シュレ-ディンガ-の猫: パラドックスを生きる

著者 :
  • いそっぷ社
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本棚登録 : 60
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900963313

感想・レビュー・書評

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  • ●時事ネタ本は時を置いて読んでも仕方ないと言うことを、あらためて思い知らされた一品。これは私が悪いんですが。●林眞理子とアグネス論争は今でも思い出したように引き合いに出す人がいるので、うっすら意味がわからないでもないが、田中真紀子の女の武器は涙更迭事件(長)ですら、すでに記憶鮮明とはいいがたい私には、「・・・そんなことあったっけ?」と小首をかしげることばかり。そんなネタがあまりに頻出するので初出一覧をチェックしたところ、これは無理ありません。
    いちばん古いので1991年と来たもんだ。
    2001年の中谷美紀の心理カウンセラードラマ批判も収録してますが、それもどうなんだろう・・・。ドラマに見るイメージに惑わされるなと言う主張はわかりますが、ネタ自体の古さが論旨も一緒に古く見せてしまっているような。
    ついでに、使用している文章表現自体も、なんだかどうも古臭いと言うか青臭いと言うか、いまいち(小倉さんが狙ったであろう)軽みが感じられなかったのでした。●ところで対山本文緒(前半)。そりゃ猥談だよ・・・(苦笑)

  • いろんな大学の教授などをして、今は講演・執筆活動をしているとか。<br>なんか回りくどい感じもするし、出来る女なんですって感じがひしひし。<br>微妙。

著者プロフィール

1952年、大阪生まれ。早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻博士課程修了。大阪成蹊女子短期大学、愛知淑徳大学文化創造学部教授をへて、執筆・講演活動に入る。本業のジェンダー・セクシュアリティ論からテレビドラマ、日本の晩婚化・少子化現象まで、幅広く分析を続けている。現在は認定こども園を運営し、幼稚園と保育所の連携についても関心を深めている。
主な著書に『醬油と薔薇の日々』『シュレーディンガーの猫』(いそっぷ社)、『増補版・松田聖子論』『結婚の条件』(朝日文庫)など。

「2020年 『草むらにハイヒール──内から外への欲求』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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