秘恋 (アルルノベルス)

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著者 : 高岡ミズミ
制作 : 緋色 れーいち 
  • ワンツーマガジン社 (2005年6月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903012063

秘恋 (アルルノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • ●あらすじ●</br></br>
    姉との秘密を抱え、画家・宏紀は姉の遺言で甥・慶太の後見人となる。そのため、旧華族の嵯江島家の屋敷での暮らしが始まる。嵯江島家当主で美麗な嵯江島祐一は、宏紀とは高校が同期だった。宏紀はその頃から嵯江島に惹かれ彼への想いを胸に秘めていた。切ない気持ちを抱えた宏紀は、何気なく髪に触れてくる嵯江島に胸を疼かせ焦がれていく・・・。そんなある日、姉の秘密を知るという男に脅され揉みあいになり男は倒れてしまう---!?</br></br>

    ●感想●</br></br>
    複雑な人間関係で昼ドラの様な展開!?でも、なんだかあっさりしてるのよねぇ〜。主人公の宏紀と嵯江島、二人とも普通のイイ人でそれが話を淡々とさせている原因かな。怒ったり泣いたりといった感情を感じさせない二人。お互いサバサバしてて、思い合ってるのも分かってるのに同じ屋根の下で暮らしながらもどちらも気にせず生活をしているような。激情とかと無縁そう・・・。
    <blockquote>
    「子どもを幸せにしたいのよ。この子にはちゃんとした父親が必要だわ」</br>
    理沙は宏紀の言葉をさえぎり、きっぱりと言い放つ。その双眸には迷いがなく、改めようという気持ちは一切ない。</br>
    「でも・・・だからって嵯江島を欺くなんて・・・ひどすぎる・・・」</br>
    「できるはずよ。秘密をひとつ抱えてるなら、ふたつになっても同じ。それになにも宏紀ひとりに抱えろと言ってるわけじゃないわ。私たちで分かち合いましょうってこと」</br>
    「・・・」</br>
    心臓が縮み上がった。この台詞の真意は、宏紀にはよくわかっていた。
    やはり、理沙は見ていたのだ。さっき、暗闇にまぎれて宏紀が嵯江島にキスしていたところを。</br>
    宏紀の気持ちを知ったうえで自分の秘密を明かし、宏紀を共犯に引きこもうとしている。</br>
    「大丈夫。うまくいくわ」</br>
    「・・・」</br>
    宏紀には、これ以上の反論ができなかった。</br>
    理沙は嫣然と微笑む。揺るぎない強さがその笑みにはある。</br>
    宏紀の秘密を知った理沙。</br>
    理沙の秘密を教えられた宏紀。</br>
    こうなればどちらも抜けることは出来ない。
    </blockquote>
    これだけ読むと悪女のような姉の理沙。高校時代から嵯江島と密会していた母、この二人が謎でした。宏紀の幼馴染みの遠山は、すぐピン!と来たので予想通りの人でしたが。
    <blockquote>
    嵯江島は形のいい唇を左右に引くと、宏紀に上目を寄越した。</br>
    基本的に優しいけど、たまに意地が悪い。しかもこんな顔をするときは必ずだ。</br>
    「なら僕は言わない。その代わり」</br>
    ほら、来た。</br>
    それとなく顔を背けてみたが、嵯江島の手が顎にかかり引き戻される。</br>
    「宏紀が言ってくれ。僕が言いたかったことを」</br>
    「---」</br>
    失敗した。言われるのも困るが、口にするのはもっと照れる。</br>
    けれど期待のこもった瞳で覗き込まれてしまえば、いつまでも意地を張ることはできない。</br>
    「・・・わかったよ」</br>
    投げやりに答え、宏紀もグラスをテーブルにのせた。</br>
    意外に緊張する。軽いのりだったはずが、いつの間にか結構真剣になってしまったらしい。</br>
    深呼吸し、乾いた唇を一度舌で濡らした。</br>
    「十五年後も家族でいような」</br>
    夢だ。これは宏紀の心からの希望。</br>
    先のことはわからない。でも、嵯江島と慶太の傍にいることが、宏紀にはなにより大事なことになった。
    </blockquote>
    終わってみれば全て理沙の思惑通りですね。それで全てが丸く収まって、彼らも何の不自然もなく三人で暮らしていけるというコブつきとはいえBLとしては理想的な終わり方なんでは・・・。人目も憚らず同居できるし、後は慶太の親離れを待つのみか・・・あと15年・・・。</br>
    宏紀は画家で、嵯江島は旧華族の名家の当主って何の仕事をしてるのか。全く生活感のない二人でした。家でも生活のシーンも少ないしね・・・。その辺が更にこの話にリアリティを感じさせない要因のような・・・。</br>
    宏紀、嵯江島、理沙、遠山、宏紀の母、嵯江島の父・・・それぞれに秘密があって秘恋が存在してたんですね。
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    ☆みちづれの恋</br>
    嵯江島視点のサイドストーリーの短編です。
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