- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901142465
感想・レビュー・書評
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再読。私はきっとキングが好きなんだな。
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12才の娘に贈った物語だと、読み終えてから知り驚いた。児童書コーナーにあったがとても小学6年生向けとは思えないくらい面白かったから。久しぶりにワクワクさせてもらった。(2013.5)
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舞台は一見、平和そうな王国。
年老いた王の二人の王子は、勇敢でドラゴンの心を持っている兄と、王に似た心弱い平凡な弟。
王国には邪悪な魔法使いがいて、王国に悲劇と混乱を招こうと陰謀をめぐらせる。
それぞれの登場人物の心の中が細かく描かれていて、読み応えがあり、怖い場面にドキドキしたり、登場する人たちを応援したりしながら物語の世界を楽しめた。
著者のスティーヴン・キングが愛娘に贈った初の冒険ファンタジーだそうだけど、子供向けかどうかなんて関係なく面白かった。 -
キングが子どものために書いたファンタジー小説ですが、タワーシリーズの派生ですし、オトナが読んでも十分にワクワクします。
老王ローランドには二人の王子がいた。ドラゴンの心を持つ勇敢な王子、兄のピーター。父親によく似ている弟のトマス。
立派過ぎる故に兄を恨む弟。そんな弟につけこみ、王国支配を目論む魔術師フラッグ。国の行く末はどうなるのだろうか――。
上下巻ですが、字も大きくて読みやすい。そして、兄がいつものキング節でとんでもないピンチからどう脱出するのか。王道ストーリーかもしれませんが、本当にワクワクします。 -
私がまだ中学生だった時、初めて手に取ったスティーヴンキングの本がこれでした
この作品は娘へのプレゼントとして書かれた、作者唯一の児童向けの小説です
児童と言っても、中高生向けですかね
子供向けファンタジーなのに、大丈夫なのか、と思うような描写もありますし
ドラゴン、魔法、王、といった正当派ファンタジーなのだけれども内容はすごく薄暗い雰囲気を漂わせています
子供の時はわくわく読めて、大人になって読むと政治や彼らの人間くささといった深いところへ、側面を変えて何度でも楽しむことができます
作者が好きな人は、どうせ子供向けだし、と読むことをやめないでぜひ手に取ってもらいたいです -
『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』などを手がけるスティーヴン・キングのファンタジー小説です。
実は、キング初挑戦だったりして。ホラーが苦手なのでちょっと敬遠していたのですが、これはキング唯一の児童書ということで手に取ってみました。
娘にあてたお話を改稿したもので、とても読みやすくスリル満点の面白い児童書でした。
ドラゴンは序盤にちょっと出てくるだけで、基本は王国の謀略ものです。
どんなに駄目な人間でも強かったり、立派な人間でも間違ったりと、大人になる前に知っておくべき大切な事が書かれていたと思います。
ただ、お子様から「これどーゆー意味?」って聞かれても慌てませんように。
上巻は特に夜の生活やらキタナイ大人の実態やら、かなりダイレクトな描写があって、正直ドギマギしました……!
かなり容赦ない内容ですが、個人的にはその強烈なアクを中和させて児童書として成立させた読みやすく易しい翻訳が絶妙だったと思います。 -
良いファンタジー(´∀`)
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なふきん、かー
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さすがスティーヴン・キング。
こんなファンタジーもすてき。 -
サーシャが奇麗。こんな教養のあるひとになりたい。おうさまが無神経です。びっくりする。心情がつらいくらいわかる。