渋谷ではたらく社長の告白

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  • アメーバブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902843057

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    まず働いてみる。倒れるまでやってみる。自分の信じた道を突き進むため。振り返る暇はない。仕事と生活のバランス。そんなもの必要ない。

  • 自社の株主と言えども、その意見を全て採り入れていたら、迷走するだけ。自分の信じた道を進むしかないのだ。
    私の仕事も似たようなものだと思った。給料が出資、お客さんが株主。そのままだ。彼らも色々と意見を言ってくれるけど、私が彼らを満足させた仕事の大半は、彼らの意見に従ったためではなく、私が自分の方針を貫いたことによって生まれたものだった、と気づいた。

    しかし、ワークライフバランスとかいう言葉とは無縁の仕事人生だなぁ。
    大きな仕事を成し遂げるには、やっぱりこのくらい仕事に打ち込む姿勢がないといけないのだろうか。

    南場さんの自伝の方が面白かったと感じたのは、南場さんは周囲の人たちの描き方が秀逸だったからかも。

  • 若くして 億万長者となった オトコ。
    福井の田舎で生まれ
    自分で 起業化して 
    21世紀を代表する会社にする という大志をもって
    果敢に挑戦する。

    販売ということに 全力を挙げる中で、
    自分が すべき分野を見つめていく。
    インターネット企業バブルの中で
    上場を目指し、上場した時には
    インターネット企業バブルは 崩壊した。
    その中での苦しみ。

    現金は あるがどうにもならない 現実。
    株を動かして 利益を得るのは やはり
    魑魅魍魎の世界であることは確かだ。

    事実 そのなかにいる 自分を編集しながら、
    客観的に見ようとする。

    宇野康秀 が 実にかっこいい。

  • 今回読んだのはこの本。
    道玄坂を登っていくとあるサイバーエージェントビルに居を構える藤田さんの自伝でした。

    <本の紹介>
    二一世紀を代表する会社を作りたい―。高校生のときに抱いた起業の夢は、サイバーエージェントの設立により実現した。
    しかし、社長になった彼を待っていたのは、厳しい現実だった。ITバブルの崩壊、買収の危機、社内外からの激しい突き上げ…。
    孤独と絶望、そして成功のすべてを赤裸々に告白したノンフィクション。夢を追う人必読の書。
    ---

    外野にはわからない、ベンチャー企業の苦悩がありありと伝わってくる一冊でした。
    死ぬほど忙しく働いても働いても、企業を大きくするってことはそんなに簡単なことじゃない。
    一人でどれだけ夢を見ても、実現するには周りの助けがあってこそで、そこでは相手のしたいことと自分のしたいことは違うコトが当たり前。
    その中で、どれだけ自分の向かいたい方向に持っていけるか。

    この一年自分が悩んだことは、自分だけがぶつかるわけでなくこういう人もぶつかって乗り越えてきてた壁なんだよなと思った一冊でした。
    そして、藤田さんは僕なんか及びもつかないほどそういった経験をしてきた末に、今の立場に立ってる。
    その間に捨ててきた我慢してきた、諦めざるを得なかったものがたくさんあったことを思い知らされました。

    「あれがしたい」「これもやりたい」

    夢を持っていること、やりたいことがあることってとっても大事だと思うけど、それを叶えるためには同時にそれ以外のことを犠牲にする覚悟も持ち合わせなきゃいけない。

    僕が今年関わらせてもらったドリプラでも、夢の具体化とともに「あきらめない理由」の明確化をどんどん進めていく必要があった。
    それって、こういうことにつながってるんだ。そう思えました。
    あきらめない理由が明確にならずして、夢の途中で挫折を味わってしまうとそこで諦めてしまう可能性が大きい。でも、夢の実現ってそういうことなんだ。

    世界一の夢を実現したかったら、世界一苦労することを覚悟する必要がある。
    君にはその覚悟がありますか?-そんなことを問われているような気がして、どんどん読み進めて一気に読んでしまった。

    なぜ、やるのか。なぜ、やらないのか。

    もっともっと考えていく必要があると思いました。まだまだだな~、俺。

  • 株式会社サイバーエージェントの社長である著者の半生自伝のようなもの。告白と銘打つだけに、じつに赤裸々。経営哲学や人生論はなく、ただ一途に働いて頑張ったのに、成功と失意の毀誉褒貶に塗れる、読んでいて自分が働く意味を振り返させられる、そんな本。

