言語ゲーム、かな?名前は気になってたけど哲学の内容は知らなかったから、面白かった。ちなみに本著では言語ゲームな関する著述はほとんどない。私が知りたいのはそこだったのだけれども。
    本著は彼の哲学的内容というより、彼の人物の紹介の側面が強い。だいぶ頭ぶっ飛んでいるなという印象。合理的なルールに対する強迫観念、止まらない自殺願望、一度定めたら徹底的に目標を突き詰める執着性……一体どんな親の教育を受けたのだろうと思った。
    興味を深めることはできたので、他の本でさらに理解を深めたい。

  • ヴィトゲンシュタインの人生が短くまとまっていて読みやすかった。この本を読む限りではだいぶエキセントリックな人だったんだなぁ・・・。著者がヴィトゲンシュタインの哲学にたいして冷静なところもよかった。

  • ヴィトゲンシュタインの人生を振り返りながら彼の哲学を学ぶ。

     ヴィトゲンシュタインの理論を少しでも理解するには彼のこの偏屈でとんでもない性格、人生を知る必要がある。この本はとても有益だと思う。
     しかも本当に90分もいらずに読めてしまうのだからなかなかにすごい。

  • ヴィトゲンシュタインは解釈する人によってとても見方が変わる人物だと思うけれど、この本を読んだら私もヴィトゲンシュタインのことを嫌いになりそうだった。何というか、無様。そしてやっぱり厳格さを求めると面白さは減る。

  • 「語りえぬものには、沈黙しなければならない」

    かっちょえーぜヴィトゲンシュタイン!
    自分は「凡人」と称しながらも、上級のクラスに入れられた秀才。
    「周りは馬鹿ばかりだ」と言いながら、落第してたヒトラーと大違いで、同い年。

    航空工学、数学を身につけ、ラッセルの集合によるパラドックスの問題を解くために、哲学を勉強する。
    その後、ラッセルをしても、「教えることは何もない」と良いしめた悪魔的な天才だった。

    そして論理学を勉強したヴィトゲンシュタインはある真理を見つける。
    「哲学は現実を写し出す像を提供しない。
    哲学は個々の学問の探求を裏付けもしなければ、反駁もしない。
    哲学は論理学と形而上学の弐種類しかなく、論理学に他ならない。」

    つまり、哲学なんてものを勉強するのは馬鹿だ。と従来から続いてきた哲学そのものを打ち砕く哲学を世に発表した。

    それから、ノルウェーの山奥で孤独に論理学を追求する。
    「世界には不確かなものが存在し、それを「意味」と呼ぶ。
    人生の意味、つまり世界の意味を、我々は神と呼ぶ。」

    ヴィトゲンシュタインにとって、祈るとは、「人生の意味に思いを巡らすこと」だった。

    そして、問題作「論理哲学論考」が発表される。
    「世界とは現に成立してる事柄の総体である。事実が集まったものであり、モノが集まったものではない。
    つまり、論理的な空間における事実こそが世界である。
    世界はさまざまな事実に分たれる。

    語りえぬものには、沈黙しなければならない。」


    つまり、僕たちは、言語の限界を越えていくことは出来なくて、思考はそれ以上には働かない。
    思考は論理から外れることは不可能なのだ。
    言語を構成する論理的な命題は「世界を写し出す像」であり、それ以外のなにものでもない。

    これはある種の事柄については全く語ることが出来ないということ。
    (神とか)

    ただ、その正しさを示すことは出来ると彼は教師になり、
    生徒に自分の知識を教え、一人一人に詰問攻めをしてたじたじにさせる余生を送る。

    哲学の破壊者は、語りえぬものは、すべてただの言語であり真理はないので沈黙をしなけれなならない。と、すべての思考を壊し、哲学者たちを批判し、あざけ笑うアンチ哲学の哲学者だった。

  • ささささーっと読めるヴィトゲンシュタイン。ざっと知りたい人には向いてるのでは?私はとりあえず哲学かじりたい人だったので、飽きやすい私にはぴったりかなと思いました。

  • 20世紀を代表する哲学者――ヴィトゲンシュタインの思想その概要を、この一冊で理解できるはずがない。ましてや、僕の頭ではどれだけ勉強を積んだところでも、彼の考えた領域には理解すら及ばないのかもしれない。ただ、一つだけ僕が理解できたかもしれないと思えるのは、ヴィトゲンシュタインという人間自身に関することだ。彼は一つのことに囚われ、限界まで悩みとおす人間だった。そんな生き方を続けていくうち、途中で宗教の世界に逃げた人間を僕は二人知っている。それが僕と彼の共通点だから。そして、たぶん論理から信仰に戻るクリスチャンやユダヤ教徒の多くは、同じような体験を経たのではないだろうか。それこそヴィトゲンシュタインの言う語りえぬものになりそうなので、深くは入り込まないけれど。ただ、この本を通じて、僕が共感できたのはそれだけだった。

  • ヴィトゲンシュタインをよく知らない人には有用な一冊だと思う。ただし、彼の著作、論理哲学論考の解説書ではない。彼の生い立ちから死までをおくことで、なんとなくどんな人物でどんなことを考えたのかわかる、そんな感じの本。

  • 未読です。読んでみたい。

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