ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)

  • 709人登録
  • 3.67評価
    • (49)
    • (55)
    • (106)
    • (4)
    • (2)
  • 44レビュー
制作 : スカイライト コンサルティング 
  • 英治出版 (2005年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901234719

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 今更ながらBOPという単語を広めたであろう同書を読破。
    読書中に気になって点を幾つか以下に明記。

    *貧困層は物価の高い環境で生活している傾向が非常に強い。(アクセスが限られているが故に中間層が増え、裕福層と比べても多くの追加費用が載っている。インドの例において裕福層の5-25倍ほど水・電話・米・薬・利子等に払われていた)

    *必要なのは入手しやすさ(Availability)
    貧困層はその時手元に幾らあるかで購入を決定する事が多い。

    *使いきりタイプや少量パッケージが貧困層の潜在する消費力を引き出す

    *ユーザビリティへの配慮
    インドでは総人口の30%が文盲である。しかし見て、聞く事は出来る。つまり”映像昨日を搭載した携帯機器”が適しているとなる。

    *インドにあるローカル小売店にPOSシステムの導入

    *BOPのIカーブ(Sカーブより急な発展をする)への対応を考える必要あり

    *Hernando De Soto "The mystery of Capital"

    *貧困層の人は特に、店に足を踏み入れると親しみやすい顔つきの店員を探し、その日あった事を話したいと思っている。

  • 世界のBOPビジネスの事例から、貧困層に対してのアプローチで考えるべきポイントやいかに社会に変革をもたらしたか、またビジネスとして展開するための仕組みについてまとめられた一冊。一冊といっても2段組の500ページくらいになるので読む量は相当になりました。印象に残ったのは「民間企業が市場開発に携わることにより、BOPの消費者と民間企業の双方に利益をもたらし、すべての関係者が学ぶことができる」という部分。社会支援組織だけでは難しい部分に、民間企業だから取り組める価値ってあるのかなとも思いました。

  • 2007-10-07

    ちょっと分厚く,アメリカビジネス本からの訳書ならではの「しつこさ」+「礼賛」があったんですが,核概念は大変シッカリしている.

    貧困国にたいして自立を妨げる援助ではなく,その中で受入れられるビジネスを対等に行っていくことによって,
    貧困層の生活水準を上げていこうという話.

    その為には企業は先進国での商売じゃかんがえられないイノベーションを繰り返さなきゃならない.その強い需要ニーズがあることが,
    企業の成長をも促す.

    日本のODAは殆ど紐付きであることが有名ですが,
    その紐付きという対等関係も実は良い面を認識すべきなのではないかという気もしました.麻生さんも前紹介した本でおっしゃっていましたが.

  • Bottom Of Pyramid (BOP)と呼ばれる社会の貧困層をターゲットにしたビジネスを展開するBOPビジネス。

    どちらかというと、ハウツー本というよりも、
    事例を紹介して、何故必要なのか、何が必要なのか、
    考えさせる本だったので、内容が深かった。
    (故にページ数も多い。)

    大事な考え方は、
    ・貧困層だから…というのは何の理由にもならない。
    ・徹底的に相手が最も望むものは何か?
    ・環境は何を許すのか?
    ・原価積上方式の値決めではなく、確実に売れる、かつ、利益が残るやり方を考える。

    規模を捉えれば、それだけ大きくなる。
    そして、何よりもこういったビジネスを経験すれば、
    確実に製造能力や考え方・対応力が養われるという利点があると思う。

    うん、とてもためになった。

  • BOPがビジネスになってきている。
    つながりが速い。
    いずれ儲かる市場。
    ソーシャルビジネス。

  • コンピテンシー理論の故プラハラード氏が書いた世の中の「BOP」に対する考え方を変えた本です。

    書かれている当時の成功事例の内、いくつかは既に失敗事例となっているものもありますが、それでもこの本の良さは色褪せていないと思います。

  • 470Pを超える大作。新興市場を対象とするマーケティングを考える上での勘所を、豊富な事例をもとに丁寧に説明してくれる。

    日頃ビジネス誌などを読んでいる中で、小分け販売やマイクロファイナンスの活用など、BOP(Bottom of the pyramid)市場に進出する上でのポイントはある程度知っていたつもりであった。でも、本書はBOP市場についてより概念的に哲学的に説明してくれているので、新興市場相手のビジネスを考える上で多くの気付きを得られた。

  • 2010年に亡くなった
    経営学者C.K.プラハラードの著書。
    1日2ドル以下という低所得で生活する
    世界の40億人以上、ベースオブピラミッドを対象とする
    ビジネスは、
    どういう視点が必要であり、
    そして実際にはどういう事例があるのかを丹念な
    リサーチからまとめたビジネス・ケースブック。

    BOPビジネスに乗り出す企業にとっては必携の書かもしれない。

    とりあえず、思うのは
    先進国で受け入れられた商品やサービスの「廉価版」を
    持ち込む、という発想では
    まずもって成功しないんだな、ということ。

    現地の状況や人々のニーズ、さらにはニーズを超えて
    「なぜこういうものがなかったのだろう?」というような
    イノベーションを成し遂げることが、
    キーだと思う。

    そもそも、1日あたり使える額は相当に限られているのだから、
    「ちょっとシェアをとる」ような、市場の枠の中の優位では
    まるで事業が成り立たないのだろう。
    だから、極端にいえばシェア全部とる、というか、市場自体を
    作り出す、くらいのことをやらないと、先進国企業としては
    「成功」とはいえないだろう。
    で、そこまでいくには、逆算的にいうと
    1企業の利益追求を超えて、本当に人々のためを思い、実現する
    姿勢が欠かせないように思われる。

    たぶん今日的な日本の大企業が一番苦手な分野だと思うので、
    どっちかというと勃興するベンチャーや、中小企業に可能性が
    あるのかもしれないのだが、
    しかし資本の導入力や生産効率という意味では大企業のストロングポイントが
    生きることも多いはずなので、
    そこにシナジーが起こればな、という感じがする。

  • BOP(ボトムオブピラミッド)ピラミッド最貧層を最大の顧客としてビジネスを展開するという考え方。
    大前研一がいう21世紀必読書、ビルゲイツも推薦。
    最近よく出るバングラディッシュのグラミン銀行も元々この本にあるブラジルの会社がモデル。

  • 目からうろこの新市場。世界の貧困層を顧客に変えるヒントが記載されている。インドに代表される最貧層市場の魅力に取り付かれる。人としても何か感じるところあり。

全44件中 1 - 10件を表示

C.K.プラハラードの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
トーマス・フリー...
A. トフラー
A. トフラー
ジェームス W....
トーマス・フリー...
ロバート キヨサ...
有効な右矢印 無効な右矢印

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)を本棚に「積読」で登録しているひと

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)の作品紹介

アマゾン・ドットコムが選んだ2004年全米No.1ビジネス書。インド、南米、中国、アフリカ。動き出す50億人市場!構想10年『コア・コンピタンス経営』のC.K.プラハラードが贈る最新刊。

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)はこんな本です

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)の単行本

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)のKindle版

ツイートする