  • 凄まじいの一言。仕事のスタイルは賛否両論だとおもう。会社を大きくしたけど、彼は本当に幸せなのか疑問。

  • その当時の渋谷を中心とするベンチャー業界の関係図が物語形式で書いてあって面白かった。
    また、社長になるに当たっては、頭の良さとハッタリをかますができる度胸の強さが大事なんだな感じた。
    でも、これを読んで藤田さんの下で働きたいとはとても思えなかった。
    だけど、そう思わせることをあえて隠さず書いたことは立派だと思う。

  • サイバーエージェント 藤田社長の自伝

    もちろん、脚色されている部分もあるのだろうけど、気になった部分をいくつか…

    「サボろうと思えばいくらでもサボれました。
     でも私はそうはしませんでした。
     もうあんな堕落した日々には戻りたくない。将来の大きな目標があるのに、こんなところでへこたれていたら、どうするんだ。
     仕事を始めたばかりでへこたれてなんかいたら、到底経営者になんてなれない-。
     そんな一生懸命な私を見て、徐々に会社は他の仕事も任せてくれるようになりました。」

    →前向きに努力していれば、必ず事は上向きになる。もちろんすぐではなくても、いずれ必ず…。
     そんなことを思った。

    「私は、自分の将来に対する先行投資だと考えていました。死ぬほど頑張って会社に貢献しているのは当然だけど、これは全て自分への先行投資で、後々自分の夢を実現すれば十分投資は回収できる。
     そんな風に考えていたのです。」

    →すぐに結果を求めようとはせず、じっくり腰を据えることの大切さを感じた。

    「交渉相手は皆、私より10歳以上年上で、しかも百戦錬磨の強者でした。
     <自分も成長して、後10年以内に追いつけばいい>
     私はそんな風に考えていました。」

    →すぐに結果を求めようとはせず、じっくり腰を据えることの大切さを感じた。


    「プライドを傷つけられようが、理不尽なことを言われようが、謙虚に、忍耐強く、何があっても絶対にキレないこと、それを胸に誓っていたのです。」

    →これはほんと大事。

    「そんな気持ちでやってたのか。よく考えろ。」

    →生半可、中途半端はダメだと思い知らされた。

    「だったら、自分の信念を貫けよ」

    →生半可、中途半端はダメだと思い知らされた。



    感想

    フレーズフレーズに非常に重みがあった。
    仕事論というより、今までを振り返っての自伝で、胸に突き刺さるものがあった。
    一流企業の社長も若き頃はこんなに大変だったのかと思った。
    働き始めてから読むと、また違った感覚があった。

  • サイバーエージェントを受けると必ずもらえる本らしい。サイバーエージェントを受けている後輩から借りた。

    ビジネス本ではない。自伝的な感じ。

    自伝にありがちな自慢話のような節は抑え込まれていて、美徳。

    ビジネス本ではないから小難しくなくて、美徳。すごく読みやすい。

    あとは、本に散りばめられた「大企業では面白くない」とか、「ハードワークは当然」とかいったベンチャー魂の塊のような部分やその時々での藤田さんの判断から自分に生かせそうなものをエッセンスとしてとりいれなければ!

    何が残ったかというと、散りばめられたうえばらばらだから言いにくいけど、そんなもの求める前に「がんばれ」って話なんだろうな。藤田さんは大学時代からすごい営業マンだったらしいし。

    こういう人が身近にいる環境がほしい。

  • 当時売上5億ぐらいで上場出来て225億も資金調達できたのか。そのとき26歳か。

著者プロフィール

1973年、福井県生まれ。サイバーエージェントを1998年に創業し、2000年に史上最年少社長(当時)として東証マザーズに上場。インターネット産業で高い成長を遂げる会社づくりを目指し、「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンにABEMA、インターネット広告、スマートフォンゲームなど革新的なビジネスを数多く手がける。『渋谷ではたらく社長の告白』『起業家』『藤田晋の成長論』など著書多数。

「2022年 『心を鍛える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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