東京喫茶店案内: ぼくの伯父さんのガイドブック

著者 :
制作 : 東京喫茶店研究所 
  • ギャップ出版
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901594530

感想・レビュー・書評

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  •  ここにおさめられている写真はカラーなのだけど、全体的に茶色っぽい、琥珀系に寄ってる感じ。ぼうっと霞みがかった喫茶空間からは、今にも「豆」の匂いがしみ出してきそうだ。茶話の向こうから、かすかにカチ、カチ、と聞こえてくるのは、カップとスプーンの音。
    「店に一歩足を踏み入れた途端に、時間と場所の感覚がずれるような」と息をのむ江國香織。
    「喫茶店とは、幸福な妖怪の棲む場所かもしれませんよ」と微笑む水木しげる、はまり役。
    「一日一回は外でお茶をしないと頭がどうにかなってしまう」吉本ばなな(当時)はとり憑かれている。
     そんな中で、はな×カヒミ・カリィが明るく健康的に「デニーズ」を挙げちゃうところがおもしろい。お茶一杯で長居しやすい場所こそ一番なのだ。
    「永遠を見つめる著者近影」の後ろには「(笑)」なんて無粋なマークもつかず、あくまでマジ顔で通しているのが素敵だ。

  • オサレなカフェも良いけど、読書に耽りたい時などはやっぱ喫茶店でしょ!そんでもってこれは喫茶店のガイド本。もう何件かなくなっちゃってる所もあるけど、みんな古き良き場所を提供してくれる、今となっては貴重な所。

  • 喫茶のいろいろ。御洒落もレトロもワビサビも。

  • 伯父さんによる東京の喫茶店。

  • 誰もいない喫茶店の写真を眺めているだけで、脳内おでかけ気分になれます。

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