LOVE MELODY (アルルノベルス)

著者 :
  • ワンツーマガジン社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901579698

感想・レビュー・書評

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  • memo: 小冊子

  • ミュージシャン×編集者。
    あさとさんの透明感あるイラストが似合う。

  • ●あらすじ●</br></br>
    おまえの音だけが、俺にとっての真実だから</br>
    ピアニストの道を閉ざされ、音楽誌の編集者として働く和音の前に現れたのは、寡黙なミュージシャン京介だった。彼の紡ぎ出す音に一瞬で心を奪われた和音だが、ある日突然京介に組み敷かれ抱かれてしまう。貪るように和音を求めてくるのに、触れてくる彼の手は何故か甘く優しかった。真意が見えない彼に次第に惹かれている自分に気づき、戸惑う和音。しかし、彼の隣には綺麗な青年が寄り添っていて…。音から始まるメロディアス・ロマンス</br></br>

    ●感想●</br></br>
    以前から読みたいと思っていた一冊でした。今回、続巻発行に併せ購入。</br>
    なんだか久しぶりに甘〜いラブラブなお話を読んだ気がします・・・。
    <blockquote>
    わずかな愛撫にも肌が戦慄き、抑え切れない喘ぎが零れる。</br>
    なぜこんなことになったのか。</br>
    玄関から、腕を引かれたまま連れて行かれたのはベットルームだった。
    唖然とする和音を襲ったのは、息苦しいほどの抱擁と、呼吸すら奪うほどの濃厚な口づけ。</br>
    組み敷かれ、何をされるのか理解したときには、すべて遅かった。逞しい肉体に見合った圧倒的な力で和音を押さえ込んだ京介は、容赦なくその白い肌に朱印を刻んでいったのだ。</br>
    信じられない場所に感じる、京介の欲望。</br>
    その熱さに火傷しそうなほどの快楽を教え込まれ、初めて知る感覚に畏怖する。</br>
    身体だけが追い立てられて、心がついてこない。</br>
    頭ではこの状況を理解できないでいるのに、身体は京介の与える快楽に素直に反応する。</br>
    抗うことも受け入れることもできず、和音はただただか細い声で啼くことしかできなかった。
    </blockquote>
    初めこそ、強引に和音を抱いた京介ですが、必然というか運命というか---その後の京介の切羽詰まった状況からいっても仕方なかったよな〜。短い章ごとになっていて、殆ど和音視点なんだけど、時々京介視点の話があったりするので、二人が思い合う様子が分かりやすかったです。どちらかが一方的に追いかけるのではなく、お互いがとても強い力で引き寄せあっていて幸せな二人を読みながら、こちらにも幸せを分けて貰っている感じがしました。
    <blockquote>
    ------繋がっている。</br>
    その事実が愛しい。</br>
    その事実が、嬉しい。</br>
    愛する男の腕に抱かれながら、和音はこのときはじめて、自分の人生に感謝した。</br>
    今までの自分は、京介に出会うためにあったのかもしれない。</br>
    そう思えば、動かない指も、一度は閉ざされた未来も、すべてを受け入れられる気がした。</br>
    愛されている。</br>
    自分は愛されている。</br>
    そう思うことが、これほどまでに自分を強くするなんて、和音は知らなかった。</br>
    「愛してる」</br>
    白い指に口づける。</br>
    それは、儀式。</br>
    この先、この指先から奏でられる音色が、京介だけのものであるという約束。</br>
    「俺のために弾いてくれよ」</br>
    誓いの祝詞。</br>
    「俺のために歌ってくれる?」</br>
    交わされる約束。</br>
    口づけでそれに応えて、京介は和音を抱き締める腕に力を込めた。
    </blockquote>
    でも、まあ甘いばかりでもなく、時々ネガティブになる和音。でも悩んだ後に更に強くなっていくし、ラブラブ度も増していくような・・・。でも、和音を苛めたくなる気持ちは分かるかも、可愛いですもの。鈴音が兄離れしないの分かるかがするし・・・。何にでも一生懸命な和音、みんなから好かれて更に京介のハラハラは続くのでしょうね。和音が京介の不特定多数のファンに妬くのと、京介の場合は和音の身近に狙ってるのがたくさんいるようだし・・・。</br>
    二人とも天に才能を与えられた恵まれた人、曽我部の気持ちもよく分かるな〜。どんなに望んでも努力しても手に入れられないもの、そんなものを生まれながらに持っている人。和音は昔みたいにコンクールで優勝するほどの力量はなくても、聴く人が聴けば和音の音と聞きわけられるだけの力は残っているのだから頑張っていって欲しいな〜。</br></br>

    ●シリーズ刊●</br></br>
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