ザ・カルチャークラッシュ: 動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめ ヒト文化とイヌ文化の衝突
- レッドハート (2004年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902017076
感想・レビュー・書評
-
行動学に基づいた犬との付き合い方が分かる一冊。
愛犬の問題行動の理由が見つかるはずです!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
請求記号・645.6/Do 資料ID・100055741
-
専門用語があるので
ある程度関連本を読んでいない、
もしくは動物行動学未学習の人の読書は不適。
これを読めば犬という生き物を
かわいいだけで飼う、ということがいかに
愚かで浅はかだ、ということを思い知らされるでしょう。
完全なパートナーの一員となるのには
ある意味涙ぐましい訓練をしなければならないのです。
しかもその進度は牛歩の如し。
ただし、その原理は
犬としての当たり前の行動を
利用したものなのです。
そう、悪いことをすれば何も報酬はない、ということ。
最後の言葉もしっかりと胸に刻みつけておいてください。
そういうチャンスがないのに
そのまんまにさせておくのは
かわいそうだと思いませんか? -
ドッグトレーニングを開始しようとして本を買おうとすると、大抵の本のほとんどは、所謂マニュアル本がほとんどで、画一化された事例でしか対応できず、途中で飼い主が諦めてしまったり、別の問題行動を誘発してしまう事も多い。そこに対して、この本は対応事例ではなく、犬がどう学習し、どう行動するかを考えつつ、その行動に適合したトレーニング方法を応用し拡張していく「理論」そのものが書いてある。初めのうちは、少し難く、今までの強制トレーニングやリーシュ/チョークチェーントレーニングをアグレッシヴに否定したりと鼻につく翻訳ではあるが、最初のそれを乗り越えると、あとは本題のトレーニングで、なぜそうするのか?なぜこの方法が良いのか?といった事の理屈と答えが書いてあり読み進めるのが面白くなる。犬を飼っているなら、ぜひ読んでおいて損は無い一冊。
-
著者が常にイヌの視点からしつけのあり方を問い、イヌの幸せを論じているのが本書の特徴である。アメリカンペットドッグトレーナーズ協会Top Ten Booksドッグトレーナー部門8年連続第一位。全米ドッグ・ライターズ協会主催Maxwell Award受賞。
-
これまでの常識を覆す驚愕のしつけ理論が展開されている、という評判を聞いて読み始めたのだが、まったくそういう印象は受けなかった。
多少和訳文が読みづらいが、シンプルでわかりやすい訓練方法の解説書。