あふれるまで愛をそそぐ6歳までの子育て―子どもの心にひびく愛ひびかない愛
- カンゼン (2006年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784901782876
感想・レビュー・書評
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(2011年7月)
2、3歳児以上の子供を持つお母さん向けかな。
もうちょっと子供が大きくなったら読み返そう。
「そうはいっても家事もあるし仕事もあるし核家族だし」
という気もするけど、「子どもをしっかりかわいがろう」「子供が満足してもういいよ、というまで与えてあげよう」
という著者の主張はもっともだなあと思う。
私も自分の子ども、かわいがろう。
(2016年4月)
上の子5才、下の子0歳6か月。産後で体力に余裕がないせいか、上の子にひどい怒り方をしたりすることが多くて苦しい。
今からでも関係修復できるのか、どうにか持ち直せるのかな、と思いつつなんとなく手に取って読み。
小3と小2の兄弟の話(p26)、上の子に10年分の愛を注ぐ、体もお金もたっぷり使って満足感を与えてください。甘えたいのにずっと我慢し続け、それがたまりにたまって、こうなったのです、みたいな話が身につまされた。
それと共に、まだ間に合うのか、という希望ももてた。お金をたっぷり使う…っていうのはまあ賛同しかねる部分もあるけど、佐々木正美の本で、時間と体を使って甘えさせることはどんどんやったらいい、みたいなことを書いてあったので、そういう方針で行こうかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本の通りには余裕がないとできないこともある。けれど、心が落ち着く、実践したくなる内容だった。
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佐々木正美先生によく似ていて、子どもを甘やかすのではなく、甘えさせてという内容でした。エピソードが沢山あり、それを読者なりに解釈していく本でした。
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気になることもちらほら…ありましたが、
根本的な親として持っているべき考え方や、子どもとの接し方、距離感など、とても参考になると思いました。
年に1回、子育てにいい加減にになってきた頃に読みたい本です。 -
心の基地。
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20人位の保育園にて。苦手な事を飛ばし、得意なだけ参加するお兄ちゃん、そんなお兄ちゃんは参加させない。納得しました。
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本気で子育てに全力を尽くそうとしたら、共働きは圧倒的に不利な立場だと思う。働いているが故の時間のなさではなく、働いてるが故の心の余裕や、仕事のストレスを持ち込まないことや、仕事上でのトラブルを抱えずに家庭に戻ってくることがなければ、こんな風に子どもに最大限の愛情を注ぐことも難しい。愛があっても、それを注ぐだけの精神的な余裕がないときもある。子育てと仕事の両立は、究極かつ永遠のテーマのように思ってしまう。
「こどもへのまなざし」と同じことを言っているが、そこに書いていない内容で最もインパクトがあったのは、甘えは大切だが、本人がやりたくない、と言ったからやらせないのではなく、逃げたい気持ちに寄り添いながら、できないことに挑戦させることが大事、ということ。
別の本で、子育てとは、自分の感情よりも子どもの感情を優先すること、その親になる覚悟はできているか、と書いてあった。一人の人間を育てる、というのはこんなにも重く深いテーマなのだろうか、自分はそんな子育てを全うできるだろうか。 -
甘えさせることと、甘やかす事は、違う。寂しがってたり辛そうな時は、たくさん抱きしめる事。体の甘えは受け入れる。甘やかしは、子供が求めていないのに先回りしてものを買い与えたりすること。
例えば、何か買って欲しいとかんしゃく起こしたら、とにかく抱きしめる、けど、買わない。あれがしたいこれがしたいとか言ってたら、抱きしめる、やりたいよねって共感する、けど、やらない。