格差社会サバイバル (Nanaブックス)

  • 29人登録
  • 3.14評価
    • (1)
    • (1)
    • (11)
    • (1)
    • (0)
  • 5レビュー
著者 : 高橋朗
  • ナナコーポレートコミュニケーション (2006年5月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901491464

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
堀江 貴文
デール カーネギ...
神田 昌典
ロバート キヨサ...
有効な右矢印 無効な右矢印

格差社会サバイバル (Nanaブックス)の感想・レビュー・書評

  • 1945以前=戦前世代
    1946~1960=団塊(以降)世代
    1961~1975=X世代
    1976~1990=Y世代
    1991年以降=Z世代

    1:日本の財政事情
    日本の累積債務高がGDPの200%(つまり2倍)になると、世界中のトレーダーは日本国際の返却に対してNGと判断し始める可能性がある。すると、世界中のトレーダーは日本を見放し大暴落、ハイパーインフレが起こる。

    2:地方の企業が隆盛する!
    ビジネスのローカライズ化は大企業に不利に働く。同じ商品を日本全国一律の料金で提供する事が成立しなくなるからだ。すると、マス広告も無意味化する。つまり、ビジネスのローカライズ化は大量生産、大量消費、ひいては資本主義の終焉を意味する。
    すると、地方の小さな企業が増えていくことになる。今後はそのような企業が地元に残ったY世代の就職の受入れ口になると考えられる。そういう意味で、Y世代の就職率は一時的に低下するが、将来的には改善されていくことが期待できるのである。

    3:実用的な知的財産(ブランド)が地方で広がり、理解されにくい(一部の人間だけがニンマリすような)ブランドは都会で広がっていく。
    地方では、「伝統"工芸"的な知的財産」が強化され、都会では「伝統"芸能"的な知的財産」が強化される。
    都会で強化される伝統芸能的な知的財産とは、歌舞伎に代表されるように、それ相応のライフスタイルを実践していなければ理解する事ができないもの。そして、それを理解するにはそれなりのお金もかかる。そんな、知的財産が都会では増えている。つまり、都会で暮らすにはこれからサービス自体理解するうえでもカネがかかるような高度化したサービスが広がっていく。そして、都会は人が減少しセレブ層だけのための空間となる。18世紀のベルサイユ宮殿のような完全なる仮想空間と、六本木ヒルズなどは大変似た状況になっている。

    4:IC(インディペンデント・コントラクター)制度とは
    個人と企業が成果で報酬を握り合い、労働時間を拘束しないという制度である。基本的には年棒制であり、一年ごとに契約を更新する。成果が十分でなければ次年度は契約更新されない。従ってサラリーマンよりも収入は不安定だ。しかし、ICの人間は自由に複数の企業と掛け持ちで契約できる。つまりICとは実力のある一匹狼的なスペシャリストである。

    5:寺子屋ビジネス
    イニシャルコストがかからない寺子屋ビジネスは、Z世代を救いたいという団塊世代とY世代(つまり、親-子-孫というつながり)で盛り上がっていく可能性が高い。地元密着型の寺子屋ビジネスは将来的に可能性がある。

    6:感受性を高めるための学習方法
    「~を学ぶ」という姿勢から、「~から学ぶ」という姿勢に変える。
    英語を学ぶのでなく、英語から学ぶ。他人から学ぶ、失敗から学ぶ、競合から学ぶ。。。という考え方を身につける。
    例えば、ビジネスにおいて「競合を学ぶ」という意識では、競合の商品開発研究、販売戦略ばかりに目が行ってしまい似たようなモノしかつくれず、似たような売り方しかできなくなる。競合"から"学ぶことで相手のスタイルで成功したポイントを知り、そのエッセンスから全く違った発想の戦略を練ることができる。

    7:絵画の価値
    絵画は昔から芸術的な価値が高かったわけではない。絵画は、実用的な価値しかなかった。昔の絵画にどんな実用的な価値があったかというと、それは「記録」のためである。写真が登場する前までは、単なる記録としての絵画であったのでそれほどの値段は上がらなかった。しかし、写真登場後は実用的な価値がなくなった故に、芸術的な価値が高まりだした。だからこそ、写真機登場後の絵画は写実性よりも抽象的な絵画多くなった。画家が写実性という絵画の「記録」と... 続きを読む

  • 世代論としては面白い内容だった。読みやすかったしね。


  • 最近何かと話題の「格差社会」を取り扱った書籍。
    とは言え、さほどネガティブな内容ではなく、むしろポジティブな内容。
    著者は『銀座ママ麗子の成功の教え』シリーズの著者でもあり、
    最近の非常に悲観的な「格差社会」議論に対してのアンチテーデ
    (パロディ?)として、本書の議論を進めている。

    本書では現代社会を以下の5つの世代に分類されている。

     1.戦前世代   → 1945年以前生まれ
     2.団塊以降世代 → 1946年〜1960年生まれ
     3.X世代    → 1961年〜1975年生まれ 
     4.Y世代    → 1976年〜1990年生まれ
     5.Z世代    → 1991年以降生まれ

    「格差問題」というと主にX世代(団塊ジュニア世代)が中心に
    議論されているが、本書では、むしろY世代、Z世代に対し
    団塊世代、X世代が何ができるか、何を引き継いでいくかが
    議論の中心になっており、日本の「今、現状」ではなく、
    日本の「将来」に対し目を向けているのが新しい視点ではある
    と感じた。

    本文で語られている議論は、統計的な根拠に基づくものではないので
    「説得感」はないものの、肌で感じる「皮膚感覚」、「時代感覚」と
    しては「納得感」は感じられた。

    堅苦しい内容ではないので、サラっと一読するにはオススメ。

  • うなずけるところとそうでないところと。極端で強引に感じる部分はあるが、朗の考え方をみるとこうなんだろうと思う。私の周りでは団塊世代を否定する人が多い。でもこの本ではホリスティックに見ている。その考え方に私は共感できる。

  • 分類=経済・格差社会。06年5月。世代間に橋をかける(相互理解を深めて協働する)ための知恵を求めたのですが、著者の意見には首肯できない部分もありました。ただ、類書は少ない?ので、その点では読む意義はあるのではないでしょうか。

全5件中 1 - 5件を表示

格差社会サバイバル (Nanaブックス)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

格差社会サバイバル (Nanaブックス)を本棚に「積読」で登録しているひと

格差社会サバイバル (Nanaブックス)はこんな本です

ツイートする