色鉛筆専門店

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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901976565

感想・レビュー・書評

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  • 女優さんが描かれた本だそうで。
    プロローグとエピローグを含めた17編の短編集です。
    それぞれのタイトルに、色の名前が付いています。
    文章の色も、ちょこっとずつ変わっていて、作者のこだわりを感じますね。

    作品の方は・・・うーん、玉石混合といったところ。
    気に入った作品はいくつかあり。

    ◎ラストまでの7行でニッコリ「緑色のグローブ」
    ◎スコシ・フシギな体験をした就活青年のお話「幸せの黄色い鳥」
    ◎下町の錠前屋、その正体は?「ネイビーサンタ」
    ◎別れた彼女の結婚式前夜、式ではく純白の靴を持参する元カレってどうなのよ?「白雪嫁」
    ◎大学時代の恩師の葬式で、芳子が確認したかった事「優しい黒魔術」

    この5編かな。
    あとはちょっと感傷的すぎたり、「泣かせ」の部分があからさまだったりしたなぁ。
    私が気にしすぎなのかもしれませんが。
    でもあのエピローグは意味がわからなかった・・・。
    あれならわざわざエピローグを描かない方がよかったな~。

著者プロフィール

1978年、東京生まれ。作家、女優。07年初の小説集『色鉛筆専門店』が話題を呼ぶ。以降小説、エッセイで精力的に執筆中。著書は他に長編小説『しょーとほーぷ』、短編連作小説集『ワクちん』(後に『Dr.ルナの不思議なカルテ』に改題し文庫化)。女優としては、映画『光の雨』『恋愛寫眞』『千の風になって』『気球クラブ、その後』、TVドラマ『瑠璃の島』『白夜行』『東京バンドワゴン』、舞台『きみがいた時間、ぼくのいく時間』等々、数多く出演。

「2014年 『バンクーバーの朝日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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