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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901477147
作品紹介・あらすじ
本書は、ユンガーの政治的エッセイの中でもとりわけ論争の的となっている四篇「忘れえぬ人々 まえがき/あとがき」(一九二八年)、「総動員」(一九三〇年)、「平和」(一九四五年)を「追悼の政治」というテーマの下に独自に編集した、オリジナルのエッセイ集である。
感想・レビュー・書評
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あらゆる民族の統一という憧憬はわからなくもない。国境は流通を妨げ、故に局地的な不平等を齎す。歴史的多様性を保護しつつ、領土政策的統一をなさねばならない。それには戦争という治療が必要と、つづめれば平和のための戦争を肯定している。これじゃどれほど煌めきある洞察をしていようと全くダメ。きもちわるい。ユンガーは長生きした(享年103)。後に彼の政治思想が修正されたことはざっくり解説に触れるのみ。ただ、時代の体験者と未体験者との隔たりがあるのかもしれない。体験者であるユンガーの大きな悲哀を感じずにはいられなかった。
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「総動員」の途中まで読んだ。
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