ふたり

著者 :
  • millebooks
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感想 : 12
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  • / ISBN・EAN: 9784902744750

感想・レビュー・書評

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  • 思春期の恋するひとに。
    もしくはこれから結婚するふたりに。
    【ブックカフェ松庵文庫にて】

  • 甲斐みのり文、福田利之画の絵本。福田利之の繊細な絵が美しい。

  • 落ち着いたトーンの中に、
    深い深い喜びと悲しみが感じられる、絵。

    そこに並んだ、研ぎ澄まされたことばたちが、
    読み手の心にストレートに響いてくる絵本。

    「なんでもない毎日を
    つみかさねていくこと
    あたりまえのような
    きせき」

    私たちが出会うことができたのも、
    今、共にいることも、奇跡です。
    (実行委員K)

  • 私のBetter Halfを探してる。どこにいるのか…
    ほんとにいるのか…

  •  幾何学的なラインをモチーフにした絵と、簡潔な「出会った二人」にまつわるメッセージを描いた絵本である。
     内容的には、大人を対象とした絵本となるだろう。メッセージもそうだが、何より絵の抽象度が非常に高い。最後のページに付属されている英訳などを見ても、普遍的なメッセージを意図しているのだろうと思われる。
     貰い物で、興味深く読ませていただいた。個人的な嗜好とはズレている部分があり(私は原理主義者なので、絵本の絵は視覚的にストーリーを理解しやすく表現しているべきだと思っており、そのためにそうした本来的な原理からズレた実験的な作品に興味が惹かれなかった次第である)、その点を加味して星四つで評価している。

     ごく個人的な感想であるが、絵が単体で並べられていた方が好みだったかもしれない。文章も抽象度が高いが、しかし一方で、絵の文脈を固定してしまっているかのような印象を受けた。
     非常に特徴的な絵であるし、言葉による意味の上塗りはもったいなく思えるのだ。作者の方には申し訳ないが、正直な感想である。許してもらいたい。

  • チカラがある本の場合、
    それを物語るのは持ってきた尾崎さんの「目ヂカラ」です。

    そして説明される際、
    なんというか、ほとんど言葉になってません(笑)

    佐藤はそれにつられて読みます。
    今回は本体よりも、あとがき(下記)に共感しました。
    BRUTUSなどでおなじみの甲斐みのりさんという、
    文筆家の方が手がけた絵本。

    『ふたり』甲斐みのり・福田利之

    納得の一冊です。

    そんなわけで、sapporo book coordinate 
    尾崎実帆子さんセレクトの季節の本たちが届きましたよ。

    ⭐︎ご紹介しておきながら、心苦しいのですが
    当該商品はクリスマスのギフト向けでSOLD OUT/ご注文承り中です。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    20代の頃は特に、家族や、友だちや、パートナーや、
    飼い猫、すぐそばにいてくれる存在に感謝しながらも、
    「わたしは“ひとり”」という心もとない思いが、
    常にどこかにありました。はじめて福田利之さんにお会いしたとき、なぜだか自分と似ている気がして、打ち解けるのにそう時間はかかりませんでした。

    (中略)

    “ふたり”のうちのひとりがすぐ思い浮かぶ人はもちろんのこと。いま“ひとり”だと感じている人にこそ、この本を届けたいのです。きっとちゃんと、あなたは“ふたり”になるはずと。
    —甲斐みのり


    ⭐︎けいたくん⭐︎

    おはよう
    おやすみ
    ありがとう
    ごめんね
    たったひとことに
    ささえられ
    すくわれてきたことも
    いつのまにか
    人はわすれる
    わすれられる

    上記ご紹介本より。
    女子ウケいいと思うよ!

  • ふたりでいる毎日が
    あたりまえになって。

    ふたりでいるよろこびが
    わからなくなって。

    でも、これからだって
    ふたりでいたいはずなのに
    と心の中でつぶやいた。

    そんなわたしを わたしたちを
    救ってくれた、あいのことば。

    もしも結婚する日をむかえるなら
    誓いのことばに代えて読みたいくらい
    お気に入りの、あいのことば。

  • きれい。絵も文も二人とも好きな作家さんでしあわせ。

  • 一人だったけど二人になった。
    生まれたときは一人。
    いずれは一人になる。
    そのうち一人増える。
    でも、今は二人。

    出て来る女の人が始終裸で描かれていたりと、絵的にも大人向け。
    幸せな恋人たちへ。

    最後の方にシロクマが出て来て、それがもう一人の相手とと取れるけれど、相手は人間の男性じゃなくていいのかな。
    相手がシロクマだったらファンタジックで素敵だなあ。
    人間だったら陳腐すぎて。

  • 大人の読む絵本のように感じた。ふたり居ないと誕生しない。それをアート的な絵と文章で表現されている。ふたりとか出会いって大切なんだなと思った。

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著者プロフィール

文筆家。静岡県生まれ。日本文藝家協会会員。大阪芸術大学文芸学科卒業。旅、散歩、お菓子、地元パン®️、手みやげ、クラシックホテルや建築、雑貨や暮らしなどを主な題材に、書籍、雑誌、webなどに執筆。主な著書に『歩いて、食べる 東京の名建築さんぽ』『歩いて、食べる 京都の名建築さんぽ』(エクスナレッジ)、『たべるたのしみ』『くらすたのしみ』(ミルブックス)、『一泊二日 観光ホテル旅案内』(京阪神エルマガジン社)、『クラシックホテル案内』(KKベストセラーズ)、『アイスの旅』(グラフィック社)、『にっぽん全国おみやげおやつ』(白泉社)など。

「2022年 『乙女の東京案内』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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