今この世界を生きているあなたのためのサイエンス 2

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制作 : Richard A. Muller  二階堂 行彦 
  • 楽工社 (2010年9月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063461

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今この世界を生きているあなたのためのサイエンス 2の感想・レビュー・書評

  • 上巻は丁度大震災直後に読んだのだが、これは人工衛星等の宇宙技術、地球温暖化について書かれている。

    宇宙技術で人工衛星はなぜ落ちないのか?と言う事で万有引力の話になるが、子供のために買ったニュートンの伝記漫画を読んでも何となくしか理解できなかったが、宇宙船が地球に再突入する方法の説明を聞いていて、初めてすっきりと納得する事が出来た。

    また地球温暖化についての話がこの本のメインイベントだが、自分たちは価格的に言えば憶測の域を出ていない仮説に振り回されていると言う事が良くわかった。

    ハリケーンの被害金額を表すホッケーのスティック型のグラフをつかいここ最近の気球温暖化がこれほどまでに被害を増大させている証拠としてよく使われているが、これは物価上昇を全く無視しているグラフであり、物価上昇を考慮すれば被害額は増加していないなど、誤った理解を科学者として冷静に訂正ている。

    本の内容から、読んでいる時はわかった気になって読み進められるが、読み終わると理解している事が少ないと感じてしまう。もう一度読みたいと思う本

  • ようやく市の図書館でⅡ巻を借りられた。「第五講 地球温暖化」を読んで、10年以上前に買った冷蔵庫を買い換えようと思った。エネルギー問題にしろ地球温暖化の問題にしろ、何もしなければ将来の見通しは暗いが、科学的な事実を正確に把握して(これが難しいのだが)、今からできることを少しずつやっていけば、悲観的になる必要はなさそうだという気がする。原著が出版されたのは2008年だから、原子力発電所の事故と言えば、スリーマイル島とチェルノブイリだった。東京電力福島第一原子力発電所の事故が起こってしまった現在、原子力の利用について著者の意見を聞いてみたい。危険は危険として認めた上で、楽観的な意見が返ってくるのではなかろうか。

  • 2017/01/11

    もうLEDだもんなあー

  • 宇宙空間の利用の章は興味深く読んだ。

    温暖化の章については、何だかややこしい時代になってしまっているんだなと。著者はもちろん科学的なアプローチからの対策を語っているわけだが、現実には政治的、経済的な表と裏の駆け引きによって決まって行く訳で、読めば読むほど無邪気過ぎるかなとも思ってみたり。

  • ★南極の氷が溶けたのは地球温暖化の証拠にならないって知らなかった

  • 読書録「今この世界を生きているあなたのためのサイエンス2」5

    著者 リチャード・ムラー
    訳 二階堂行彦
    出版 楽工社

    p56より引用
    “もしエネルギーが熱に変換されて、その熱
    をまともにシャトルが受け止めた場合には、
    温度は摂氏八万度近くまで上昇します。これ
    は太陽の表面温度の一0倍以上であり、既知
    のいかなる物質も蒸発してしまいます。”

    目次から抜粋引用
    “衛星の基礎知識
     重力を応用したテクノロジー
     温室効果
     役に立たない解決策
     新しいテクノロジー”

     カリフォルニア大学バークレー校の物理学
    教授による、大学での講義を元に書き起こし
    た一冊。
     今巻では宇宙空間と地球温暖化について、
    科学的な視点から誰にでもわかりやすく書か
    れています。

     上記の引用は、スペースシャトルの危険性
    について書かれた項での一節。
    こと後の項で、宇宙飛行士以上に危険な職業
    は無いと書かれています。確かに、こんな温
    度にさらされるものの中に、逃げられない状
    態で居なければいけないなんて、凄く恐ろし
    いと思います。
    国際宇宙ステーションで、笑顔でくるくる
    回っていたりしていますが、とんでもない人
    達なんだなと改めて尊敬します。
     今後どうなるかわかりませんが、自分にで
    きる事を少しずつしていくことが大切なのだ
    ろうなと思います。

    ーーーーー

  • ・地球温暖化の証拠として南極の氷がとけていることが引き合いに出されるが、IPCCの報告書にもあるとおり、地球温暖化が進むなら実は南極の氷は増える!

