ポジショニング戦略[新版]

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  • 海と月社 (2008年4月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903212074

ポジショニング戦略[新版]の感想・レビュー・書評

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  • 現在、将来製品の知財業務に関わっています。まだまだ手探りの状況なのですが、一つ気掛かりなことがあります。それは「自社の知財にしか目を向けていない」ということです。

    自社の特許をリスト化し、「この技術はたくさん出しているからもっと出そう。」や「この技術はあまり出ていないから少し増やしたほうがいいかもしれない。」などのアプローチしか取られていないように思います。

    知財は、他社がいて初めて存在価値があると思います。他社のクリアランスを通して自社のポジショニングを認識し、自社の強みを更に向上させる、または、自社の弱みを補強することで、屈強な特許ポートフォリオが築かれると思います。

    現在の業務が、本書で挙げられていたフォードの「エドセル」にならないか心配しています。つまり、「自社の工場の穴探しをして社内的には素晴らしい製品であったが、市場では認められなかった。」という状況です。

    「成果は常に外部に存在する」ことを認識し、他社の動向を常にサーチすべきだと思います。
     

  • とてつもない量の情報が流れてくると人間はそれらを拒絶する本能を有する。有効なメッセージというのは量に比例するのではない。だとすると、情報化社会において人々にメッセージを届けるには、いかなる方法が考えられるのか。

    本書はこの点についてポジショニングという概念を用い、明確に回答を与える。商品自体に変更を加えるのではなく、消費者の頭の中に商品を位置づける行為、これがポジショニングである。

    広告のインパクトが重要なのではない。ターゲットを絞り、細分化する。メッセージをシンプルにする。人々がどのような周波数を発しており、そのメッセージをどのように受け取るのかに敏感になることが重要なのである。

  • 顧客の頭の中に「~といえば●●」というNo.1のポジションを築く。小さな山の大将になり、それから山そのものを大きくしていく。

  • ポジショニングとは消費者の心のなかに位置を築くことなので、消費者の頭のなかにある既存概念とむすびつけて考える必要がある

  • ・お山の大将でも、大将の方がいい
     一番乗りは、頭の中でのポジショニングの占有率が高い。
     じっくり、ゆっくりではなく、一番乗りに。

    ・ポジショニングは、消費者の側から考える。
     自社のポジショニングは、自社のブランドをユーザーがどう思っているのを考える。

  • 消費者の頭の中でどう自分を位置づけるかという、ポジショニングについて、豊富な事例と共に解説している。

    内容が具体的なので、わかりやすい

  • マーケティング・ブランディングの古典的な本だが、サービスの位置付けについて本質的・普遍的な話に言及しており、今でも色褪せない考え方が載っている。いくつか学派があるようだが、大事なことは一言で「このサービスは何か」と言えること、のように非常にシンプルかつ本質的なことを述べている。サービスを作る時に非常に参考になる。

  • 説明されている会社や商品がアメリカのものであり、馴染みが薄いものも多いので、イメージし難く、イマイチ納得感が少ない。
    また、やはりなんとなく全体的に少し古い感じもした。
    ポジショニングというコンセプト自体はよく分かるのだが、、、

  • ポジショニング戦略とはなにか?
    ということを、ちゃんと 原点に戻って、
    きちんと学ぶことが 大切であることを 理解した。

    マーケティングとは ということを学習する上で
    重要な 文献の一つだ。

    ポジショニング戦略とは、
    消費者のアタマの中で どんなポジションを占めるか
    ということにつきる。
    そのため つまり アタマの中を どう占拠するか
    が、重要な ポイントとなる。

    まず最初に入ったものが 一番強い ということだ。
    『アタマの中に、消えないメッセージを刻み込む』『刷り込み』
    『人々の心をつかんだ最初の人間、最初の商品』
    『広告では、再高品質の商品を売り出すこと以上に、一番乗りであることが必勝の条件だ。』
    『優位性のほとんどはリーダーに集中する。』

    その一番強い相手が占めているのを どうやって
    突き崩すか ということが かなり テクニックがいるのだ。

    『失敗したのは、コミュニケーションが足りなかった』
    と言うが、「どのように コミュニケーションをとるのか』が
    もっと重要なのだ。

    ポジショニングは 広告の本質を変えるコンセプトである。

    『エイビスは、ナンバー2のレンタカー会社です。だからこそ、いっそうのサービス努力を重ねています。』『セブンアップ コーラではありません。』

    メッセージとは シンプルで とぎすまされたものに。
    メッセージは アタマの中で 渋滞している。それを抜け出すには。
    ふさわしい時に、ふさわしい相手に、ふさわしいことを伝える。
    『人は、見たいものしか見ない。』
    『平均的な人間の脳が同時に処理できるのは7項目までだ。』

