自分を変える気づきの瞑想法―やさしい!楽しい!今すぐできる!図解実践ヴィパッサナー瞑想法

  • サンガ
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901679084

感想・レビュー・書評

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  • 第1部 瞑想の力ーこころが育つと人生はうまくいく
     「こころの力」を育てる方法
     なぜ人生がうまくいかないのか
     ほか

    第2部 苦しみの原因ーなぜ、こころは悩むのか?
     不幸ってなんですか?
     悪循環を断ち切る
     ほか

    第3部 いつくしみの瞑想ー今からすぐに幸せになれるやさしさの瞑想法
     とりあえず今の苦しみを和らげる
     主観には「我がまま」が入りこむ
     ほか
     
    第4部 知恵の瞑想ー悩みなく生きるためのヴィパッサナー瞑想法
     明確に見ると悩みが消える
     「考えない」生き方が成功の鍵
     ほか
     
    第5部 こまったときにーすぐに解決!瞑想の疑問
     いつくしみの瞑想について
     思考・雑念について
     瞑想中に起こること
     ヴィパッサナー瞑想について

  • 最近本屋さんにスマナサーラ長老の本がたくさんありますね。主張がシンプルかつ明快で、人気があるのがわかります。この人、スリランカの人なのですが、日本の大学に留学して道元の研究していたそうですね。道元、偉大ですね。

    ヴィパッサナー瞑想、というのに興味があり読んでみました。歩く瞑想というのが気に入り、しばらくやってみました。

    特に気に入ったのが、いつくしみの瞑想、というのです。その中で、

    私の嫌いな人々も幸せでありますように
    私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように
    .....

    と嫌いな人の幸せも祈る個所があります。これいいですね。

    嫌いな人がいると嫌な気持ちになり、自分が傷ついてしまいます。このように嫌いな人の幸せを祈ることで、安らかな気持ちになりますね。不思議とすーっとします。

  • 感想
    瞑想の入口に導く。瞑想の道は細くあまりにも脆い。いつ道が崩れるか、いつ道を踏み外すか。本だけで前に進んで良いのか。慎重に進みたい。

  • 慈しみの瞑想
    立つ瞑想、歩く瞑想、座る瞑想
    思考を止める。実況中継。判断しない。分析しない。
    目を閉じます。目を閉じます。目を閉じます。
    吸います。吸います。吸います。
    吐きます。吐きます。吐きます。
    待ちます。待ちます。待ちます。
    ふくらみ。ふくらみ。
    縮み。縮み。
    雑念。雑念。雑念。
    音。音。音。
    痛み。痛み。痛み。
    しびれ。しびれ。しびれ。
    吸います。吸います。吸います。
    吐きます。吐きます。吐きます。
    終わります。
    目を開けます。

  • 再読

  • 暗い思考は、怒り、嫉妬、ケチ、後悔。私たちは無駄な思考(妄想、雑念、主観)をしている。そこに感情が割り込んでくると、こころは事実を否定してしまう。ヴィパッサナー瞑想のコツは「今の瞬間」に自分が何をやっているかを実況中継する。実況中継し始めると無駄な思考が止まる。3条件、①ノンストップの実況中継。手を上げる時「上げます」「上げます」「上げます」とこころの中で言う。隙間なくやる。②極端なスローモーションでからだを動かし、観察力と集中力を増す。③目、耳、口(舌)、鼻、体、頭の6感覚を感じる。

  • スリランカ出身の僧、スマナサーラ氏による瞑想法の本。氏にはかなり多くの著書があります。この本では、上座仏教における瞑想法について簡潔にまとめてくださっています。

    仏教は「宗教」ではなく「仏陀の教え」であるという点は、世界の宗教を軽く学んだ人であれば理解していることですが、それを知らない人も多いでしょう。そのあたりのこともきちんと踏まえられているので、いわゆる「宗教色」を抜きにしてすんなり入っていけると思います。

    世の苦しみの原因を説明したうえで、その苦しみを和らげ、解決するための方法として二つの瞑想法が紹介されています。いずれもものすごく難しい訳ではなく、立っていても座っていてもできるものであるとされています。

    個人的には、二つのうち最初に紹介されている瞑想で「自分自身の幸せを願う」というところが意外な感じでした。何となく、自己犠牲があってこそ仏教的な思考が成り立つと思っていたので、自分が大事であることを偽らないで良いというところで、一気にハードルが下がった感があります。

    実践しないと意味がないですが、それほど難しい訳でもなさそうな「瞑想」。こころが疲れやすい現代だからこそ、仏教者に限らずいろんな立場の人が試してみる価値があるのかもしれません。

  • 私が初期仏教に出会って、ちょっと人生の方向が変わるきっかけとなった本です。
    自分の心がものすごい短期間ですーっと楽になったのはこの本の瞑想を試したおかげです。

  • 今まで読んだ中では一番しっくりきた。

  • 一昨年の日経アソシエイトに掲載されていて、買ってはみたものの積読状態だったのを、思うところあって掘り起こして読んでみた。

    本書の主題は「心の科学的な鍛え方」とはいかなるものか。いますぐに、誰でもどこでも実践できる心のトレーニング法が書いてある。ストレスが発生するのは心が弱いからであり、心を鍛えることで物事をありのままに捉え、苦しみから解放されるとのこと。

    3月から時間をとっているが、確かにゆとりができてきた実感がある。忙しさは増しているにもかかわらず。

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著者プロフィール

アルボムッレ・スマナサーラ
Alubomulle Sumanasara

テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK Eテレ「こころの時代」「スイッチインタビュー」などにも出演。著書に『サンユッタニカーヤ 女神との対話 第一巻』『スッタニパータ「犀の経典」を読む』『ダンマパダ法話全集 第八巻』『ヴィパッサナー瞑想 図解実践─自分を変える気づきの瞑想法【決定版】』(以上、サンガ新社)、『怒らないこと』(だいわ文庫)、『心は病気』(KAWADE夢新書)、『ブッダが教える心の仕組み』(誠文堂新光社)、『ブッダの教え一日一話』(PHP文庫)、『70歳から楽になる』(角川新書)、『Freedom from Anger』(米国WisdomPublications)など多数。

「2023年 『無常の見方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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