絵筆のナショナリズム: フジタと大観の〈戦争〉

著者 :
  • 幻戯書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901998765

作品紹介・あらすじ

「乳白色の肌」で成功した藤田嗣治の暗転。富士や太平洋の荒波を描きつづけた横山大観。両者をつなぐ"日本"という表象には、"天皇"を頂くこの国固有の構造が組み込まれている。

感想・レビュー・書評

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  • フジタと大観。人生も作品も対照的なふたりに感じるさみしさ。戦争に翻弄され美術会の流れに翻弄された、各々の人物像、作品感、そして戦争まてもがわかる一冊でした。

  • 純粋な芸術活動は難しい。

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著者プロフィール

ジャーナリスト。1946年、東京生まれ。1969年、慶応義塾大学法学部政治学科卒業、日本経済新聞社入社。社会部記者、同部次長、文化部長等を経て編集委員兼論説委員。2007年の退社後は獨協大学、白百合女子大学、文化学園大学でメディア、文化、情報社会等を教える。著書に『魯迅の日本 漱石のイギリス』『絵筆のナショナリズム フジタと大観の〈戦争〉』『パトリ〈祖国〉の方へ 一九七〇年の〈日本発見〉』『〈日本的なもの〉とは何か ジャポニスムからクールジャパンへ』等。

「2020年 『絵画の運命 美しきもの見し人は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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