鎌倉のカフェで君を笑顔にするのが僕の仕事

著者 :
  • mille books
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本棚登録 : 89
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902744705

感想・レビュー・書評

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  • 20周年を迎えた鎌倉のカフェ、「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」のマスター堀内さんの本である。

    お店にとっていちばん大切なことは「続けること」である。いっとき脚光を浴びたとしても、一年や二年で消えてしまったとしたら、その店にはなんの価値もない、とぼくは思っている。続かない店は「店」ではなく、たんなる「イベント」に過ぎないからである。お店をやっている人間はみな、ただただ明日もお店を無事開けられることだけを願い心を砕いて毎日を過ごしている。たとえばぼくのお店はようやく12年になろうというところだが、さて8年後となると、はたして続けられているかどうか正直なところよくわからない(もちろん続けられるものなら続けたいが)。それだけに、20年にわたりお店を続けてきた堀内さんに対しては、同業の端くれとしていつも尊敬の念でいっぱいである。この本を読んだひとはきっと、「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」というお店が今日もここにあることの「すごさ」を理解するにちがいない。堀内さんが人知れず注いできた並々ならぬ努力と情熱、それに試行錯誤の繰り返しの「賜物」こそがディモンシュというお店なのである。

    そして、「顔が見えるお客さんの笑顔のために続けてゆく」という、20年の歳月の中で堀内さんがたどり着いた「答え」こそはすべてのカフェオーナーの「思い」でもあるだろう。お店を「続けること」の中心は、お店に来てくださるお客様にほかならないのだから。

  • 20240211

    FM横浜のコーヒートークセッションという番組をPodcastで見つけて聴いてみた。
    カフェのマスターという肩書きのDJの話し方、声、コーヒーに関する内容の全てに好感を持った。

    あっと言う間に、2週間毎の更新が楽しみになっていたときに、マスターの著書があると知り、Amazonで早速購入。

    学生時代から、アルバイト生活、カフェを開業してからの取り組みが淡々と書かれていて、マスターの作家としての作品にも好感を持てた。

    この本をきっかけにブラジル音楽の心地良さも知る事が出来た。

    好きな事を無理せずに意思のままに取り組んでいる姿に憧れるな〜

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