- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903620534
感想・レビュー・書評
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人の(男の)プライドという「虎」に喰われてしまえば人として生きていけない。「虎」というプライドは飼い慣らさなければならない。分かりやすいモデルとしてスポーツの世界での生き方がある。プロ野球選手などでも「虎」に喰わてしまった人達の人生模様は昔からよく語られているので、今更言うまい。
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表紙の岡田将生さんにつられて。山月記は高校の教科書に載っていたので、李陵が読みたかった。
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教科書にも載っているお話です。
人との交わりをさけ、自分は他の人間よりも出来ていると
思っている男が、トラになってしまうお話。
なぜ、トラになったのか?トラとなった男の口から真実が
話されます。 -
ジャケ買い
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*山月記
「臆病な自尊心」という言葉は、ぐさっとくるものがある。
私も虎になってしまいそうだ…。
ところで、こういう漢文調の文体が結構好きだと最近気づいた。
*李陵
前漢武帝の時代、匈奴に捕われた武将・李陵の話。
彼を庇って宮刑になった司馬遷は「生きながらえるためには、どうしても、完全に身を亡きものと思う必要があったのである」という件に涙。
歴史の教科書には、司馬遷は宦官になって『史記』の完成に力を傾けた、…なんて書いてあるけど、そんなあっさりなもんかい、とずっと思っていたので。
【2010.02.17】 -
高校時代に教科書でやった作品だったので、実際本で読んでみてとても読みやすかった。
授業では、少ししか触れることができなかったので、もう一度読んで、
内容をもう一度確認することができてよかったです。 -
高校のときに授業で読んだ。
覚えてる作品は少ないなかで、
これは衝撃的。
そしたら、母さんの好きな作品だったこともわかって、
また一目置いたの、覚えてる。
だから、岡田くんのはまた改めて読んでみようかな。