    業界トップに自社を関連づける。
    『○○でない』型ポジション。
    独自のポジションをみつけるには、既成の論理を無視するのがコツだ。
    あなたが 見つめるべきは、消費者のアタマの中だ。
    そして 『あるがままの自分を見つめよ』

    出発点を間違えれば どんなに間違っても目的は達成できない。
    目的地にたどり着けないポジションにはまっている。

    『火には火を持ってたたかえ』というが『火には水で戦え』が正解。

    ジェット機は離陸する時に110%のチカラを要する。だが、高度1万メートルに到達してしまえば、出力を70%落としても、時速967キロで飛行し続けられる。

    本物=ザ リアル シング。

    『企業の実力が商品の実力を生み出したと錯覚している。真実は逆だ。企業の実力を生み出したのは、商品の持つ力であり、商品のチカラとは、商品が消費者のアタマの中に確立したポジションから生まれる。』

    リーダーを王座から引き摺り下ろす要因の一つは、変化である。
    追いかける側の勝ち方
    より良い品質を強調してもダメ。
    未開拓分野を探す。穴(サイズ、高価格、低価格、効果、性別)を探して、そこを埋める。

    高価格のポジションを掲げ、説得力のあるストーリーを用意し、消費者が高価格ブランドを受け入れるような市場で展開すること。

    広告の目的は、消費者に働きかけることではない。ライバル商品のコピーライターを攻撃すること。

    『我が社の商品は ライバル商品より出来がいい』だけでは ワナにはまる。

    ネーミングとは 消費者のアタマの中にある商品のはしごにブランドの看板をひっかける。
    『商品名とは、消費者が商品特性を思い起こすためのきっかけとなるべきものだ。消費者のアタマの中に入り込むには、商品そのものではなく、商品名である。』

    ライン拡大は 企業を弱体化させる。「内から外への発想だからだ。」
    一つのブランド名を、二つ以上の商品に使い回すと混乱を招く。
    『名前は輪ゴムと同じで、伸びるけれども限界がある。そして期待とは裏腹に、引き伸ばすほどに弱くなる。どこまで名前をのばせるかは、経済性と判断力の問題だ。』

    『煎り立て、挽き立ての味』

    『ポジショニングをめぐる戦いでは、じっとしていては勝てない。目の前の問題。目の前の市場から自社のポジションがぶれないように、少しの油断も許されない。』

    『視覚的表現』と『言語表現』

    ポジショニングのポイント
    1 言葉の役割を理解すること。言葉には意味がない。言葉を使う人が意味を創出している。
      これから確立したい意味を引き出せるような言葉を選ぶ。
    2 言葉を有効活用する。
    3 変化に慎重になること。
    4 ビジョンを持つこと。
      『変化とは、時という大海における波である。波は短期的には動揺と混乱を引き起こすが、長期的には波の下にある「潮流」のほうがずっと重要である。』
    5 勇気を持つこと
    6 客観性を持つこと。
    7 シンプルなアイディアを持つこと
     『解決されてしまえば、どんな問題もシンプルだ。』
     『シンプルなコンセプトをシンプルな言葉で』
    8 巧妙であること
    9 すすんで犠牲を払うこと
     『独自のポジションを確立するには、なにかをあきらめねばならない。』
    10 忍耐力を持つこと
    11 世界的な視野をもつこと
    12 直接対決を避けること。
      『すでに強力なポジションを確立したライバルに正面攻撃を挑んでも、
       消費者のアタマの中をめぐる戦争には勝てない。』

    イヤー。参考となった。

  • 商品ブランドのポジションを消費者の頭の中に一番乗りで作ることがどれほど大事か、どのようにやるのが賢いか、とてもよく分かる本。40年前にこのポジショニング理論が発表された時、広告業界はそれはそれは驚いたことだろう。今でもまったく古さを感じさせず、バイブルとして読み継がれていることは頷ける。翻訳が上手いのか、原文が上手いのか、無駄な言葉がほとんどなく、とても読みやすい。

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