生命学をひらく 自分と向きあう「いのち」の思想

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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901510349

作品紹介・あらすじ

終末期医療、遺伝子操作からひきこもり、無痛文明論まで、自分を棚上げにすることなく「いのち」の問題を探究する。
 生命倫理を超えて生命学を提唱し、旧来の学問の枠組みを打ち破る森岡正博の魅力が全開する、本物の「知の教科書」。

感想・レビュー・書評

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  • 「わかりやすく」表記された『入門書』得てして読み難いもの。例に洩れず。しかしこの方の他著作品はそれぞれ目を通してみたい。

  • 自分が生きている意味とは何か、自分が存在している意味とは何なのか、という問にぶつからざるを得ない。けれどもそれにぶつかっても多くの人は非常に戸惑ってしまう。実はここで本当の意味での哲学や宗教に直面している。
    おれの人生は終わりだ、と思っていたのに実は自分の中に何かの力が残っていて終わりのはずの人生をわりと楽しく過ごせたり、いろいろな発見があったっりして、そしてそんな人生、自分をいれしく思ったりする。新しい世界が見えるということです。
    それまで暗黒だと思っていた世界に、じつは明るさがあることに気がついたりすること。
    案外人生は明るいです。

  • 視点を一段落落としての弁ですのでスッと入ってきますよね。

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著者プロフィール

1958年高知県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪府立大学にて、博士(人間科学)。東京大学、国際日本文化研究センター、大阪府立大学現代システム科学域を経て、早稲田大学人間科学部教授。哲学、倫理学、生命学を中心に、学術書からエッセイまで幅広い執筆活動を行なう。著書に、『生命学に何ができるか――脳死・フェミニズム・優生思想』(勁草書房)、『増補決定版 脳死の人』『完全版 宗教なき時代を生きるために』(法藏館)、『無痛文明論』(トランスビュー)、『決定版 感じない男』『自分と向き合う「知」の方法』(ちくま文庫)、『生命観を問いなおす――エコロジーから脳死まで』(ちくま新書)、『草食系男子の恋愛学』(MF文庫ダ・ヴィンチ)、『33個めの石――傷ついた現代のための哲学』(角川文庫)、『生者と死者をつなぐ――鎮魂と再生のための哲学』(春秋社)、『まんが 哲学入門――生きるって何だろう?』(講談社現代新書)、『生まれてこないほうが良かったのか?』(筑摩選書)ほか多数。

「2022年 『人生相談を哲学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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