念力家族

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著者 : 笹公人
  • インフォバーン (2004年8月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901873253

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念力家族の感想・レビュー・書評

  •  一言で説明すれば「電波短歌集」といったところか。
     短歌なので、僅かな時間でも細切れに読めます。通勤電車で、トイレの中で、仕事の息抜きに、寝る前など、好みの時と場所にてどうぞ。
     ただし、相性が合わないと「なんじゃそりゃ?」的な内容です。で、波長が合うと背中がゾワゾワします。妙な中毒性も覚えます。
     どこぞの書評では「爆笑できる歌集」と評価されたそうですが、爆笑ではないです。あくまでも「背中ゾワゾワ」です。

  • この本買ったらご本人からツイートされた。日曜ラジオのケータイ短歌でいつも出てくる時が楽しすぎる。やはり飛んでる歌人は素晴らしい。

  • なんて馬鹿馬鹿しい歌集!SFとファンタジーと笑いのまじった短歌が笑いを誘う。
    時々不思議に叙情的。

  • 人生のお供に。

  • 「ドラえもんがどこかにいる!」と子供らのさざめく車内に大山のぶ代
     「UFOは在る?」校内弁論大会を見守る窓の小型円盤
     あの夏の石段の上僕の背を押した少女よどうしてますか」

    またもや、桜庭一樹読書日記より借りてきた本★
    短歌集。
    本当に、次々と短歌が、しかも不思議な短歌が描かれていて、なんだかこの世界にとっぷり入ってしまうよう。
    うぅーーん、このシリーズ、他にも読んでみたいなぁ。
    また1つ新しい世界にこんにちは、をした気分です。

    【6/20読了・初読・市立図書館】

  •  すんばらしい詩集である。

    「音楽のテストの時間妹に招かれしモーツァルト霊あわれ」
    「落ちてくる黒板消しを宙に止め3年C組念力先生」
    「「ドラえもんがどこかにいる!」子供らのさざめく社内に大山のぶ代」
    「恐山のイタコに憑るナポレオンは青森弁の素朴な男」

    こんなのばっか(笑)。

  • SFをあっさり受け入れてしまう短歌の懐の広さに感心する。
    「Gパンを履きたる祖父に実写版鉄腕アトムのような哀しみ」

  • 念力に満ちた短歌。

  • 素晴らしい短歌集です。名作。天才。久々に世界つくってる作家さんをみつけた!!!! 

  • 大好きな短歌集。挿絵もサイケ
    デリコだよ。

  • え〜珍しく短歌集です。
    ヘンです。
    著者が高校から浪人時代にかけて作った物語性のある短歌群。
    発明マニアのお父さん、歌舞伎好きおばあちゃん、UFOを呼ぶ妹に前世はムー大陸人の弟、などなど超能力一家と学園ものです。
    よくわからないもの、57577に収まらないものも多々ありますが、切り口は面白いです。

    イラスト / 田中 英樹
    デザイン / 鈴木成一デザイン室


  • 独特な世界観に満ち溢れ、読む者を異次元の世界へと突き落としてしまう。
    笹World全開な、第一歌集。

  • こういうのもあり

  • これにはヤられました
    念力派歌人の偉大な仕事は
    日本人の誰にとっても心に染み入る虫の声(笑)
    あまりにスゴすぎて笑っちゃうしかない名作

  • 小さい頃、近所の家族が不思議でした。

    夜になったらみんな何してるんだろう。。

    もしかして良子ちゃんちは夜中にみんな鬼ばばになって
    「ひっひっひ」と包丁研いでいるのではないか。。

    (↑完全に絵本の影響。。)

    「落穂ひろい」の絵を

    「ホンデちゃんあれはねえ。人の骨をひろってるんだよ〜」
    といとこに脅かされ、それ以来

    薄暗い絵をみると怖くて怖くて眠れなくなったりもしました。

    小さい頃のほうが、知識や経験がない分、想像力が盛り上がってましたねえ。

    そんなことを思い出した

    笹公人 <B>念力家族</B>(宝珍)

