サイエンス入門 1

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制作 : Richard A. Muller  二階堂 行彦 
  • 楽工社 (2011年10月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (407ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903063515

サイエンス入門 1の感想・レビュー・書評

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  • ネット上には清濁入り混じったインフォメーションがそこら中に存在しているが、何か臭うと感じ、疑問を持ち、自ら調べる、探索するには、ある程度の知識が必要だ。本書はそのある程度の知識を仕入れるにはよく網羅されている。(この数式、或は数値は覚えなくてもよいと記載されてさえいる!)
    「何が解らないか分からない」状態をなんとか解決しないと、幾らでもたてられる仮説の一つに過ぎないもの、デマ、プロパガンダを無批判に(=ウイルスチェック無しに)ダウンロードすることになってしまう。行き着く先はパニックである。まずは、何が解らないのか分からない状態を解消しなければならない。全体像を把握しなければ各論にさえ辿り着けない。総論の本。

  • 非常に面白かった。最新の物理の基本を幅広く知りながら、それがどのようにして現代のハイテクノロジーを成り立たせているかを学ぶことができる。高度なテクノロジーに囲まれて生きる我々、特に原発や津波の被害に合い続けている日本人には、極端な誤解や偏見を持たず、しっかりとした判断や認識、選択ができるよう、テクノロジーの仕組みやリスク、その力強さや可能性について正確な知識持っていたほうが良いと思われる。ので、必読と言っても過言ではないのではと感じた。シーベルト、ベクレルとかよくわかる、高速増殖炉もんじゅのヤバさとかも。

  • 脂肪1グラムは7キロカロリーだ、とか
    どうして隕石が衝突すると爆発が起こるか、というような面白い話が延々続く。
    あくまでも読み物だけど、読むと勉強したくなる。

  • 駆け足で科学の概説をざっくり読ませてくれるが、あくまでも浅い

  • ○この本を一言で表すと?
     文系向け科学の本


    ○よかった点、興味深かった点
    ・数学に弱い自分でもある程度は理解できる内容になっていてよかったです。細かい数字は必要なときに見ればよいので、重要な理論に集中するという考え方はすごくいいなと思いました。自分が「これはどうなっているんだろう?」と気になって理系の人に聞いたことや、まだ聞けていないことがいろいろ載っていて、疑問から先に進めなかったことに考えを進めることができそうでワクワクしました。高校生くらいのときにこの本を読んでいればもっと科学好きになっていたと思います。

    ・高校生の頃に椅子に躓いた時に同時に椅子と接触していたテーブルがドンと鳴った時に思い付いた「すでに人類は光の速さを超えている」理論が間違っていることがはっきりと分かって良かったです。

    ・爆薬のTNTよりもチョコチップクッキーの方がエネルギーが大きい(しかし、爆発するときの時間がとても短く、消化するための時間が長いので、時間当たりの仕事率ではTNTが上)という話で、いろいろな場面で使われる「エネルギー」という言葉が一つの意味に結びついたように思いました。(第1講 エネルギーと仕事率と爆発の物理)

    ・ガスコンロやロウソクの火もプラズマだという話で、「この火はどういう状態なのかな?」という疑問が解けました。(第2講 原子と熱)

    ・「無重力状態」という言葉に違和感を感じていましたが、「無重量」であって、「永久落下状態」だという説明で何となく納得がいきました。(第3講 重力と力と宇宙)

    ・ブラックホールについて今までいろいろな本で出てきていてもイマイチ分かっていませんでしたが、重力と距離で考える説明でようやく理解できたように思います。(第3講 重力と力と宇宙)

    ・渦の向きがコリオリの力のせいとは違うとキッパリ否定されていてようやく自説をはっきりさせることができそうです(これまで「コリオリのせい」「コリオリのせいじゃない」の両説どちらが正しいのか自分の中ではっきりしていませんでした)。(第3講 重力と力と宇宙)

    ・地表では地球の中心から地球の半径分の距離があるから今の重力しか感じていないと書いてありましたが、物体の中心からしか重力が発生していないのではなく、いろいろな力の総計が中心らの重力と合致するという話で分かりやすく説明しているのかなと思いました。(第3講 重力と力と宇宙)

