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みんなの感想・レビュー・書評
美しさはそこにはない、というのも現象であるからだ。 観る者を魅了し、恍惚とさせる。優美な圧倒とでもいうものだ。 死も、また、そうだ。現象である。 現象である、ということの含意は 体験されて初めて意味をなすものだということだ。 言い方を変えれば、安全に観察することが許されず、 常に巻き込まれてしまうものだ。 ジュネのことはよく知らない。 知らないが、特異な類のシャーマンではな... 続きを読む »
斧でかち割られて膨張した頭部をもつ死体が、こぼれ落ちた脳味噌と飛び散った血が染みついた地面にゴロリと転がっていて、死体にはウジと蝿がたかっている、そういう死臭漂う虐殺現場の惨たらしい様子が現実以上に鮮明になって言葉にされています。 今から28年前の1982年、西アジアは中東のレバノン共和国の首都ベイルートにあるパレスチナ難民キャンプで大虐殺が行われたことは、すでにジャーナリストの広河隆一の本... 続きを読む »
2010年が生誕100年だったことで、雑誌の「ユリイカ」が、最新号(1月号)でジャン・ジュネ(1910-1986)の特集を組んでいる。この号はすでに買ったものの、まだあまり目を通していない。その前にまず私としては、夏に単行本という形となって出版された『シャティーラの四時間』(インスクリプト刊)が自室の脚立に積んだままになっているのを、読み遂せるほうが先決であるように思われた。 1982年9月... 続きを読む »






