机の上の仙人―机上庵志異

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  • ゴブリン書房 (2014年5月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902257298

机の上の仙人―机上庵志異の感想・レビュー・書評

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  • 机の上に住んでいる机上庵方寸先生が語る不思議なお話。
    昔話にありそうな、狐や鴉や鬼や妖しや…そんな話を語ってくれる小さな人。そんな設定だけでも面白いが、先生が語る話もなかなか面白かった。
    前回読んだ『人外境ロマンス』と時代は違えど人間と人外という共通点があり、でもよく考えたら昔から日本に根付いているのはこういう話だよねと気付く。(かぐや姫とかつるの恩返しとか…)中国の『聊斎志異』という話が元になっているようで、こちらも読んでみたい気がする…。

  • 小学生の頃親しんだ佐藤さとるさんの作品。
    大人になって再び出逢えたことの幸せ。
    作家生活をこれだけ長らくされていれば、本当に仙人のような分身?をお持ちなのかも(*^v^)
    翻案という言葉も初めて知りました。
    中国の奇譚集『聊斎志異(りょうさいしい)』をもとに、登場人物と物語の舞台を日本に変えて作り直された、机上の壮大な和製ファンタジー。
    佐藤さとるさんの作品には水上勉さんの挿画でしょうと思っていましたが、岡本順さんの挿画も物語の雰囲気にピッタリ合っていて素敵でした。
    幼い頃、佐藤さとるさん作品や日本の民話集を好んで読んでいたことを思い出しました。
    続きがもっと読みたいと思わせてくれる幸せな読書でした。
    2014年お気に入り。

  • 佐藤さとるさんが逝去されて、寂しい気持ちで読みました。小学生の頃から夢を与えてくれた佐藤さんに感謝。

  • 机の上の仙人が語りきかせてくれる物語集である。
    この外枠の「仙人」がどこか憎めず、ユーモラスで可愛らしい。

    中身のエピソードはどこか懐かしいような奇譚集である。
    中国由来と言えばそうなのだろうが、もうちょっと日本の土地にも馴染んだような空気を持っていて、ほろっと切ないような楽しいような、大人のおとぎ話集である。

  • 童話作家の机の上にあらわれた小さな庵と小さな仙人(のようなもの)。机上庵方寸という名のその先生は、摩訶不思議な話をさらさらと語りはじめる。

    さすが佐藤さとるさん。すばらしい語り手だなと思う。オチがあったりなかったりの不思議な昔話がとてもおもしろい。もとになった中国の奇譚集『聊斎志異』も読んでみたくなった。

    「籠つくりの仙人」「衛士の鴉」がとくにすき。
    「竜宮の曲」「狐合戦」もおもしろかった。

  • 中国の『聊斎志異』を下敷きにしたお話。

    こんな庵が机上にあったら、楽しいだろうな。

    岡本さんのイラストもマッチしてていい感じ。

  • 突如机の上に現れた仙人が主人公に物語を聞かせるスタイルの短編集。
    それぞれの話の出来はいいが、机上の小さな仙人という設定がおもしろそうなだけに、その設定があまり活かされないのが残念。

  • 佐藤さとるさん懐かしいと思って借りた。内容も長さも挿絵も様々なところのバランスが自分好みで心地いい本。

  • 机の上の仙人が語るお伽話系昔話…。机の上の仙人が語らなくてもいいんじゃないか?昔話はそれぞれ面白いんだけども。

  • 色々な物を置いていた机の上を片付けると
    小さな仙人が、庵とともに現れた。

    そうして出てきた仙人は、主人公に話を語っていく。
    どれもこれも短いものばかりで、次は一体
    どんな話かと、期待しながらめくっていました。
    ちょっとばかり不思議な短編が続いていきますが
    最後まで読むと、元ネタがあった模様。
    そちらも読んでみたい、と思った時点で
    ある意味罠にはまった状態?w

    よくありそうなのは『桜女房』ですが
    『浮葉太夫』も別の意味でありそうです。
    最後の方の続きもの状態の2編も楽しかったですが
    籠の話は…結局、何を使役していたのでしょう?

    やはり、原作が気になる所です。

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机の上の仙人―机上庵志異の作品紹介

童話作家の机の上に突如あらわれた、身の丈およそ二寸余りの小さな仙人-名は、机上庵方寸。中国の奇譚集『聊斎志異』をもとに、「コロボックル物語」の作家が描く、机上のファンタジー。

机の上の仙人―机上庵志異の文庫

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