大不況!!年収120万円時代を生きる

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著者 : 森永卓郎
  • あうん (2009年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901318839

大不況!!年収120万円時代を生きるの感想・レビュー・書評

  • 現時点では年収は120万円ではありませんが、大企業でも倒産する不透明な時代なので、年収が限られていても生き抜く技術というのは大切になってくると思います。森永氏といえば、数年前300万円で生き抜く技術を記したことで有名になりました、当時は自分には関係ないと思っていましたが、今ではそうは思いません。

    年収300万円を稼ぐということは世界標準では恵まれているという内容でしたが、この辺で自分のライフスタイルを見直してみる良い機会だと思いました。また、森永氏も日本の財政赤字が深刻でないという考え方のようですが、財投債や政府短期証券を含める必要がない(p125)という考え方のようです、この点をどう考えるかは今後の課題としたいと思いました。

    以下はためになったポイントです。

    ・ハーバード大学は2008年10月末までのわずか4ヶ月間で、基金を8000億円も減らしたが、これは証券化商品による運用の失敗のためである(p24)

    ・1980年から2007年にかけて、米GDPに占める金融業の割合は、11.6→20.2%へ、製造業は20→11.7%に縮小している(p27)

    ・日本の金融機関も証券化商品を買わされて、2008年9月末時点で3.3兆円の損失(メガバンク、証券、地銀等672社の合計)を出した(p33)

    ・米政府がファニーメイ、フレディマックの住宅公社を公的資金で救済した理由は、全米個人向けローンの50%を占めていたこともあるが、両者が発行していた社債と住宅ローン担保証券(合計500兆円)に対して米政府が保証をつけていたから(p47)

    ・かつてG7で世界GDPの70%を占めていたが現在は60%程度、一方でG20は、世界人口の75%貿易の90%を占めている(p58)

    ・サラリーマンのうち実に4割近い人が年収300万円以下で生活している、年収が300万円を切った瞬間に家計は赤字になる(p64)

    ・雇用者報酬が8.5兆円減少したのに対して、営業余剰は10.1兆円増加している、これは人件費の節約を製品価格の引き下げでなく、配当金や役員報酬の増加に費やされている(p70)

    ・男性正社員の生涯平均賃金は2.42億円で子供二人を育てる費用は12.9%程度であるが、非正社員の場合は0.61億円でありその費用は5割を超える(p75)

    ・職種を「表方」と「裏方」に分けた場合、表方は個人プレーが重要であり成果主義が適する一方で、裏方はチームワークが重要であり、長期の能力開発が必要(p81)

    ・外資系の会社でえらくなった人を類別すると、1)上司へのおべんちゃら上手、2)同僚の足を引っ張るのが上手、3)手柄を横取りするのが上手、である(p83)

    ・日本の財政赤字は2007年度予算で基礎的財政収支の赤字は4.4兆円であり、それほど深刻ではない(p89)

    ・これからの日本は、米国債でも「円建て」にしてもらい、円建て決済を認めてもらえばよい方向に行く(p119)

    ・国の債務残高(2008年末:838兆円)には、国の借金とは性格の異なるもの(財投債、政府短期証券)が含まれている(p125)

    ・日本の法人税は1999年には30%に引き下げられたが、地方税として事業税:7.56%、法人住民税:6.21%があり、支払い事業税を損金参入できることから実質的な合計税率は39.5%となる(p130)

    ・自分の趣味を極めて、「目利き」になることが大事である(p149)

    ・リストラに備える預貯金として4人家族であれば、30×12ヶ月×3年=1000万円が最低必要である(p150)

    ・生活防衛において最も重要なのは、生活水準を「収入に見合ったレベルにまで切り下げる... 続きを読む

  • 贅沢をせず生活の質を落とせば年収120万円でも生きていける・・・かもしれないが、現実問題としてはかなり厳しいのでは。

  • タイトルの「年収120万円」にひかれ、低所得で生きる知恵が書かれているのかと思えばそうではない。「年収120万円『時代』」の経済の解説なのね。
    その著者自身は、相当の収入がおありなのでしょう。趣味のフィギュア収集はますますお盛んのようです。

  • 前回の「年収300万時代を生きる」と、構成は似ているが
    内容が現在の経済状況にあわせた感じだった。
    節約は大事というのがひしひしと伝わった。

  • 最新データ?まぁ1年前なのでまずまず新しい。
    非常に分かりやすく昨年のリーマンショックに代表される金融危機を解説してくれていてありがたい

  • 中古本を購入して本を読んでいる自分としては比較的新しい本です。発売は2009年4月。 最近は車のCMにも出演している経済アナリストの森永 卓郎さんが書かれている本です。 森永 卓郎さんといえば、2005年に年収300万円時代を生き抜く経済学という本を出されています。 そして今の時代は超二極化で、年収120万円時代が現実味を帯びています。 そんな大変な時代を生き抜くヒントを森永さん流に書かれています。興味がある方はどうぞ。

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