News from Paradise

  • にじゅうに
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902577006

感想・レビュー・書評

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  • ばななさんとパトリスの共著!往復書簡!!

  • 最近衣食住において難民の私・・・・。
    私のパラダイスってどんなの???

  • 再読。
    ここ数日間、暑さを言い訳にダラダラと過ごしていたので、背筋が伸びた。
    家事にしても、仕事にしても、人間関係にしても何だか中途半端なのは信念と愛情が足りなかったのだな。

  • わたしにとってきらめくような言葉の数々。経験豊富な大人の言葉に気づかされる本当に大切なこと。なんどもなんども読み返している大切な本。

  • わたしにとってきらめくような言葉の数々。経験豊富な大人の言葉に気づかされる本当に大切なこと。なんどもなんども読み返している大切な本。

  • この本大好き!
    ともすればカッチーンときてしまいそうな手紙にも
    失礼のない態度や言葉を選んでくれたばななさんが!
    パトリスさんはちょっと行き過ぎたところもあるかな?
    私のメールはパトリスさんタイプなんだけど(笑)

    おじさんとおばさんは悪いことは悪いって伝える義務も
    あるんだなぁ、自分はもうそういう年齢なんだなぁ、と
    しみじみ思いました

    特に良かったのはチビラくんの写真です
    「フロリダにて。」「西伊豆、土肥にて。」「タマが見えてるぞ!」は
    いつまでもいつまでも眺めていたいくらいで
    愛しくていっそ切り取ってしまおうかと思うほど(しないけど)

    メール受信設定ミスで図書館からのメールが届かないように
    なっていたのに待ってくれた図書館の人に感謝です

  • 今年読んだ中で間違いなく(限段階では)最高の部類に入る本。

    心がすさんでいる最中に読んだせいか、結構泣ける文章が多かった。
    啓蒙書では決してないけれど、それでも自分自身の生活を顧みて「変えよう」とか「このままでもいいんだ」とか、自信が持てたりとか…あと、毎日のほんの少しの悲しい想いとかが、この本を読んだ中でカタチになって身体から出てくる感じ?(なんと抽象的!!)がしました。
    ホント、下手な啓蒙書とかよりもよっぽど読むべき本だと思う。

    いつから、毎日起きる度に「面倒くさい」って思って笑えなくなったのか?
    どうしてゴミ出しを雑にする人が多くなったのか?
    なぜ、お店の接客に対していらいらすることが多いのか?
    いつから、子どもをもつことが怖くなったのか?

    まぁ、毎日色々不安や怖いこと、いやなことがあるけれど、それでも自分のParadiseを目指して、進んでいこう、と思わせるパワーのある本です。
    早く続編が出ないかしらん。

  • すごーく興味深く読んだ。心に刻み付けておきたい言葉がたくさんありすぎて(パトリス・ばなな、どちらの文章にも。ややばななさんのほうが多かったか)、図書館で借りた本だけれど、手元に置いておきたくなった。いったん図書館に戻す前に、パトリスさんの言葉を抜粋しておこう。<br><br>ばななさんと僕に共通していえるのは、僕たちは自分の好きなことと、そうでないことの区別がはっきりつけられるという点。それに、人生においてたいていの場合は、自分でみずから選ぶ権利と可能性がある、という考えの持ち主であるところ。<br>自分で選ぶこと、その役割をちゃんと引き受けること。(略)僕たちは互いに、それぞれ違ったやり方でそのことを日々実践しているけれど、結果として出てくるものは同じ……「自分らしく生きる」。<br>僕が"Paradise"と呼ぶのはまさにそれであって、一日中お菓子やなんかを食べながら天使たちの歌声にうっとりするみたいな、どこかよそにあるファンタジックな世界とはまったく別物だし、善悪とか罰と報いといったものともいっさい関係ない。

  • 「ポジティブからネガティブへ、ネガティブからポジティブへ、その繰り返しが100%命を生きること」
    「掃除、ゴミ、おしめがえ、そういう人生のネガティブを避けて通っている人で、素敵な人を見たことがないや」
    この部分に、感動した。なかなかできていない私・・・
    日本には快楽が少なすぎるってのも、すごいそうだなって思う。快楽っていうと、すぐ深酒とか、性のことになってしまう。
    毎日、少しずつ、パラダイスの時間を作る。そういう生き方が苦手な民族なんだなぁ。私も。


  • 著者二人の物事への洞察力、知心あふれる言葉たちからどれほど素敵な人物なのか窺える。これを読みどれだけ日本が狭いのか(世界観的に)を改めて知ることが出来た。心地好い本。

著者プロフィール

1964年07月24日東京都生まれ。A型。日本大学芸術学部文藝学科卒業。1987年11月小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞受賞。1988年01月『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞受賞。1988年08月『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞受賞。1989年03月『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞受賞。1993年06月イタリアのスカンノ賞受賞。1995年11月『アムリタ』で第5回紫式部賞受賞。1996年03月イタリアのフェンディッシメ文学賞「Under 35」受賞。1999年11月イタリアのマスケラダルジェント賞文学部門受賞。2000年09月『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞受賞。『キッチン』をはじめ、諸作品は海外30数カ国で翻訳、出版されている。

「2013年 『女子の遺伝子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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