  • シリーズ2冊目。現代の技術の限界に目が行く。

    スペースシャトルと環境エネルギーや電気自動車の話は個人的には衝撃だつた(笑)前著にもあったがエネルギーの本質を総量、コスト、瞬発力で見ないとダメなのね。

  • 「 世界最高峰の大学で行われている、個性あふれる魅力的な授業を紹介する番組です。アメリカの大学だけでなく、ヨーロッパ、アジアにも視野を広げ、世界中の超一流大学の最高の知性による講義を取り上げ、幅広い世代に亘って知的好奇心を刺激します。
     初回の5本シリーズに登場するのは、全米屈指の名門校・カリフォルニア大学バークレー校で学生の投票によって決まるベスト講義に選ばれた、物理学のリチャード・ムラー教授。講義のテーマは、「大統領を目指す君のためのサイエンス」。テロ、宇宙開発、原子力、地球温暖化などアメリカの大統領を目指すのであれば、必ず押えておかなければならないテーマを講義していきます。
     その後、ハーバード大学大学院のリーダー論、ハリウッドのお膝元・南カリフォルニア大学の映画学などの講義を紹介する予定です。」
    白熱教室海外版 | NHK 春の新番組 春ナビ
    http://cgi2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=13h3920130405

  • 一巻に続き二冊目。環境問題における様々な技術の取り組みに対して比較し、述べられている点が面白い。

  • 下巻で扱われるのは宇宙空間と地球温暖化で、特に後者は全体の総まとめとして本書の中心的内容を果たしている。温暖化についての問題は人々が無知だということではなく、むしろ知っていると思っていることの多くが「事実とは異なってる」ということだと指摘しており、実際に自分も南極の氷が溶けていることは温暖化の証拠にはならないというのことを知らなかったので驚かされた。そして何より、最後の「楽観主義は許されないが、本当に危険なのは悲観主義になりすぎることなのです」という言葉は、今を生きていく上で本当に大事なことだと思う。

  • 第4講 宇宙空間の利用
    第5講 地球温暖化

  • 2号掲載【配置場所】工大一般図書【請求記号】404||M||2【資料ID】91101173

  •  第四講の「宇宙空間の利用」は退屈だったが、第五講の「地球温暖化」は興味のあるテーマだけに面白かった。
     地球温暖化について誇張されすぎている話や、一般に信じられている話をひとつひとつ科学的に検証して、真実を解き明かしてくれている。
    ・二酸化炭素量の増大は、温暖化の結果であって原因ではない。二酸化炭素が増えると温暖化が進むように刷り込まれてしまっているため、誤解が生じている。温暖化は、地球の軌道と自転軸の変化によって生じている。
    ・二酸化炭素の増大によって心配すべきなのは温暖化よりも、海水の酸性度が上昇して海洋生物に影響を与えること。
    ・南極の氷の融解は温暖化のせいとは言えない。なぜなら温暖化によって海水の蒸発量が増え降雪することにより、南極の氷は逆に増えるはずだからだ。これはたんに、温暖化モデルが不十分であることを示しているだけ。
    ・ハリケーンの被害額のグラフには物価上昇を考慮していないため、近年になって大型のハリケーンが発生し被害が増大しているように見える。これも温暖化との因果関係は証明されていないし、科学的には逆の仮設が成り立つ。
    ・ホッケースティック曲線のデータは、間違った方法で正規化されていた。さらに、世界的な気候の記録という触れ込みだったが、実は北米西部の記録であることが後でわかった。
    ・水素はそもそもエネルギー源ではないので、水素を作るためのエネルギーが必要で、割に合わない。
    ・プリウスは燃費は良いが、いずれ寿命が来るバッテリーの交換費用が高価なため、結果的にライフサイクルコストはそれほど安くならない。ただし、排ガス抑制にはなる。
    ・二酸化炭素の排出を減らすために、我々がすぐにでもできる対策は省エネ家電を買うこと。などなど。
     本書を読むと、あの『不都合な真実』が一種のプロパガンダであり、ノーベル賞をもらったアル・ゴアが科学者ではなく天才的なスポークスマンであったことがよくわかる。

