リーダーシップ・チャレンジ

  • 海と月社
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903212159

感想・レビュー・書評

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  • ・人材ビジネスの主役は登録者だが、クレアは登録者よりもスタッフを大事にしている。スタッフを大事にすれば、彼らは登録者を大事にする。
    →置き換えると、従業員を大事にすれば、彼女たちがクライアントを大事にする。従業員を大事にしないといけない明確な理由ができた。

    ・人間は安全だと感じるほど、リスクや失敗を怖れずに思いきった行動をとるようになる。
    ⇒リスクテイクしたいとき、誰かにリスクテイクさせたいときはバックを固めて安全であることを保証する。

    ・メンバーに献身的に仕事をして欲しいなら、明るい未来を見せると同時に、一貫性のあるルールを示す必要がある。
    ⇒わかりづらい、ころころ変わるルールではメンバーの士気は高まらない。

    ・管理好きのマネジャーの下で働いている人は情報を自分の中にとどめ、真実を隠し、実際とは違うことを報告しがちだ。
    ⇒管理しすぎず、伸び伸びやってもらうこと。

  • この本によると、メンバーが求めるリーダーのイメージとは、「正直である」、「先見の明がある」、「わくわくさせてくれる」、「有能である」である。このクライテリアを読むと、多くのリーダは、リーダをし続ける自信を失う。本書は、こんな人たちに、下記の指針から導き出されたプラクティスの実践を通して、真のリーダになることを教えてくれる。「模範となる」、「共通のビジョンで鼓舞する」、「現状を改革する」、「行動できる環境をつくる」、「心から励ます」要は、リーダ養成虎の穴、という感じ(虎の穴がわからない?)。言うは易く、行うは難しという感もあるが、いざ、実践。

  • リーダーシップとは行動であり、誰もがリーダーになれる。役割や肩書に縛られてやるべきことを見失いそうなときに気づきを与えてくれる。

  • あー、ついに巡り会えた!!!!

    そんな感じのリーダーシップ論である。

    リーダーシップ論もいろいろあるが、どれもそうだよなー、と思いつつ、なんだかリーダーシップのある一面を取り上げているようで、全体像が分からない気がしていた。

    もちろん、それはリーダーシップという現象が、とても複雑で、まさに盲人が象をさわっているようなものなので、とりあえず、自分に一番役立ちそうなものを信じてやってみる、ということかな、とあきらめていた所である。

    このリーダーシップ・チャレンジは、リーダーシップを包括的に論じていて、かつ、網羅的、総花的ではない、しっかりとした指針になりうるものになっている気がする。

    まあ、これは好みの問題かもしれないけど。

    自分が、いろいろな本を読んだり、自分が素晴らしいと思った人を見たりして、そのよいところを組み合わせて、やろうとしていたことが、まさにきれいに1冊にまとまっていた、という感じで、もう他のリーダーシップの本はいらない気がしてきた。

    これ1冊でよい。

    さらには、すべてのリーダーシップは信頼の上に立つという一言だけでもよいのかもしれない。

  • かなり分厚い本だが、一気に読める。
    模範的リーダーとはどんな特徴があるかを5つの実践指針を基本として、具体的な実践について説明している。
    5つの実践指針と、10の実践
    1.模範となる(Model the way)
     ・価値を明確にする(Clarify values)
      具体的行動
      ・自分自身の声で語る
      ・共通の価値観を確立する
      実践のためのステップ
      ・自分あてに賛辞を書く
      ・自分の信条を書く
      ・メンバーと信条を語り合う
    ・手本を示す(Set the example)
      具体的行動
      ・共通の価値観を自ら実践する
      ・価値観の実践方法をメンバーに教える
      実践のためのステップ
      ・セルフチェックをする
      ・ルーチンの質問をつくる
      ・会議に物語を取り入れる
      自分で強化したい事:目的を持って質問する
    2.共通のビジョンで鼓舞する(Insire a shared vision)
    ・未来を思い描く(Envision the future)
     具体的行動
     ・可能性を探る
     ・共通の目的を見つける
     実践のためのステップ
     ・自分のしたいことを明確にする
     ・常に先を考えて行動する
     ・メンバーが求めているものをたずねる
    ・メンバーの協力を得る(Enlist others)
     具体的行動
     ・共通の理想に訴える
     ・ビジョンをいきいきと描く
     実践のためのステップ 
     ・共通のビジョンを書く
     ・ビジョンに命を吹き込む
     ・コミュニケーション能力と表現力を磨く
    3.現状を改革する(Challenge the process)
    ・チャンスを見つける(Search for opportunities)
     具体的行動
     ・自発的に行動する
     ・外の世界を観察する
     実践のためのステップ 
     ・すべての仕事を冒険とみなす
     ・現状を問い直す
     ・全員でアイデアを探る
    ・実験しリスクをとる(Experiment and take risks)
     具体的行動
     ・小さな勝利を重ねる
     ・経験から学ぶ
     実践のためのステップ 
     ・事後分析を行う
     ・事前分析を行う
     ・心の弾力性を高める
     ハーディネス(心の頑健さ)の高い管理職の特徴
     ・コントロール(制御)力が高い
     ・コミットメント(関わりあい)力が旺盛
     ・チャレンジ(挑戦)力が旺盛
    4.行動できる環境をつくる(Enable others to act)
     ・協働を促す(Foster collaboration)
     具体的行動
     ・信頼の風土を培う
     ・メンバー間の交流を増やす
     実践のためのステップ 
     ・まずは自分が信頼する
     ・「私たち」という守護で語り、メンバーの意見を聞く
     ・交流しやすい環境をつくる
    ・メンバーに力を与える(Strengthen others)
     具体的行動
     ・メンバーの自己決定権を拡大する
     ・メンバーの能力と自信を深める
     実践のためのステップ 
     ・各自の責任範囲を広げる
     ・メンバーを引き立てる
     ・毎月コーチングのための会話をする
    5.心から励ます(Encourage the heart)
     ・功績を認め、感謝を伝える(Recognize contributions)
     具体的行動
     ・ベストを期待する
     ・相手に合わせて感謝を伝える
     実践のためのステップ 
     ・メンバーの心を動かすものを知る
     ・メンバーのもとを訪れる
     ・商社の態度を育てる
     ・価値観をたたえ、勝利を祝う(Celerate the values and victories)
     具体的行動
     ・コミュニティ精神を生み出す
     ・進んでメンバーと交流する
     実践のためのステップ 
     ・今すぐ組織に祝事を取り入れる
     ・祝事を通して組織の価値観を強化する
     ・自分自身が楽しむ
    称賛されるリーダの特質でどの国で行われても共通する特質
    ・正直である(Honest)
    ・先見の明がある(Forward-looking)
    ・わくわくさせてくれる(Insrting)
    ・有能である(Competent)

  • 色々と参考になる事例が沢山書いてある良書。ただ、ちょっと欧米風味な事例が多く、アジア圏ではどうなのかちょっと疑問。しかしながら、原則は東洋的な精神に通じるものがあり、腹に落ちた。

    この原則がリーダーシップの真髄だとすれば、自分はこれとは真逆の考え方、生き方をしてきたことになる。この点は今後、改めて行かなければならないと感じた。

  • とにかくすごい。ここまでリーダーシップのことがまとまっているなんて。必読。

  • Coach A お勧め
    2013-1-13 復習完了
    1章活性化

  • リーダーは言行一致。

  • リーダーシップのバイブル。

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