- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901491464
感想・レビュー・書評
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世代論としては面白い内容だった。読みやすかったしね。
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最近何かと話題の「格差社会」を取り扱った書籍。
とは言え、さほどネガティブな内容ではなく、むしろポジティブな内容。
著者は『銀座ママ麗子の成功の教え』シリーズの著者でもあり、
最近の非常に悲観的な「格差社会」議論に対してのアンチテーデ
(パロディ?)として、本書の議論を進めている。
本書では現代社会を以下の5つの世代に分類されている。
1.戦前世代 → 1945年以前生まれ
2.団塊以降世代 → 1946年〜1960年生まれ
3.X世代 → 1961年〜1975年生まれ
4.Y世代 → 1976年〜1990年生まれ
5.Z世代 → 1991年以降生まれ
「格差問題」というと主にX世代(団塊ジュニア世代)が中心に
議論されているが、本書では、むしろY世代、Z世代に対し
団塊世代、X世代が何ができるか、何を引き継いでいくかが
議論の中心になっており、日本の「今、現状」ではなく、
日本の「将来」に対し目を向けているのが新しい視点ではある
と感じた。
本文で語られている議論は、統計的な根拠に基づくものではないので
「説得感」はないものの、肌で感じる「皮膚感覚」、「時代感覚」と
しては「納得感」は感じられた。
堅苦しい内容ではないので、サラっと一読するにはオススメ。
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うなずけるところとそうでないところと。極端で強引に感じる部分はあるが、朗の考え方をみるとこうなんだろうと思う。私の周りでは団塊世代を否定する人が多い。でもこの本ではホリスティックに見ている。その考え方に私は共感できる。
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分類=経済・格差社会。06年5月。世代間に橋をかける(相互理解を深めて協働する)ための知恵を求めたのですが、著者の意見には首肯できない部分もありました。ただ、類書は少ない?ので、その点では読む意義はあるのではないでしょうか。