サラスの旅 (-)

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制作 : Siobhan Dowd  尾高 薫 
  • ゴブリン書房 (2012年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902257250

サラスの旅 (-)の感想・レビュー・書評

  • 設定めっちゃよかった。認識することが癒しになる。お母さんを探してひとりで旅をする間に自分に自問自答して、つらい真実を受け入れるたのがしあわせの扉なんて、すごくいい!でもつくられた感があって微妙にのれなかった部分もある。

  • しばらく前に読了。
    終わりが予想できる展開だけど、途中はけっこうおもしろかった。ご都合主義的に問題が起こってはそれを抜け出すパターンだけど、疾走感のスリリングさがよかった。ただ、愛情に飢えた憐れなホリー、という演出は、やっぱりちょっと気になるかしら。
    アイルランドへのこだわりの強さに、イギリスの事情を垣間見る気のする作品。

  • いつかA40のような道路や鉄道を使ってイギリスを旅してみたいな。
    時間があれば英語の原作も読んでみたい。

  • 人を平気で傷つけたり、物を盗ったり、一見身勝手でどうしょうもない主人公なのだけれど、行間ににじみ出てくるような彼女の孤独感が痛々しい。封印していた母親との過去を乗り越えて、現実を受け入れる一歩を踏み出していくさまが家出という旅を通して描かれている。読み応えのあるYA小説。

  • ウィッグひとつでワイルド&ゴージャスになって自分以外の誰かになりきって、里親から逃げてロンドンを飛び出して、きっとこんなはずじゃない「いま」から逃げるホリー。必要だったのは、自分を知る勇気と時間だったのかもしれません。

    今の自分は本当は違うんだって、壁にぶつかったように立ち止まるてぃーんは多いのではないでしょうか。でも、本当に家出をするのは心配でたまらないので、まずはこの本でも読んで。

  • いい本でした。
    主人公ホリーが出会う人達の中には、魅力的な人も、そうでない人もいて、面白かった。

  • よい作品だったけど、なんというかしんどすぎて、かなりキツイ読書作業となってしまった。
    主人公の性格がひどくて(しょうがないんだけどね)・・。
    菜食主義者のトラック屋さんが一番好ましく見えました。

    虐待って、なんて根強い恐ろしいものなんだろう、とじわじわと怖くなりました。
    クスリ、虐待、やだやだ。

  • ロンドンの養護施設に入っているホリーは、気の合っていたケアワーカーのマイコが仕事を変えると聞かされ、なかばやけくそ気味で里親と暮す事を承諾する。
    病気で子どもが出来なくなった里親のフィオーナの部屋でブロンドのウィッグを見つける。ウィッグをかぶると、14歳のホリーは、おとなっぽいサラスに変身できる。ホリーは、ウィッグをつけてアイルランドへもどり、母親を探し出し一緒に暮そうと、里親の家から家出する。

    ホリーの信じている母親は、暴力をふるう夫・デニーから逃れ、アイルランドでダンサーをしている。しかし、アイルランドに近づくにつれ、ホリーの抱く幻想から現実が少しづつ見えてくる。

    麻薬・売春・養育放棄・DV…、過酷な現実から逃避していた自分と向きあわされるホリー。しかし、里親のフィオーナとレイの辛抱強い優しさがホリーを救い、暖かく包む。
    厳しいストーリーながら、最後は安心できる話だった。

    カーネギー賞をとった「ホグ・チャイルド」も良かったけれど、これもGOODでした。47歳で亡くなってしまったそうだが、とっても残念。もっと。いろいろ書いてほしかった作家だ。

  • ロンドンの児童養護施設で育ったホリーは、アイルランドにいるママのところに行くのが夢だった。新しい里親、フィオーナとレイは、親切だけどDDO(ダサイ、ダメな、大人)。ある日、金髪のウィッグを見つけ、かぶってみたホリーは、別人になったような気がした。今なら、この金髪の「サラス」なら、アイルランドのママのところまで行けるかもしれない…。
    旅の途中で出会った人たち、封印した記憶の中のママと自分、ずっとホリーを心配して探し続けるレイとフィオーナ。ホリーをめぐる人たちが彼女の心にもたらしたのは…。

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サラスの旅 (-)の作品紹介

ロンドンの児童養護施設で育った、14歳の少女ホリー。里親になじめず、学校にも居場所を見つけられずに、いつか故郷のアイルランドにもどって、母親と再会する日を夢見ていた。ある日、ホリーは引き出しの隅にしまわれた、ブロンドのウィッグを見つける。ウィッグをつけると、鏡の中の自分はぐっと大人びて、最高にクールでゴージャスな女の子-サラスに変わっていた。里親のもとを飛び出し、アイルランドめざしてヒッチハイクの旅に出たホリー/サラス。いくつもの出会いをかさね、記憶のかけらをたどりながら、旅の終わりにたどりつくのは、夢に見たあこがれの地?それとも…。

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