ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか (英治出版MPAシリーズ)

制作 : 杉村 太郎 
  • 英治出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901234597

作品紹介・あらすじ

米国の、そして世界中のあらゆる分野で、多くのキーパーソンを輩出してきたハーバード大学。そのなかで、特に政治・行政などの公共分野、さらには近年、ビジネス界にも多くのリーダーを輩出してきたケネディスクールとは、どんなところなのか。また、何をどう教えているのか。本書では、ケネディスクールの注目すべきユニークな授業の内容を、日本人留学生の臨場感あふれるレポートで紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 今のお仕事しばらく頑張って、公共医療の分野でアカデミア戻るの面白そうやなあ、と思わせる本
    読んでいくうちにネガティヴマインドが大学生の頃のポジティブマインドになっていく。
    Fail forward. Self-start.
    昨日読んだ本と同じ表現「get on the balcony 」あった

  • MPAとは何ぞやと言う事で、読んでみた。一般的なMPAというよりは、タイトル通りケネディスクールでは同なのかと言う事だった。たぶん、他の大学のMPAとはぜんぜん違うんだろうと思われる。

    内容は素晴らしく知的刺激にあふれているんだろうなと思われます。ただ逆にこんな学校で教育を受けたら、日本に帰って行政に関わってもやっていけないんじゃないかと思われる。むしろ行政のカイゼンコンサルタントとかやって、バシバシ良い物に変えてやってほしい。

  • 交渉術 ブライアンマンデル
     事前の準備 最も望ましい結果は何かを明確に、交渉を打ち切るポイントを明確にする
     交渉参加者に分配されるパイをどう切り分けるかでなく、パイをどのように大きくするかを考える
     複数の参加者がいる場合、同盟関係の構築が最も重要

    ミッキーエドワーズ 政治家をそだてる
    エズラボーゲル 日本の外交政策と意思決定

    加藤紘一 英語で議論できる

    映画 13 デイズ 決定の本質

  • MPAってご存知でしょうか。
    MBAではなく、MPA。

    Master of Public Administration。

    公共セクターや民間セクターをはじめ、あらゆる分野の次世代を担うリーダーのためのコースですね。

    本書が発行されたのは2004年。

    アメリカのハーバード・ケネディスクールの内容について、です。

    日本国内では、MBA自体も活かせているとはいえず、
    MPAもメジャーとはいえないですね。



    世界ではどのような教育がされているのか、
    どのような視点での育成がなされているのか、
    知っておくのも必要かと思います。

    本書では、MPAの理念や考え方、どのような実践かが参考になりますが、
    授業科目の説明が大半で、その辺は、まあ、そんな感じか程度でした。

    公共政策やビジネスを大学院で学んでも、
    机上の空論ではないか、
    役に立たないのではないか、
    と感じているのであれば、一読してみる価値はあるかもしれません。

    実践に近い学び、実践に直結する学び、
    視野を広く、深く考えさせられる学び、
    ハードスタディともいえる学び、
    それらがあることを感じます。

    広い視野、社会や世界を理解した上での、これからのリーダーを育てるために、
    ハーバード・ケネディスクールはあるのでしょう。

    “「卒業する君ら全員が、大統領や総理大臣になるわけではない。しかし君らが社会に復帰して、どんな小さな部分でも何らかの仕事を任されたとしたら、その君らが任された世界の小さな部分をよくするよう努力してほしい。一人一人が任された部分が小さなものであっても、一人一人がその小さな部分をよりよく変える努力をすれば、世界全体を変革することができる。幸運を祈る」”

  • 大学の中身についてはよく理解できたし、いつか行ってみたいとも思った。うまく活用するにはある程度の専門性と英語がないとだめだなって感じはわかった。

  • ハーバードの公共政策大学院であるケネディスクールの、日本人留学生達による紹介。各種授業の概要や、授業内容の臨場感溢れるレポート等、浅く広く種々の科目の感じを掴めて楽しい。同種の本の「ケネディスクールからのメッセージ」との違いは、コースの違う複数の人達で書いているので授業紹介が豊富、各科の名物教授のインタビュー掲載、ケネディスクールのコース別の特色紹介、授業紹介に出てくる政治経済に関する用語集付きと豊富な内容となっている。日本で公共政策大学院が出来る前の本なので少し古いが、ケネディスクールのトップエリート教育を知る和書としては替えのきかないものと思われる。

  • ジャンルを問わず、これから留学しようという人には参考になる本だと思う。

  • 行きたい人には参考になるとは思う。

  • ケネディスクールを卒業した日本人留学生の手によってまとめられた本。名物教授たちにインタビューを取り、どのような授業を行っているかをレポートしている。印象的だったのはどの教授も「君たちが世界を背負うんだ!」というメッセージを投げかけていること。

  • MPAを紹介する本。2004年。ハーバードのMPA(Master of Public Administration)を紹介する本であり、内容は大学のシラバスのイメージ。どの教授がどんな授業をしているかを受講した生徒が解説している。
    ビジネス界ではMBAがメジャーであるが、世界各国の官公庁に勤める人々にはMPAのほうがメジャーなのかもしれない。一部はMBAとのクロスプログラムを組んでいるが、選挙活動についての詳しい講義などは独特なカリキュラムといえる。
    概ね興味深い内容で面白い。しかし、宣伝の色があまりにも濃くでているため、実際にハーバードMPAを通して公共機関で働こうという意欲を削いでしまう可能性が高い。著者達の自己満足やアピールには良いかもしれないが、後継を育てるという観点ではいまいち。星3つ。

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