アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得
- スペクトラム出版社 (2010年11月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902082104
感想・レビュー・書評
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こんなにまで配慮して付き合わなければならないのに、どうして定型発達の人がわざわざASの人とつき合うんだろう? アスピーはアスピーと付き合った方が、楽なんじゃないかな?と、思った私は、多分、いい読者ではありません。
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簡潔にして要を得た本。無駄なく、アスペルガー症候群について知ることができる。
どうしてそうなのか、といった器質的メカニズム的な話ではなく、行動特性としてこういう特徴があります、という記述のみ。
なので治療には結びつかないと思うけど、"カサンドラ"で悩んでる人には本書が一筋の光明となる可能性がある。 -
【動機】アスペルガー傾向のあるひとの恋愛を理解するため
翻訳も、作者の書く内容も、アスペルガー傾向を愛を持って理解しようとしているのが伝わり、当事者も読みやすいと思う。
アスペルガー当事者は男性として想定されているけれど、自分にその傾向があるかもしれないと思う人には、ひろく読んでもらえそう。
薄めの本で、文章もやわらかく、短くまとまっているので、読みやすい。 -
アスペルガーの方と、そのパートナーの必読書。翻訳物だが、大変読みやすい。
アスペルガーのパートナーである私がこの本にどれだけ救われたかわからない。
あなたもパートナーも悪くない。
この本に書いてあることを知っていると、アスペルガーのパートナーを関わるのがずいぶん楽になる。 -
アスペルガーの夫を持つ女性は、夫の特性ゆえに心身ともに傷つき苦しむ。夫がアスペルガーの診断を受け、正しい認識を持ち、支援を求めようとしなければ、関係を保つのは難しいという。支援者や理解者が増えていくことを願う。
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彼のことを理解したかった。
彼の冷たさは、アスペルガーのせいなのか?
結論:より強い自分を持つことが重要 -
ルディ・シモン (著), エマ・リオス (イラスト), 牧野 恵 (翻訳)
子どもがアスペルガー症候群や高機能自閉症と診断された、あるいはそうかもしれないと告げられたり気づいている母親のなかには、結婚したパートナーもアスペルガー症候群や高機能自閉症だと思うようになってきた、あるいはそうかもしれないと思っている方がおられます。またアスペルガー症候群のパートナーとお付き合いしている女性もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、一般的なパートナーと異なる特徴・特質に直面して、どのように考えたらよいか、どう対処すべきか悩むこともあるはずです。
著者は、10年以上に渡ってアスペルガー症候群のパートナーのいる人たちに、アスペルガーが男女関係の及ぼすさまざまな影響について徹底的の調査し、二人の関係に大きな影響を与えているのは明らかに男性の方であると知り、パートナーの女性に必要なアドバイスや支援についてまとめた本の必要性を感じ、本書をまとめました。
コンパクトながら、22項目に収められたアドバイスは、きっと読者のお役に立てるでしょう。また本書は、当のパートナー男性にとっても、支援者、療育関係者にとっても、男性がパートナー女性に与える影響について知ることができる貴重な情報源になるでしょう。