音楽 (あたらしい教科書 8)

著者 :
  • プチグラパブリッシング
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本棚登録 : 92
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903267395

作品紹介・あらすじ

プッチーニ、ドビュッシー、ピアフ、マイルス、ビートルズ、ケージ、武満、YMO、ビョーク…。古今東西の、あらゆる「音楽」がつながる20世紀 一般教養として学びたい、クラシックからポップスまで。

感想・レビュー・書評

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  • クラシックの音楽家を中心に、現代に活躍するアーティストに影響を与えたビートルズ、YMO、ビョークとか
    マニア好みのケージ、武満などなど
    音楽好きが喜ぶアーティストがたくさん紹介されています。


    紹介されているアーティストはメジャーな人ばかりなので、きっと図書館やTSUTAYAでも借りれるアーティストばかりだし、音楽マニアだけではなく、新しく何か自分の知らない音楽を聞いてみたいな(その発想がすでにマニアかもしれないけど)人には楽しく読める1冊だと思います。

  • 『プッチーニ、ドビュッシー、ピアフ、マイルス、ビートルズ、
    ケージ、武満、YMO、ビョーク…
    古今東西の、あらゆる「音楽」がつながる20世紀
    一般教養として学びたい、クラシックからポップスまで』

    ヴィレッジ・バンガードで買いました。
    私の好きな、小沼純一さんが監修してたのでつい…。

    あらゆるジャンルの、有名どころの音楽家を紹介している本です。
    そして、その音楽家の説明を入り口にして、
    数々の音楽のジャンルの、成り立ちや意味合いを詳しく教えてくれる、
    有り難い教科書です。

    音楽初心者向けに作られているので、とても読みやすいです。
    親切な注釈が沢山書かれているので、
    置いて行かれずに、ちゃんと理解できます。
    情報の確かなウィキペディアって感じです。

    クラシック、ジャズ、ノイズ、ヒップホップ、
    現代音楽など、一見すると繋がりそうにないジャンルを
    地続きに紹介しています。
    果てはアナログからデジタルへの、時代の移り変わりの編纂まで…。

    間に挟まれているコラムもとてもおもしろく、
    『未来派/ノイズ』『電子音楽からエレクトロニカへ』
    『サンプラー』『ギターの歴史』『映画音楽』などなど、
    とても読み応えがあります。

    それと、1900年から1990年にかけての音楽史の編纂を、
    各章ごとに、10年単位で説明しているので、
    全体の流れが掴めて理解しやすいです。

    ビョークやライヒに、マイルス・デイヴィス、
    ガーシュインにピアソラにイーノなど、
    生まれた世界も活動のフィールドも違う音楽家たちを、
    同系列で捉えているところに、とても感心します。

    好きなジャンルしか認めない、というような、
    門戸の狭い価値観を一蹴してくれるようで、スカッとします。
    ちょっとジャズとクラシック率が高いですが…。

    とても為になる本なので、あらゆる音楽ジャンルに興味が有る方への
    入門書にはもってこいです。

  • 学校で習う音楽史を、時代的に補完してくれます。

    1900年代から1990年代までをカバー。

    よく知っているミュージシャンが音楽史的にはどう位置するのか、俯瞰できます。

  • あたらしい教科書シリーズ第八弾。
    20世紀の音楽について、歴史順に説明されている。クラシックなどよりも新しいジャンルに重きが置かれている。

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著者プロフィール

1959年東京都生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門は音楽文化論、音楽・文芸批評。第8回出光音楽賞(学術・研究部門)受賞。創作と批評を横断した活動を展開。主な著書に『無伴奏──イザイ、バッハ、そしてフィドルの記憶へ』(アルテスパブリッシング)、『武満徹逍遥──遠ざかる季節から』『魅せられた身体──旅する音楽家コリン・マクフィーとその時代』(以上、青土社)、『本を弾く──来るべき音楽のための読書ノート』(東京大学出版会)、『映画に耳を──聴覚からはじめる新しい映画の話』(DU BOOKS)、『音楽に自然を聴く』『オーケストラ再入門』(以上、平凡社新書)ほか。創作に『しっぽがない』『ふりかえる日、日──めいのレッスン』(以上、青土社)、『sotto』(七月堂)ほか。

「2023年 『小沼純一作曲論集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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