日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

著者 :
  • いろは出版
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本棚登録 : 889
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902097573

作品紹介・あらすじ

自分の仕事を日本の中だけで考えている人と、世界を舞台に考えられる人とでは、これからの人生の可能性は、大きく違ってくる。世界を舞台に働くための超!入門書。

感想・レビュー・書評

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  • «「自分の活躍の場」と「やりたいこと」を自分で狭めるな»
    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
    大学生くらいの若者向けに

    ・世界で仕事をすることを視野に入れることの大切さ
    ・実際に世界を舞台に働く人へのインタビュー
    ・世界へ飛び出すための準備と、英語の大切さ

    について書かれた本なのですが、海外勤務も憧れはあるけど自分にはスキルが無いしなあ、と悩む既に社会人の私が読んでも、参考になること、勇気づけられることが沢山ありました。

    特に印象に残っているのは、フリーターから渡米してロッククライマー、今は会計監査コンサルタントをされているという安田さんのお話です。

    「遊びでもいいから何でも本気でやってみなさい、自分の中で納得がいくよ」(p76)

    この周囲の言葉に後押しされて、安田さんは渡米を決意したとのこと。失敗しようがしまいが、まずは全力で挑んでみることが大切なのだと、私もハッとさせられました。また、

    「自分自身で己の限界を決めず、自らの可能性を信じてください。」(p79)

    という言葉にも勇気を貰いました。他の方もインタビューの中で仰っていたことですが、「どうせ自分には無理だ」と思ってしまった時点で自分で自分の可能性を閉ざしてしまっているということなんですね。この弱気に自分が打ち勝てないと、いつまでたっても海外へは飛び出せないなと思いました。

    ある程度の計画性は大切ではあるものの、「やりたい」と思うことがあるなら、勇気を出して海外で仕事をしてみるのも良いかなと感じました。

  • 改めて世界に出たいと思わせる一冊だった。

  • 人生の長さは選べないけど、太さは選べる

    グローバルにビジネスを展開するとは

    「いいかい? 本当にグローバルに動いているビジネスマンは、良いアイデアを思いつい たら、『それが地球のどこで求められているのか』をまず考えるんだ。
    例えば、Aというアイデアを思いついたら、日本人には必要ないかもしれないけれど、メキシコ人には必要とされているかもしれないと思考する。例えば、ブラジルで流行っているBというサービスをイスラエルに持っていっても通用するのではないかと思考するんだ。
    思考するのは、国籍や国境だけではない。民族だったり、宗教だったりするかもしれな い。例えば、Cというサービスをアラブ人や仏教徒になら必要とされるかもしれないと思考することでもあるんだ。
    ユダヤ人なんかは世界中にビジネスの相談もできるような繋がりがあるから、すぐに現地の知り合いに『今、こっちの国では○○が流行っているのだけれど、そっちの国でも需要あるかな?』と連絡をして調べてもらうこともできる。
    これが世界を舞台に、グローバルにビジネスをするということなのだよ。とりあえず東京から・・・なんてことを彼らは絶対に考えない。何より先に、閃いたアイデアを、この地球上の誰が必要としているのかを考えるんだ。こういう発想・思考ができる日本人がまだまだ少なすぎる」

    グローバルマーケットにおいて、日本はモノ(技術力・商品力・サービス)ではなくて、ヒト(営業力・交渉力・マーケティング)で負けてる。

    英語ができないだけで情報弱者になり得るし、20年、30年先のことを考えるとやはり英語は必須

  • 日本と世界という枠もそうだけど、もっともっと身近なところで内と外の境界線が色濃いことってめちゃくちゃあるよなと感じた。

    世界に目を向けることで自分の国のことをいかに知らないかを知ることができるだろうし、自分以外の人と関わることで、自分のことももっと知るいい機会になるんだなと。

    人生のどこか(近い将来)で海外移住の期間を設けたいなと夫と話した。

  • 日本の未来は暗いというのは事実だとは思いますが、この本を読み、『日本がヤバいではなく、世界がオモシロイから僕は動く。』ということに納得させられました。

    "東京よりもデカい可能性を見たくないか?
    頭の中の「日本地図」を「世界地図」に塗り替えて考えてほしい"

    という言葉は、高校時代の東京旅行で感銘を受け、東京の大学に来た私をハッとさせるものでした。私は海外には行ったことがないので、実際にいろんな国に行き、世界から自分に合った場所を探きたいです。

    世界を舞台にするべき理由から具体的な方法まで詳しく書かれているので、少しでも海外で働くことに興味がある人におすすめできます。

  • 「これはこうだ、ああだ。」「こうしなければならない」といった言い方ではなく、著者は一貫して「僕たち」というワードで語りかけてくれたので、素直に共感できるところが沢山あった。
    著者の行動力も凄いの一言。自分も海外旅行等に行く時は、現地の人と積極的に関わってみようと思った。

    以下心に残ったことや気づき。

    1★自分の行動範囲と思考の対象範囲が「日本」に限定されている現状。
    →頭の中の「日本地図」を「世界地図」に塗り変える。

    2★自分はまだ世界のことを1ミリも分かっていない。何も知らない。
    そんな状態ではやりたい仕事や自分の舞台は見つからない。
    →視野を広げるために、まずは色んな世界があることを「知る」「学ぶ」。

    3★今の日本は、先人たちの世代が汗水垂らして築き上げてきたモノ。
    →だから、日本人として生まれ、日本社会に育ててもらってきたことを忘れずに感謝する。

    4★「日本」と「世界」は分かれているわけではなく、
    「日本」は「世界の一部」だと認識する。

  • 世界に視野を広げることを学び、その可能性の大きさを感じた。
    これからの人生を長期的に見ることの重要性、そのために必要なことを改めて考えることができたので、英語学習のモチベーションに繋がった。

  • 前向きな”自分海外輸出”のすすめ。筆者の体験を元に、選択肢、プロセス、実状など具体的な記述があり、仮想的体験ができる。後半は世界を舞台に単身で活躍する日本人のインタビュー。この手の本を読むたびに、数少ない海外経験であるカンボジアのスタディツアーを思い出す。当時ははっきりした目的意識がなかったように思うが”知る”という意味で行っておいて良かったと思う。「行くことに意味がある」と語る世界一周を果たした同僚の言葉が刺さる。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB12363396

  • グローバルとは何を指すのか。その回答に自分の意識が大きく変えられた。世界の人々と日本の我々との意識の違いが衝撃だった。自分の中にある地図が広がった。もっと世界を知りたい、いろんなことを体験してみたいと思った。

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