宗教の教科書 12週

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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901510295

作品紹介・あらすじ

朝日新聞に「こころの頁」を創ったもと学芸・宗教記者が、豊富な取材体験を生かし、いま宗教をどのように考えればよいのかを、具体的に分かりやすく説く。
 「入門する」「祈る」「迷う」「救われる」「気づく」「浄土と神の国」「殺すなかれ」「宗教理解の四段階」など、12 回の名講義。

感想・レビュー・書評

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  • その都度の表現はわかるが、全体を読み終わって、さて何を言いたかったのかなという感じ。脈絡がない。
    バランスを意識し過ぎて、偏向を恐れて、本来の主張が(あるとすればの話)埋没してしまうというキャリア故の癖が出ている。
    宗教でも特に仏教やキリスト教の基本的な用語や概念を幅広く説明しているが知識のひけらかし感が否めない。思考や表現は表面的で平板、退屈である。

  • 知人に借りた.宗教とは何なのかについて,わかりやすくまとめられている.入門書に最適.

    ・宗教とは,信じるものではなく気づくもの.疑った末に「そういうことか,合点承知」と了解するもの.すごいしっくり来るし,宗教とはこうあるべきではないかと思った.

    ・国学者・本居宣長は恵まれて育ったために,自信の源氏物語研究では仏教の暗い闇を読み取ってれていないという話は面白い.ある程度人生苦労しないと理解できないこともあるのよね,きっと.
    QT)宣長のなんと素朴で健康なことか.傷とか懐疑とかにもっとも縁遠い魂だった

    ・宗教理解の4段階: 迷う→気づく→建てる→還る

    ・著者が元新聞記者だからか,文章が軽快で飽きない.それなのに内容がしっかり入ってくる.すごい.

  • 宗教って何だろう。それがわかれば、何が変わるのだろう。人生を深く考え、よりよく生きるために。

  • 「宗教」という言葉のイメージの払拭から

  • 「信心」それはそれで良いのだけれど妄信的すぎると公序良俗公共の福祉に反する場合もあるかもしれない。ともかく本書の第7週の「信」ではなく「覚としての宗教」第8週の「生前の浄土」「有形の神の国」への導きはそれこそ目から鱗!自らが変わることへの最大のポイントと読んだ。禅なら「悟る」浄土宗なら「往生」キ教の「回心」

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著者プロフィール

1941年、岩手県江刺市生まれ。早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒。1965年、朝日新聞社入社。学芸部員、論説委員、大阪本社学芸部長を経て東京本社学芸部「こころ」編集長などを務め、2003年退社。現在、大阪経済大学・拓殖大学・立正大学講師。著者に『宗をどう教えるか』(朝日選書)『教育基本法「改正」批判』(共著、文理閣)『戦争と追悼‐靖国問題への提言』(編著、八朔社)など。

「2005年 『宗教の教科書 12週』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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