     ただ、「温暖化の原因が人間の活動である可能性は九十パーセント」とささやかに主張する筆者が本当に心配しているのは、そのような誇張や嘘が明るみに出ることによって、本当に科学的な真実まで国民が信じなくなることである。温暖化の原因についての証拠がほとんど嘘だからといって、温暖化自体が嘘な訳ではない。
     真実を追及するのが科学者の使命であるが、それを本書のようにわかりやすく一般市民に伝える役目も期待したい。少なくとも福島原発事故の際に、国民が納得できる説明をしてくれる科学者が日本に一人もいなかったのが残念。

     1巻目を読んだ時にも感じたが、本書刊行(2010年9月)時点で原子力テクノロジーの安全性に対して楽観的だった筆者が、東日本大震災を経て、今どのようなスタンスをとっているのか知りたい。

  • 地球温暖化現象に関して提示されたデータとかは誤りがあったり、誇張があったりしたけれど、地球温暖化自体が無いわけでもないから皆もうちょっと疑うこともしつつも世界を見据えて欲しいと言う物理学者の本。

    何故データが誇張されたり作為的に用いられたりするのかと言うことを割と懇切丁寧に語ってくれる。
    内容はちょっと難しいけど一理あるなあと興味深かった。

  • 和図書 404/Mu29/2
    資料ID 2011104875

  • 地球温暖化問題では、たとえ取り上げられている事象に誤りがあっても、温暖化のリスクそのものを否定してはいけないという考えが印象に残った。

  • ホッケースティック曲線、シロクマ の死、ハリケーンの増加など、地球 温暖化の象徴として使われた資料の ほとんどが、科学的に根拠がなかっ たり、間違った使い方をされていた りすることが明らかにされていま す。『不都合な真実』に至っては、 プロパガンダであり、科学ではない と切って捨てられます。著者は、だ から温暖化など心配いらないと言う のではなく、それでも二酸化炭素の 排出を抑制すべきだと主張します。 著者の依拠する間違いのない事実は 以下の二つです。 ・化石燃料の消費により大気中の二 酸化炭素濃度が上昇していること ・二酸化炭素濃度が上昇すると、物 理学の原理(温室効果)により温暖 化すること 一方で、観測されている温暖化にど こまで二酸化炭素が寄与しているの かを定量的に説明できる理論がまだ・二酸化炭素濃度が上昇すると、物 理学の原理(温室効果)により温暖 化すること 一方で、観測されている温暖化にど こまで二酸化炭素が寄与しているの かを定量的に説明できる理論がまだ 確立されていないというのが著者の 立場です。 二酸化炭素の排出抑制のために、著 者は年率2%の省エネの実現を提唱し ます。具体的には、冷蔵庫・エアコ ン・自動車の省エネ、赤外線反射ペ ンキによるヒートアイランドの防 止、ペブルベッド原子炉の推進など です。摩擦がなければ水平方向の移 動にエネルギーを要しないという物 理学の法則からすれば、自動車とい うのは壮大なエネルギーの浪費と言 えるものですが、軽量化も含めて、 まだまだ改良の余地がありそうで す。年率2%の省エネで55年後にはエ ネルギー効率が3倍にできるのですか

  • 「1」に比べて、著者がやや感情的なのが気になった。
    数字や数式も増え、文系頭は煙に巻かれてしまう感が否めない。
    「専門家が言ってるんだから、そうかもね。」と思うしかない所が残念。

    「証拠にはならない、と言っても証拠にならないからと言って、温暖化が起こっていないと言えるものではない。」
    と言う、いろんな物事に当てはまる、難しいけど当たり前の事を言ってくれてるのが良かった。

  • Ⅰに引き続いて、キナ臭い話題の多い本だった。
    宇宙空間の利用の話だったのに、最終的にはレーダーからステルスの話になってたし。

    結論付けるに、この本は、政治家(しかも主にアメリカの)を目指す文系のための科学の本だと思う。

    でも、ビジネスのヒントもいくつか。
    やっぱり自動車と省エネ、あとは赤外線を反射するペンキ。
    水から水素はまだまだ難しいらしい。

  • 地球温暖化についての部分で近年のハリケーンの増加は本当に温暖化が原因なのかどうかという議論に「なるほど!」と思わされました。

  • 1巻と合わせ、絶対のオススメ。
    特に地球温暖化の考察が参考になる。
    原題が"Physics for future presidents"なのだけど、これは直訳しなくて正解。そのままのタイトルなら、手に取る人は極端に少なかっただろうな。

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