図書館が危ない!―運営編

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  • エルアイユー (2005年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901983051

図書館が危ない!―運営編の感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    図書館を運営していく上で起こるトラブルに
    どのように対応していくべきか、を述べている。
    図書館の駐車場に車を停めていたら、枝が折れて
    車に傷がついた、そのとき図書館はどうすべきか、
    のように具体的なケースが紹介されている。
    法的な根拠を示しているケースが多い。

  • 2007/10/19
    u-library

  • 分類=図書館運営。05年6月。

  • 【 トラブルとその対応を法的観点を交えて解説 】  

    運営が危ない、という意味ではなく、
    「不審な行動をとりながら
    館内を徘徊する利用者」だとか
    もしかしたらいるかもしれない、
    でもそこにいても迷惑ではあるけれど実際、
    法律的には排除できるの?というもの。
    大きな事件を未然に防ぐためには、
    日常的に起こるトラブルから
    順に対応していくべきだ、
    というのが本書のコンセプトです。


    読了日:2005.12.16
    分 類:図書館
    ページ:238P
    値 段:2400円
    発行日:2005年6月発行
    出版社:LiU
    評 定:★★★


    ●作品データ●
    ------------------------------
    テーマ :図書館
    語り口 :解説
    ジャンル:図書館
    対 象 :一般〜図書館関係者向け
    雰囲気 :堅い感じ
    カット・表紙 :皆川 幸輝
    ------------------------------

    ●菜の花の独断と偏見による評定●
    ------------------------------
    文 章 :★★★
    描 写 :★★★
    展 開 :★★★
    独自性 :★★★★
    読後感 :★★★
    ------------------------------

    ---【100字紹介】-----------
    群馬県内54の公立図書館でのアンケート調査をベースに、
    日常的に起こる図書館にまつわるトラブルを、
    実際に起こった経緯と対応とともに
    筆者らがそれら事例を法的観点から解説。
    図書館の安全性を考えるための1冊。
    ------------------------------


    図書館が危ない!…なんてなかなか切迫したタイトルだな、と思わず手にとってしまいました。

    実際、ページを繰ってみると「危ない!」と言ってもそれ単体で危ない、ミステリみたいな事件が満載、というわけではありません。「不審な行動をとりながら館内を徘徊する利用者」だとか「酩酊状態の利用者が来館、大声で騒ぎ立てた」だとかもしかしたらいるかもしれない、でもそこにいても迷惑ではあるけれど実際、法律的にはどうなっているの?というもの。

    「割れ窓理論」は、割れた窓をそのままにしておくとその周りの窓も壊され、建物が荒らされ、地域全体が荒廃していく、という理論。つまり、小さなトラブルでも放置しておけばやがて、積もり積もってどうしようもない事件に発展してしまうかもしれない、それを未然に防ぐためには、日常的に起こるトラブルから順に対応していくべきだ、というのが本書のコンセプト。


    「館内での迷惑行為」「不審な人物の来館」「盗難事件」「コピーサービスのトラブル」など全12章でそれぞれの事例を紹介。事例自体は「経緯と対応」「法制的観点」からなっています。「経緯と対応」では、実際にその事例に接した人々からの報告に、事例によっては著者の私見が示されています。「法制的観点」では、淡々と法律的にはどうなるのかが書かれ、関連法令がそれぞれの最後に付記されています。

    メインは「法制的観点」であって、どのような罪になるのか、また排除することが出来るのか?などを述べています。これは大変充実しており、図書館利用者にも面白い知識になると思います。一方、対応については1問1答が用意されているわけではなく、実際に図書館員としてそれに接した場合、
    どうすべきかのマニュアルではないことが分かります。しかも「マニュアル作成のヒント」という項目が付録として巻末に収録されています。つまりマニュアルはそれぞれの館の実情に照らし合わせて作るべきもので、本書はその作成のための一助となる事例集兼、法的根拠集であり、図書館の危機管理について考えるきっかけを与えるもの、という位置づけとなっています。


    「え、こんな人、いるの!」と思わず言ってしまいそうな事例も多々あり、図書館にやってくる人々の多様性について考えさせられてしまいました。確かに、世の中は広いですから、色々な考えを持つ人がいるはずです。みながみな、自分と同じ常識の枠を持っているとは限らず、ある人にとっての常識は、ある人にとっての非常識であることもままあることだと気付きました。それに、法令というのは面白いものですね。これはこういう罪になってしまうのか!と、うーんと唸ってみたり。色々と勉強になる1冊です。

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