あたりまえなことばかり

著者 :
  • トランスビュー
3.84
  • (31)
  • (17)
  • (36)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 284
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901510134

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 平易な言葉を用いているようでも、内容は奥が深く、決して読みやすいわけではありません。

    しかし、真に思考しながら書くということがどういうことかを見せてくれる本です。
    著者が一言一言を大事にしながら言葉を紡ぎ出していることがよく分かります。

    著者は割と若くして亡くなったようですが、晩年の頃の著作も読んでみたいと思いました。

  • これも分かりやすい。

  • 表題のとおり、当たり前のことかもしれませんが、普通は指摘されるまで気づきません。しかし、そのことに気づいたときに、著者の思索の深さに少し触れた気分になります。

  • この本の第三章は秀逸です。
    丁寧な言葉でひとつひとつ順番に歩みを進める文章に引き込まれました。
    著者と一緒に思考できるように工夫した跡が読み取れます。
    普段はもっと速く一気に進んでいたところをあえてスローモーションのようにしているので、とりあえずついて行ける読者も増えるのではないでしょうか。
    あとがきにも笑いを封印したため苦労した旨が書かれていました。
    池田さんの本は、多数読んだけれど、読むたびに驚きがあります。

  • 哲学の世界をわかりやすく解説してくれる一冊。
    倫理/理性/死/宇宙の果て/人を殺すこと などについて考えさせられます。
    哲学とは考え続けることで、自分がいかに知らないかということを知ることだそうです。う~ん。たしかに終わりがないですね。

  • ★★★★☆

著者プロフィール

1960年東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業。文筆家。専門用語による「哲学」ではなく、考えるとはどういうことかを日常の言葉で語る「哲学エッセイ」を確立して多くの読者を得る。とくに若い人々に、本質を考えることの切実さと面白さ、存在の謎としての生死の大切さを語り続けた。著書多数。2007年2月23日没。

「2022年 『言葉を生きる 考えるってどういうこと?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

池田晶子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
劇団ひとり
池田 晶子
池田 晶子
デールカーネギ...
池田晶子
川上 未映子
池田 晶子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×