続・自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない高校生がたどる心の軌跡

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著者 : 東田直樹
  • エスコアール出版部 (2010年10月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (147ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900851597

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続・自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない高校生がたどる心の軌跡の感想・レビュー・書評

  • 前作は中学生、今作は高校生の頃の作品。

    跳びはねることの理由は、手足の位置がわかることによって自分の存在が実感できること、空に向かって気持ちが開くことなどがあるとのこと。先日見たNHKの番組では、対談相手の外人作家の息子さんも確か跳びはねてた。やっぱり同じ理由なのかな。また、自閉症者が光や砂、水が好きという記述があったけど、その外人作家の息子さんが日光浴してたシーンもあった気がする。人種も土地も違うのに同じ特徴がみられるんだな。

    自閉症で人とスムーズに会話できなかったとしても、自分を客観視して、これだけ言葉を操って表現できれば素晴らしい。

  • この本でどれくらい多くの人が救われるだろうか。
    とにかくたくさんの人に読んでもらいたい。
    イギリスの作家の方が
    「自閉症の僕が飛び跳ねる理由」を英訳されて
    イギリスでベストセラーになったそうだが
    とにかく世界中人に読んでもらいたいという気持ち
    読んでみてよくわかった。

    東田直樹さんの担った役割は
    とてもとても大きい。
    自閉症の方の世界がどんなものなのか
    はじめて知ることができた。
    常識というのは
    ただただ人数の多い健常者の平均値なだけで
    「本当」や「本質」というものはもっと
    潜在的なものの中にあると感じた。

    なぜかこの「続〜」から読んだので
    出てるすべての本は読みたいと思う。

  • 著者が中学生の時に書いた前作『自閉症の僕が跳びはねる理由』の後に、著者が通信高校に通い始めてから書いた本作を読むと、共通点も沢山あるが、変化している部分があるのが興味深かった。

    その変化した部分が凝縮されているのが、本作第八章である。
    物語を書くこと、勉強すること、高校に行ったこと、仕事を始めたこと、講演会に登壇したこと、他の障がいを持つ人たちと交流したこと、恋愛について、人間愛について。
    前作『自閉症の僕が跳びはねる理由』を書いた後に、著者の世界が広がったのだろうと感じさせられる内容だった。
    著者からは、前作と今作で自閉症スペクトラムについて様々なことを教えてもらったが、今作第八章ではさらに、自閉症スペクトラムの枠を超えて、著者自身と向き合えたように思った(語弊がある書き方のような気もするが、上手い表現が思いつかない)。
    著者が、他の障害を持つ人と会った時に感じた「自分の存在意義を、この社会の中で見出そうとしていること、人とのつながりを大切にしていること」「その方の持たれている本当の強さや優しさに触れることができ、僕はとても嬉しくなると共に、これまでの自分を反省させられました」という気持ちは、この本を読んだ多くの人もまた、著者に対して抱く気持ちなのではないかと思う。

  • 20170115読了
    これもNHKの番組を見て借りた本。執筆当時は高校生の筆者も現在は成人している。自閉の世界と健常者の世界を通訳するような立ち位置におられると思う。

  • カレンダーが好きな理由、カラオケが好きな理由、様々な質問に答える形で作者の内面が表現されています。自閉症の人たちは表出の仕方が変わっているので、何を考えてるのかなと思われがちですが、こんなにも豊かな感情を持っていて、それを自分の言葉で表現できるのがすごいと思います。 家族が彼を大切に見守っている姿にも胸を打たれました。

  • 著者が高校生になり、端々に成長した様子が感じられた。
    やはり今作も自分の中にすっと入ってくる文章で、自閉症の人がどのように感じたり考えたりしているのかを知る事ができた。
    思いがけない観点からの表現があったりして、時折はっとさせられる。

  •  この本を読んで世界が広がった。気持ちがとってもよく分かるような気がする。なかなか言葉に出せない分、感情が心の中でエコーして増幅されるのかなと思った。

  • こんなに豊かに言葉を紡ぐことができると知り、驚きました。テレビのドキュメンタリーを見て読んでみましたが、想像以上の奥深さでした。

  • ぺらぺらと言葉を操る人は、自分の考えを文字にまとめる作業を厭う。本作は苦しみに向き合い生きる意味を探し続ける人にしか書けない思索集。生きる苦しさを噛み締め、言葉と気持ちに向き合いながら、静謐な文章を著わしている。

    養護学校(中学生)のときの「自閉症の僕が跳びはねる理由」に続く、通信制高校時代にまとめた本。東田直樹さんは、自閉症のために会話ができない現在23歳の青年。

  • Q&A形式で自閉症の筆者自身の、外界にうまく対応できない心、思いとちがう行動を取る身体について綴っている。

  • 中学生の時に書いた本の続編
    高校生の時のことばたち。

    基本的に同じことが書かれているのだけれど
    微妙に表現は変化していて
    でも、いつもいつも感動する

    ありがとう。

  •  以前読んだ本は著者が中学生の頃に書かれたもので、文章が非常に直感的というか、ストレートに訴えかける感じがあったが、今回は高校生になっており、説明的で抽象的な表現が増えているように感じる。

