トンデモ本の世界 W

著者 :
  • 楽工社
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本棚登録 : 57
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063362

感想・レビュー・書評

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  • と学会著の労作です。
    なかなか分厚い本ですが、オカルトやサブカルチャーの本を一つ一つ読み込み、他の本と比較し論拠を整理し…なんてやってられませんので勢いと学会に頼ることになります。
    この手の本の楽しみは自分の科学知識を総動員しながらふむふむ、と読み進めるところなのですが、この本に紹介されている内容で一番印象に残ったもの、それは日本人の科学知識が崩壊しつつある、というコラムでした。
    「アポロの月着陸はなかった」という話はご存知と思いますが、
    その話を若者にすると、

    月着陸があった、という話をしらない

    月に空気がない、ということも知らない(従って旗がはためくのはおかしいじやないか、という話が理解できない)

    月は無重力だ、と思っている

    取り上げられた数々のトンデモ本の他、この部分が印象に残りました。

  • 「トンデモ本の世界W」

    著者 と学会
    出版 楽工社

    p5より引用
    “過去にどんな説が唱えられていたか、
    海外にどんなトンデモ説があるかを知るのは、
    有意義だとおもう。”

    科学的に間違っていたり、
    作者の意図とは違う形で楽しむ事が出来る、
    「トンデモ本」を紹介する一冊。
    本編シリーズ9冊目。

    上記の引用は、
    前書きより。
    温故知新というか、
    歴史を学ぶ事の重要性を感じました。
    血液型から常温核融合まで、
    慣れていない人ならば目次を見ただけで、
    お腹一杯になりそうです。
    シリーズのファンならもちろん、
    この先トンデモ説に振り回されたくない人に。

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著者プロフィール

1992年に結成された趣味人の集まり。現在の会員数は120名。
「著者は大マジメなのに、常識からするとギャグとしか思えない本」「作者の意図とは別の意味で楽しめる本」を、「トンデモ本」と名付け、各自のトンデモ本コレクションを持ち寄って楽しむことから活動を開始。活動の成果をまとめた『トンデモ本の世界』(洋泉社、1995年)がベストセラーとなり、「トンデモ」という言葉が広まるきっかけをつくった。

「2011年 『トンデモ本の世界 X』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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