きょう、反比例 編集者・竹井正和

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著者 : 竹井正和
制作 : さとう りさ  長野 陽一 
  • フォイル (2006年8月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902943153

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きょう、反比例 編集者・竹井正和の感想・レビュー・書評

  • 比例グラフより、反比例グラフがすき。

  • 友人にすすめられました。

    出版社リトルモアや、雑誌『FOIL』を立ち上げた編集者・竹井正和氏の生い立ちから今に至るまでの来歴と思いが詰まった本。

    なんていうか、エネルギーに圧倒されます…。

    そのエネルギーに感化されてやる気になるより、自分のなけなしのエネルギーをも吸い取られてしまうような読後感でした。

    ただただ本に関わって生きていきたいだけでは無理かもしれないとはわかっていたけども。

    強い言葉や熱い思いにはとても惹きつけられる分、その反動に負けてしまいそうになる、そういう自分の弱さにうんざりしました。

    でも、負けたくはないので挑戦します。

    出版業界に興味があって、目指そうと思う方は読んでいろいろと考えてみたら良いのでは。

  • あらゆる既成という権力との戦いこそアートであり、そこに身を晒す者がアーティストである。格好じゃない。

  • 間違ってないよね
    信じたいぜ

  • リトルモアの立ち上げ人、現FOIL代表の竹井さんの自伝。どん底から這い上がってきたタイプの人。根性とか反骨精神というか、とにかくエネルギッシュでカリスマ性がある。リトルモアとかFOILを見ると、竹井さんの功績は大きいと改めて思う。

  • 竹井正和さんのことは、社納さんの書いた記事「一人で闘え。怒りを忘れるな」(http://www.jinken.ne.jp/be/minority/takei/)で読んで知った。リトルモアをつくった人なんやーと思った。リトルモアといえば、私にとっては夏石鈴子の『バイブを買いに』。たしかあの本の「あとがき」かどこかに、リトルモアの編集者に頼まれたか誘われたか、そんな話が書いてあった(その編集者が竹井さんかどうかはわからんけど)。

    まだ現物を見たことない雑誌「Re:S」(りす)や「真夜中」を出してるのもリトルモア(地方小の「We」とちゃうねんから、本屋にあるんかな…)。

    竹井さんのインタビュー本『きょう、反比例 編集者 竹井正和』を読んでみようと思ったら、近所の図書館になくて、ヨソから相貸できた。この本は、リトルモアを辞めて竹井さんが立ち上げたフォイルから。

    本とは無縁の世界で育ってきた、身近にあったのはスポーツ新聞、あれが唯一の活字やったな、「今でも僕の親や妹は本を出版することにどんな意味があるかなんてわからへんやろし、これっぽっちも興味ないと思う」(p.11)と語る竹井さんの冒頭のこの言葉。

    ▼ちょっと想像したらわかるやろ?人が育った環境から受ける影響って大きいで。まぁ、僕にとっては最大のコンプレックスやね。今でも本に囲まれて育った人に対して、ジェラシーみたいなのがあるよ。自分はそこへ絶対行けないんだって。(p.10)

    高校を出るまで教科書くらいしか読んでなかった竹井さんは、そろばん塾で教えるようになって、本屋をのぞくようになる。 22歳のとき、ピッカーー!という本に出会う。それが林竹二『学校に教育をとりもどすために―尼工でおこったこと』。林さんの本を読み漁って、径書房から出ている林さんの本に出会う。

    「むっちゃ感動して」「とにかく、その本を作ってくれた人に感謝の気持ちを伝えたかってん」と、径の社長だった原田奈翁雄さんに手紙を書いた。そして、この林先生と子どもたちの存在を一人でも多くの人に知ってもらおうと動き出す。

    その、23歳の時の竹井さんの手紙がこの本にある。その一節。

    ▼…あれからの二年間に、いろいろな出会いがあり、苦悩がありました。同じように悩む若い人たちがたくさんいる。自分一人が苦しんでいるわけでない、もっともっと苦しんでいる人がいると思うと、アホな損な生き方でいいから、生きて生き抜かなければならないと思えてきました。権力を持つことも、金持ちになることも、そんなことどうでもよくなりました。すばらしい友に出会うために、精一杯、今という時を生きる。それが私の人生です。まだ見ぬ友に、乾杯! (p,38)

    流行を疑う

    ▼… 社会派と呼ばれるジャンルにだって流行と傾向はある。チェルノブイリ原発の事故が起きた時、チェルノブイリの本がいっぱい出た。みんなやった。次に阪神大震災が起きた、やっぱり関連した本がいっぱい出た。そういう動きを見ていると気分が悪くなるねん。だから僕は大事件、大事故が起きてもすぐ本にはしない。世の中には、流行っていることを単純に題材にする人がたくさんいるわけ。でもそういう人のほとんどは、売れることだけ考えて、本質はどうでもいいと思ってんねん。僕はどうでもいいと思っていない。そんなのをジャーナリズムと呼びたくない。ジャーナリズムはそんなに甘くない。安全なところに身を置いて世の中の動きに合わせてものを言うてるだけやん。それじゃ会社員と一緒やろ? かといって、殺されることもやぶさかでないと思って戦場へ行くことが真のジャーナリストかっていったら、それも微妙なことやと思う。そのハザマで迷いながら探りながらやっている人が一番信頼できるな。同じテーマに人生かけて活動していても、目立つ... 続きを読む

  • 出会いやきっかけがあってもそれを自分のものにするかどうかはその人次第であって、前提として著者のすごいところは一冊の本から自分でどんどん道を切り拓いていったところ、そしてその純粋さと熱意にあります。読むたびにすがすがしい気持ちになる。そして大きな心を教えてもらったように思う。

  • 竹井さん、おうちには本棚なんてなくて子どもの頃マンガを読んでたら近所のおっちゃんに「おまえ、字読んでんのか。えらいなぁ!」とほめられたらしい。
    1冊の本が人生を変え、今やアート系の出版界では最先端。

    私のすきな、かっこいいおっちゃんの書いた本。

  • サイン本。リトルモア→フォイルをつくった竹井さんの自伝。

  • 多くのアート本を出版している『リトルモア』、そして『FOIL』を立ち上げた竹井正和さんのことをとても知りたいと思った。その頃、編集者って仕事にも、本を作る過程にも、興味があったので、FOILのHPでこの本の存在を知ったと気は即買だった。竹井さんの口調で書かれた彼の自伝です。竹井さんの人柄が伝わってきます。すごいです。彼の本作りへの徹底ぶりやこだわりが,彼の編集者としての成功をもたらしたのだと思います。すごく面白く読ませていただいた1冊です。

  • 自分が写真を持ち込む編集者とはどういったことを考えているのか。そんなことが知りたかったのと、ただこの竹井正和さんに興味があって、読んでみました。
    面白かった!編集者たる人間、いろいろなことを考え、いろいろなことにアンテナを張り、常に何かを発信していないといけないんだな、と思いました。
    そして、そんな人たちを相手にする以上、こちらもそこに引っかかるようなものを発信して行かないと相手にされないんじゃないか、今はそう思います。
    編集者を目指す人も、そうでない人も”本”に関心のある人は読んだらいいと思います。

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きょう、反比例 編集者・竹井正和の作品紹介

「情熱大陸」を始め多数のメディアに取り上げられ、アート業界で数々の旋風を巻き起こして来た出版界の異端児、竹井正和。漠然とした不安を抱えながら生きる若者たちへ贈る熱いメッセージ。

きょう、反比例 編集者・竹井正和はこんな本です

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