- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901594530
感想・レビュー・書評
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ここにおさめられている写真はカラーなのだけど、全体的に茶色っぽい、琥珀系に寄ってる感じ。ぼうっと霞みがかった喫茶空間からは、今にも「豆」の匂いがしみ出してきそうだ。茶話の向こうから、かすかにカチ、カチ、と聞こえてくるのは、カップとスプーンの音。
「店に一歩足を踏み入れた途端に、時間と場所の感覚がずれるような」と息をのむ江國香織。
「喫茶店とは、幸福な妖怪の棲む場所かもしれませんよ」と微笑む水木しげる、はまり役。
「一日一回は外でお茶をしないと頭がどうにかなってしまう」吉本ばなな(当時)はとり憑かれている。
そんな中で、はな×カヒミ・カリィが明るく健康的に「デニーズ」を挙げちゃうところがおもしろい。お茶一杯で長居しやすい場所こそ一番なのだ。
「永遠を見つめる著者近影」の後ろには「(笑)」なんて無粋なマークもつかず、あくまでマジ顔で通しているのが素敵だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オサレなカフェも良いけど、読書に耽りたい時などはやっぱ喫茶店でしょ!そんでもってこれは喫茶店のガイド本。もう何件かなくなっちゃってる所もあるけど、みんな古き良き場所を提供してくれる、今となっては貴重な所。
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喫茶のいろいろ。御洒落もレトロもワビサビも。
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伯父さんによる東京の喫茶店。
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誰もいない喫茶店の写真を眺めているだけで、脳内おでかけ気分になれます。