     本当はこちらの本の方が分かりやすいのかも知れないが、不思議なもので、心に響くのは前作のように感じる。もっとも、こちらを先に読めば、また印象は違っていたかも知れない。

     p.82バンドエイドをすぐに貼りたがるのはなぜですか?という項が面白かった。このように、誰もがもつ疑問に答えるような形式で進んでいく。

     各章の最後に詩が紹介されている。私は、p.32のアジサイという詩が好きだ。筆者のもつ、素晴らしい感性があふれている。

  • いつか、自閉症の方と心を通わせたい。

  • 話せないから何も感じていない訳でも考えていない訳でもない。

  • 文章がとても分かりやすく、さらさらと読めました。

  • 個人的には前作よりも好きです。
    というよりも、続けて読んで、著者の前作からの成長があるっていうことと、勉強が好きだっていうこと等、本当に知らないことばかり。
    自閉症の人も成長して、苦手を克服出来るっていうのは、言われて理解出来ても半信半疑。
    でも、著者の克服体験や成功体験を交えることで自分の中に理解として下りてくるし、著者が前向きに夢や目標を語っていたのが良かったです。
    前作は中学生だったから、文章や自身の感情に説明がついてんし部分もあったのかも。
    今作の方が読みやすいと感じた。
    著者の存在や作品は多くの自閉症の子供を持つ親を救ったと思います。

  • 前作につづき、自閉症の人たちがどのような世界を生きているのかを教えてくれる。
    良い本です。

  • 前回の著書に続き、今回も読んでいると心が綺麗だな、と思う。自分の使命を知る、というと大げさかも知れないが、連載エッセイや講演会など徐々に活動の幅を拡げ、世の中での自閉症に対する理解を深める活動に取り組んでおられる姿に、エールを送りたい。

  • 自閉症の人が何を考え何を感じているか、非常に分かりやすく書いています。
    職場、学校、家族に自閉症の人がいる人は、みんな読んでみるといいと思いますj。
    たとえ身近な自閉症の人が、著者とは違う性格や個性であっても、「こういう人もいるんだ」と知っておいて困ることはありません。何が不自由なのかどうされるとうれしいのか、語れない自閉症の人のために、この本が世に出たのは画期的だと思います。

  • 「自閉症の僕が跳びはねる理由」自閉症の少年が綴った日本の書籍が英国でベストセラーに(ハフポスト、ハフポ)
    http://www.huffingtonpost.jp/2013/08/18/autism_disorder_n_3777719.html

    エスコアールのPR
    「自らの自閉症の内面をつづり反響を呼んだ前作から3年。待望の続編発行!

     発行と同時に大反響をもたらした前作「自閉症の僕が跳びはねる理由」
     あれから3年、中学生だった著者も高校生になり「恋愛について」「仕事について」「勉強について」など高校3年生の「今」、60以上の質問に答えます。
     自閉症のお子さんをお持ちのご家族や学校の先生、自閉症に関わるすべての人に読んでいただきたい本です。」
    株式会社エスコアール > 製品情報 > 自閉という障害を持つ東田直樹の本
    http://escor.co.jp/products/products_list06.html#20130712

  • 2冊まとめて一気読み。

    操縦しにくい、不良品に乗ってる感じ…ってゆう苦労が
    とっても解り易く説明されてた。
    原始に近い感覚なのだろう…と本人も語ってたけど、
    きっとそうなんだなぁ。
    自閉症って、ひとくくりにしていいのか?って程、症状が違うから、
    きっと一概には言えないのだろうけど、彼の場合をきちんと説明してくれるだけで、
    他の人も、自閉意外の隣人さえ、それぞれの感じ方をしてるのだろうな…と考えさせられた。

  • 自閉症の高校生が、自分や自閉症について語る本。

    著者にも、自閉症特有の様々な行動があるそうだが、それらについてしっかり自覚していて、また理由や、「こうして欲しい」という思いがあるということに、当たり前なことかもしれないのだが、驚いた。

    今まで、言葉が出ない自閉症児に何人か接する機会があったが、彼らも言葉にしないだけで色々な感じ方をしていたんだと実感した。(ある意味赤ちゃんに対するように接していた自分を反省した)

    特別支援に関わる人には必読の本だと思う。

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続・自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない高校生がたどる心の軌跡の作品紹介

発行と同時に大反響をもたらした前作「自閉症の僕が跳びはねる理由」あれから3年、中学生だった著者も高校生になり「恋愛について」「仕事について」「勉強について」など高校3年生の「今」、60以上の質問に答えます。

続・自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない高校生がたどる心の軌跡はこんな本です

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