- Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903602127
感想・レビュー・書評
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生まれも育ちも岩手で、岩手から出たことがない著者による、岩手ライフを描いたエッセイマンガ。
雫石町在住ということで、町のお祭りや農業など日々に暮らしが描かれているほか、震災後に、同じく岩手在住のイラストレーターたちと行っているボランティア活動についても触れられているのだけど……。
あらためて、岩手って広いよなぁ! と思った。東北方面の地理に詳しくないので、「久慈」とか「小岩井」とか「遠野」とか、聞いたことのある地名はあっても。位置関係を知るとビックリする。私が行ったことのある大船渡がたびたび出てきて、ちょっと嬉しくなったのだけど、雫石町から大船渡まで、車で3時間ぐらいかかるっていうんだもの!
雫石町はかなり内陸にあり、震災の被害は沿岸部ほどではなかった様子。そのことで、著者が何度か「内陸でごめんなさい」と言っていて、ああやっぱりそんな風に思っちゃうものなんだなぁ……としんみりした。だって、被害が甚大ではなかったとしても、大変だったことは変わりないと思うから。
しかし、そのださんのボランティア活動に対するスタンスが、無理がない感じで良いとおもった。まだまだこれからもいろいろなサポートが必要だからこそ、無理なく続けていくことが大切よね……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
購入
岩手出身、岩手在住の作者による、
登場人物も場所もほぼ岩手100%のエッセイ漫画。
作者の日常と言いながら、
岩手の文化や言葉にも触れることができる。
観光雑誌では見えない、素の岩手を知ることができるかも。
絵や雰囲気も好みなので、スルっと読めてしまった。
作者は時々地元のテレビにも出ているようなので、
いつかお顔を拝見してみたい。 -
雫石在住の漫画家そのだつくしさんのご当地マンガ「ずったり岩手」。
岩手県出身者なら読みながら「そう!そう!」と言ってしまう内容。
後半は被災地でのボランティア似顔絵描きの話が中心ですがその行動力には頭が下がります。でもしんみりした話ではなく、彼女の天真爛漫なキャラクターのせいか何度も笑ってしまいました。
仕事で何度も雫石にある彼女の仕事場に通ったことが懐かしいです。