    短歌集です。そして念力満載。

    SFあり、ホラーあり、ほのぼのあり、痛いとこついてるのあり、(ホンデの見解による)クンズホグレツであります。

    いい♪

    イラストもまちがいなくツボです。(ホンデのツボによる)

    念力家族、念力学園、など12の章に分かれて(「生徒会長レイコ」なんてのもあるよ)ます。

    「念力学園」の章より引用すると、

    無口なクラスメートって家では
    何してるんだ!シリーズ(ホンデの勝手にシリーズ化による)

    「無口なるクラスメ
    イトを訪ねれば秘伝の
    「能」を披露された


    ね、ね、ミステリーでしょ。(これにまた続いている歌もいい!)

    「魔除け少女」の章から引用すると、
      ↑「すさまじき腋臭の少女」のことで、

    すさまじき腋臭の少女があらわれて〜

    からはじまる歌が勢ぞろいです。(27首)

    野良犬は、おじいさんは、弟は、。。。

    果たしてどうなるのか!!

    では、妹がどうなったかこっそり発表。


    すさまじき腋臭の少
    女あわられてなぞの
    民謡唄う妹


    うむ。民謡を唄ったのですね。それもナゾの。

    ね、ね、ミステリーでしょ。

    くすっと笑ってしまうものばかり取り上げましたが、

    それだけじゃないよ。

    せつなくなったり、ほのぼのしたり、こわかったり、
    なんか、悩みでもあった?と問いかけてみたくなったり、

    とにかく、こんな言葉を使い、こんな表現にしてしまう
    作者の感性に驚くのです。

    出版社も注目!<a href="http://www.hoching.co.jp/index.html" target="_blank"><B>有限会社 宝珍</B> </a>(立ち読みコーナーがあります)

    代表の穂原恵子氏は、
    著者がこれらの歌を
    (あやしい)小冊子にして配り歩いていたときに
    目をつけ
    出版にこぎつけたとか。

    出来上がった本のセンスに脱帽です。


    興味のある方
    お試しあれ♪



  • 漫画家・小林よしのり先生が責任編集長をつとめる「わしズム」誌にも連載している異色の歌人、笹公人の処女歌集!コレ最高!かつてネットで販売して1000部完売したものの再発ということのようで、まずは文庫サイズなのにハードカバーで分厚い装丁、そして彼の世界観をそのままイラストにしたような表紙が素晴らしい。そして頁をひらくとなんと、1ページに1首ずつ、でっかい字で載っている!斬新。「注射針曲がりてとまどう医者を見る念力少女の笑顔まぶしく」 その時点で「こりゃ大当たりだ!」と小躍りしたが、その後も出てくる短歌がことごとく自由でことごとく面白い。なんというか筒井康隆の「時をかける少女」なんかを思い出す感じの、ありふれた日常の風景のなかで展開されるSFみたいな、ノスタルジーと未来感が交錯するような独特の世界観がもう完全にツボ。きけばこの笹氏はテクノポップバンド「宇宙ヤング」でも活動しておられるとかで、なるほどその手の音楽に通ずるレトロフューチャーな感覚が短歌というスタイルで表現されている感じ。と知った風なことを言ってしまった。当然ながら読んでもらわない事にはこの味わいは伝わらないかと。ちなみにこの人20代後半の男前、そのプロフィールをふまえて読んでみるとさらに味わいが増すような気がした。真似して短歌やりたくなるけど、きっとロクなの出来なくて落ち込むのがオチだろうな・・・

  • ミュージシャンでもある笹公人の短歌を集めた歌集。歌集と言っても、そこにアカデミックなニオイはまったくない。作者が読者を楽しませようとすることに終始してるのがよくわかる、きわめて良質なエンターテイメント!おそらく作者はわしも大好きだったTBSドラマ「もしも、学校が…!?」を見ていたことと思われる。

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