本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901477437
感想・レビュー・書評
-
「最近は毎年数か月サンパウロに住んでその社会の内奥をのぞきこみ、人々の日々の喜びと畏怖の感情に触れ」てきた文化人類学者による、サッカー論。
「ワールドカップの熱狂をナショナリズムの一語で語りつくすことはできない」と言う著者は、その現実のありようを、抽象的な国家という枠組みの外で考えてみることが必要だと言う。そこで、「評論」という、スポーツを聖別化する日本の構造の延長線上に存在する自閉的で自己陶酔的言説ではなく、サッカーというものが成立する歴史的・社会的・文化的・政治的文脈へのトータルな批評行為である「批評論」を本書で展開する。
「サッカーという運動領域は本質的に近代スポーツの競技性をどこかで裏切っていく」という序論から、サッカーの起源、伝播、戦術、そして遊戯(ホモ・ルーデンスは「遊ぶ人」の意)論や時間論まで、ノンストップの面白さで読ませる、目からウロコの批評集。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
<a href="http://loggedreviews.blogspot.com/2009/03/joga-bonito.html" target="_blank">read review: レビューを読む:</a>
全2件中 1 - 2件を表示