    ・放射能とガンの関係など、よく聞くもののどういう理屈でどれだけ関係があるのかよく分かっていませんでしたが、ある程度理解できたように思います。核分裂と核融合など、言葉自体は聞いたことがあるけれど具体的にはよく知らないことが理解できてよかったです。(第4講 原子核と放射能)

    ・「連鎖反応」とか「連鎖的に」など、言葉としては馴染み深いような言葉がいろいろな具体例(核分裂、細胞分裂、コンピュータウィルス、雪崩など)で示されていて改めて理解できたように思いました。(第5講 連鎖反応と原子炉と原子爆弾)

    ・原子炉や原子爆弾や水素爆弾の仕組みが分かりやすく説明されていてよかったです。イランのウラン濃縮の話をなぜアメリカが問題視しているのかなどについても一歩深く理解できたように思います。(第5講 連鎖反応と原子炉と原子爆弾)

    ・「ウランが自然にとれるものなら自然に核分裂とかしないのかな?」と考えたことがありましたが、17億年前のアフリカの天然の原子炉の話が書かれていて、「やっぱりあるんだ!」と分かって嬉しかったです。(第5講 連鎖反応と原子炉と原子爆弾)

    ・「磁気って結局何なんだろう?」「何で磁石で電気が作れるんだろう?」と疑問に思っていましたが、一気に解消されてよかったです。「永久磁石」というもの自体が名称から「エネルギー保存則」に反しているような気がしていたのですが、電子の回転の向きが揃っているということで磁気を発生させているということで何となく理解できたように思います。(第6講 電気と磁気)

    ・エジソンが自分が直流電流を主流にしたいために交流電流をいろいろな手段でネガティブキャンペーンを張っていた話は初めて知りました。(第6講 電気と磁気)

    ・UFOなどが好きな人でなくても知っている「ロズウェル事件」の内幕が原爆実験探知のための装置「フライング・ディスク」の墜落事故だったという話が、その内幕と併せて載せられていて面白かったです。(第7講 波)

    ・「波」って結局何なのか、水の波と音の波と光の波は「波」と言っても別物なのか、よく分かっていませんでしたが、ロープを揺らした時の波から光の波まで一つの「波」の考えで説明されていてある程度理解できたように思います。(第7講 波)

    ・朝と夕方で音の聞こえ方が違うこと、その理由は音が伝わりにくい方向に音の波が曲がることが説明されていて、日常感じていたことが思わぬ方向から裏付けられて驚きました。(第7講 波)

    ・最近のイヤホンがマイクで音を収集して逆位相の音を発生させて相殺という高度な仕組みで成り立っているということを初めて知りました。(第7講 波)


    ○つっこみどころ
    ・「サイエンス(科学)入門」という題名なのに物理学にしか触れていないなと思ったら原題は「PHYSICS AND TECHNOLOGY FOR FUTURE PRESIDENTS(未来の大統領のための物理学と技術)」でした。売るためとはいえ、内容と合致しない題名は紛らわしいなと思いました。

    ・誤字がかなり多いなと思いました。「(誤)予知⇒(正)余地」くらいならいいですが、数字、特に乗数が普通の数字になっているケースが何度も見られましたが、あまりチェックされていないのでしょうか?文脈で間違っているのはわかるのですが、都度戸惑ってしまいました。

  • 発刊日が、原発事故の前であるので、より客観的な書かれ方をしている気がします。とても判り易く、この手の分野の指南書・基本書的な1冊です。

  • 読みやすくわかりやすい。
    大人になってから読んだというのもあるが、それを差し引いてもよく出来ている。

    特に核技術のあたりは必見。そのために1900円払ってもいいレベル。

  • 20120712Amazonマーケットプレイス

  • 文章全体の読みやすさに加え、憶えておいた方が良い所、憶えておかなくても構わない所をはっきり示してくれているので、難しく考えなくても読み切る事ができた一冊。化学や物理等、自分の知らない分野の事をかじる程度に知識を付けられたのはよかった。

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